「日本人は遺伝的に太りやすいのか?」~広島大学履修生日記(食品健康科学 第9回)

今週も第9回目の
広島大学生物生産学部「食品健康科学」の講義に行って来ました(^^)/


この日は、これまでの空梅雨から一変して、日本列島に大雨をもたらす悪天候になったのですが、幸い広島は、予報より早く前線が通過したため、雨もぱらつく程度で、無事バイクで通学することができました。

大学構内に咲いていた花菖蒲も、直前まで激しく降っていた雨に打たれて、頭を下げていましたね。




この日の講義のテーマは、
「褐色脂肪細胞と遺伝」です。


体脂肪には、
■体内の余分なエネルギーを脂肪として蓄積する白色脂肪細胞と、
■体脂肪を燃焼し熱を産生する褐色脂肪細胞があり、

寒くなると、褐色脂肪が白色脂肪が蓄えたエネルギーを使って熱を産生することで、体温を上昇させる働きがあります。


具体的には、
寒いという感覚が脳視床下部を刺激し、
アドレナリンの分泌を促します。

アドレナリンは、褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞に作用し、
褐色脂肪細胞が白色脂肪細胞のエネルギー源(中性脂肪から脂肪酸を放出)を使って、熱を産生し、体温を上昇させることができるのです。


この
褐色脂肪細胞は、赤ちゃんの頃は全身に存在しますが、成長とともに減少し、
成人になると主に肩甲骨周りに存在しますので、
肩甲骨周りを鍛えることで、褐色脂肪細胞も活性化します。

『褐色脂肪細胞の活性化には肩甲骨トレーニング』


しかし、この
褐色脂肪細胞の働きには個人差があり、
気温が20度を下回ってくると褐色脂肪細胞が熱産生を始めるのですが、中には
褐色脂肪細胞の働きが悪い方もいます。

この理由としては、脳視床下部から分泌されたアドレナリンは、
褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞に存在する
β3アドレナリン受容体に作用
し、
次に
褐色脂肪細胞に存在する
UCP1というたんぱく質がエネルギー(ATP)を生み出す代わりに熱を生み出すように作用
し、
そのエネルギー源として
白色脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪から脂肪酸が褐色脂肪細胞に放出されるのです。

この際にポイントとなる、
β3アドレナリン受容体とUCP1の働きは、遺伝的に個人差があり、
■β3アドレナリン受容体は、
日本人の約3人に1人が働きが悪く
■UCP1は、
日本人女性の約4人に1人が働きが悪い

と言われています。

これらの遺伝子な個人差によって、
■β3アドレナリン受容体については、
基礎代謝で約200kcal
■UCP1については、
基礎代謝で約100kcal

の影響があるため、これらの働きが悪いと、
太りやすくなったり、低体温・冷え性になったりすることになるのです(>_<)

しかも、これらの遺伝子は
優性遺伝とのことで、
両親のいずれかが働きの悪い遺伝子を持つと、こどもにも働きの悪い遺伝子が伝わることになります。

通常は、悪影響のある遺伝子は、劣勢遺伝になることが多く、両親のいずれかが悪影響がある遺伝子を持っていても、
どちらかが正常な遺伝子を持っていれば、こどもには悪影響のある遺伝子は伝わらないことになるのです。

これらは果たして、日本人が遺伝的に太りやすい民族であることを示しているのでしょうか?


一方で、これらの遺伝子は、
倹約遺伝子とも言われていて、
エネルギー消費を抑えることで長寿をもたらすという側面もあり、実際、
欧米人に比べて日本人の場合は、これらの倹約遺伝子を持つ人は約2割と2倍以上にもなっています。

これは
日本人が欧米人に比べてインスリンの働きが弱いことが長寿をもたらすこととも併せて、
日本人が長寿民族となっている要因とも考えられています。

『「糖尿病になりやすい日本人は長寿民族!」~「ダイエット」通信(補足号その92)』


しかし、これらの
日本人の遺伝的な特性が長寿をもたらすためには、正しい食生活が前提になります。

つまり、
糖質を控えてたんぱく質や脂質などの必須栄養素をしっかり摂る正しい食生活によって、
■追加インスリン分泌も抑えられ、
■貯えられた適正な体脂肪をエコモードで消費する

ことで、
健康と長寿をもたらすことになりますね(^O^)/


一方で、
糖質を過剰摂取して必須栄養素が不足する間違った食生活を行っていると、
■糖質の過剰摂取で体脂肪が蓄積され、
■倹約遺伝子の働きで、白色脂肪細胞の体脂肪燃焼が進まず、肥満が進行し、
■同じく、褐色脂肪細胞の熱産生が活性化しないため、低体温・冷え性となり、免疫力も低下し、
■インスリン分泌が弱いため、糖尿病やがんなどに罹ってしまい、


健康を損ない、ひいては命を縮めてしまうことになりかねません(>_<)


節約遺伝子を多く持ち、長寿を全うできる体質を持つ日本人が、
糖質を過剰摂取することで、短命に終わってしまうのは、
本当にもったいない話ですし、愚かな行為ですよね(>_<)

ぜひ、
糖質を控えてたんぱく質や脂質をしっかり摂る正しい食生活を行うことで、
長寿民族である日本人として、いつまでも若々しく、元気で長生きしていきたいですね(^O^)/



『広島大学履修生日記』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

「魚を食べると頭が良くなるのか?」~広島大学履修生日記(食品健康科学 第8回)

今週も第8回目の
広島大学生物生産学部「食品健康科学」の講義に行って来ました(^^)/


広島は先週梅雨入りしたにも関わらず、ずっと空梅雨が続いていて、この日も真夏のような良い天気でした。

梅雨前には、毎週のように講義の日には雨模様だったのに、皮肉なものですね。


大学に行く途中にある鏡山公園の湖が、本当に鏡のようにきれいに晴れ渡っていました(^^)/




この日の講義のテーマは、
「DHAと脳」です。


魚を食べると頭が良くなると言われますが、
これは果たして本当なのでしょうか?


脳で情報伝達を行う
神経細胞は、
情報を送り出す突起(軸索)
情報を受け取る突起(樹状突起)を持っています。

この軸索と樹状突起を介して神経伝達物質を伝えることで神経細胞同士の情報を伝達する場所が
シナプスになります。


神経細胞同士は、接触することはできないため、
より正確に情報伝達を行うために、神経細胞間の距離を縮める必要があるのですが、神経細胞は移動できないため、
情報を送り出す神経細胞は、軸索を長く伸ばし、また
情報を受け取る神経細胞は、樹状突起を多く構えることで、
両者の距離を縮め、神経伝達物質を正確に伝達しようとします。

このため、
神経細胞は、軸索を伸ばしたり、樹状突起を増やしたり、情報伝達物質を放出したり受け取ったりできるように、
より柔軟性が必要となるのですが、細胞は細胞膜で覆われているため、この
細胞膜の構造がポイントになります。


細胞膜は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸で構成されており、このうちの
不飽和脂肪酸によって、細胞膜の柔軟性が変わってきます

脂肪酸は、炭素が結合することでできていますが、不飽和脂肪酸には、その結合方法の中に、
「二重結合」という不安定な結合があって、この
二重結合の位置や数で、不飽和脂肪酸の種類が決定されてきます。

オメガ3は3番目に最初の二重結合があり、オメガ6は6番目に最初の二重結合があって、
脂肪酸は二重結合の位置で折れ曲がっているために、
二重結合が多い脂肪酸ほど、より柔軟性があるということになります。

『脂肪酸の様々な種類について』


オメガ3の代表的な脂肪酸としては、
α-リノレン酸がありますが、これには
二重結合は3カ所存在しています。

α-リノレン酸は、
体内で魚に多く含まれているEPA→DHAと変換されていくのですが、
二重結合はEPAには5カ所
DHAには6カ所存在しています。

つまり、
DHAが最も二重結合が多く、柔軟性が最も高い脂肪酸ということなのですね。

このため、
ニューロンにはDHAが最も多く存在し、また、
脳の関所である血液脳関門を通過できる脂肪酸はDHAのみとなっているのです。


こちらの
吉冨さんの投稿には、それぞれの脂肪酸の形も掲載されていますので、よりイメージがつかめると思います(^^)/

『脂質の構造と性質』


講義では、
魚を積極的に食べると、ニューロンにおけるDHAが増加し、神経伝達物質のやりとり(情報伝達や記憶)が活性化するので、脳に良い効果をもたらすとの説明がありました。

確かに、DHAはニューロンには欠かせない脂肪酸だと思いますが、ニューロンにおけるDHAの割合には一定の限度があるようですので、どちらかと言えば、
DHA不足によってニューロンの働きが悪化するため、DHAをしっかり摂ることで、脳の働きの低下を防止できるという方が正確な表現なのでしょうね。


また、
DHAは不安定な二重結合が最も多い脂肪酸のため、その分、
酸化するリスクも最も高いことになります。

そのため、
糖質の過剰摂取による糖化・酸化リスクには十分に注意する必要があり、それらが神経細胞膜の酸化をまねき、
認知症や脳血管疾患などの原因になってしまいますので(>_<)
魚をいくら積極的に摂っていても、ご飯などの糖質を多く摂っていれば、脳の劣化は避けられないことになりますね(^^;


むしろ、
脳のエネルギー源をブドウ糖からケトン体に切り替えることで、
ケトン体は、エネルギー効率が良く、安定的に供給され、酸化リスクなどが少ない(むしろ認知症などの改善効果がある)安全なエネルギー源になりますから、
頭の働きも良くなり、脳の劣化予防にも最適ということになりますね(^O^)/

『「頭が良く回るのはブドウ糖?ケトン体?」~「ダイエット」通信(補足号その56)』


実際、
私は、糖質を控えて、肉や魚やたまごを中心にしたケトン食に切り替えてから、頭の働きはとても良くなったと実感していまして、自分より30歳以上も若い学生たちに交じって一緒に講義を受けたり、試験を受けても、全く遜色ないのも、
ケトン体とDHAのおかげだろうと思っています(笑)


私の食事の内容や栄養素の状況は、こちらをご参照ください。

『(特別編その2)スーパーでの食材レポート』



『広島大学履修生日記』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

「コレステロールは本当に悪者なのか?」~広島大学履修生日記(食品健康科学 第7回)

今週も第7回目の
広島大学生物生産学部「食品健康科学」の講義に行って来ました(^^)/


この日は、朝からかなりの雨となり、バイクでの通学はあきらめて高速バスで大学に行くことにしました。

今年の大学の講義の日は、雨がとても多く、これまでの7回のうち5回が雨となりました(>_<)

広島も、この日に梅雨入りとなったため、来週以降の天気もまた心配です(^^;


大学に到着して、生物生産学部の建物へ向かって歩いていると、周りの木々も、新緑の季節から段々と色濃くなってきているようです。




この日の講義のテーマは、
「コレステロール」です。


コレステロールは、世の中では悪いイメージで言われることが多いのですが、コレステロールは、
細胞膜やホルモンなどの原料になる身体にとってはとても大切な成分です。

実際、
コレステロールが低いほど、がんになりやすく、また認知症にもなりやすく、死亡率も高いというデータもあり、コレステロールの重要性が示されています。

しかし、なぜ、コレステロールは悪者扱いされることが多いのでしょうか?


コレステロールは、
食事で摂る他にも身体の中(肝臓)で合成されます。

これは、肝臓内のコレステロールの濃度を一定に保つ身体の働きがあるため、食事で摂る量が変わっても、その分肝臓で合成される量が調整されることになります。


食事で摂ったコレステロールも肝臓に運ばれ、肝臓で合成されたコレステロールとともに、身体の各組織に運ばれることになります。

脂溶性であるコレステロールは、水溶性の血液に溶け込むことができませんから、
コレステロールと中性脂肪をたんぱく質でくるんだリポタンパク質(LDL)となって、血液を通して身体の組織に運ばれていきます。

このときに、中性脂肪はLDLから分離されて、各組織に取り込まれて脂肪酸に分解され、エネルギー源となって使用されていきますが、コレステロールは、LDLのまま、各組織に吸収され、細胞膜やホルモンなどになり、各組織で活用されていきます。

不要となったコレステロールは、HDLとなり、肝臓に回収された後、
胆汁酸に代謝されます。

胆汁酸は、食事で摂った脂質を小腸で吸収するときに、
脂質を胆汁酸でくるむことで、体内に取り込みやすくする働きがあり、胆汁酸は、脂質と一緒に吸収された後、肝臓に届けられ、また
コレステロールとなり、再利用されます。


講義では、
LDLが変性して酸化LDLとなると、それが血管に癒着していき、ひいては動脈硬化の原因になるため、高LDLは身体に悪影響があるとの説明がありました。

これが、コレステロールが悪者と言われる理由なのですが、
この話は間違っています


動脈硬化の原因は酸化LDLが増加することであり、
酸化LDLはLDLが酸化することで発生します。

つまり、
悪いのはLDLが多いことではなく、それを酸化する原因、つまり過剰な活性酸素の発生であり、その
最も多い原因は、糖質の過剰摂取による糖化(抗酸化酵素の糖化)および酸化(追加インスリンによる酸化)なのです。

『「本当に悪いコレストロールとは?」~「ダイエット」通信(補足号その97)』


それにも関わらず、世の中では、
LDLを悪玉コレステロールと呼び
数値が高くなると、スタチンなどのコレステロール降下剤で、LDLを低下させようとします

スタチンは、肝臓でのコレステロールの合成を阻害する薬なのですが、肝臓でコレステロールを合成するには、ATPを作り出す元になるアセチルCoAから20ステップ以上の酵素反応が必要となります。

つまり、
本来エネルギーとなるアセチルCoAを使用し、非常に多くの代謝とエネルギーを要して、コレステロールは合成されるのですから、
それだけコレステロールは身体にとっては大切なものということを表しています

また、
胆汁酸をコレステロールとして再利用するのも、コレステロールが貴重であることを表しているのですが、この
胆汁酸が再利用できないようにして、排出させるような薬も開発されているとのことです。


結局、不足するとがんを初めとした様々な病気や死亡率が悪化する
身体にとって非常に大切なコレステロールを、多いと動脈硬化の原因となると悪者扱いし、それをスタチンなどのコレステロール降下剤で無理やり下げて、薬漬けにしているのが現状なのです(>_<)

ちなみに、
スタチンは世界で最も売れている薬であり、その副作用も非常に多いにも関わらず、
医者に言われるがまま、服用している薬好きの日本人は非常に多いです(>_<)


結局、
自分の身体は、人任せにするのではなく、自ら正しい知識を身につけ、自ら守っていくしかないと私は思っています。


この日の講義も、一緒に受講していた多くの学生たちはどう考えたのでしょうか?

担当教授の話を全て鵜呑みにしていると、
コレステロールは、身体にとって大切な成分であるが、多すぎると動脈硬化の原因になるので、高LDLのときは、スタチンなどの薬で低下させることが有効である、と理解した学生がほとんどなのでしょうね。

そして、彼らは、大学の研究室に入り、その後、製薬会社などに就職して、そのような薬の開発に携わっていくことになるのでしょう。


暗記と計算の偏重ではなく、
自ら疑問を持って、自分の頭で考える力を育むこと
それが何よりも大切だと私は思っています。

『暗記と計算』



『広島大学履修生日記』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

「ビタミンDが骨を強化するのはなぜ?」~広島大学履修生日記(食品健康科学 第6回)

今週も第6回目の
広島大学生物生産学部「食品健康科学」の講義に行って来ました(^^)/


この日は曇りがちでしたが、5週連続の雨にはならず、バイクで無事に大学に到着しました(^^)

大学の新緑もきれいですが、晴れるともっと鮮やかに青空に映えるのですけどね。




この日の講義のテーマは、
「ビタミンDの働き」です。

ビタミンDは
脂溶性ビタミンですので、水溶性ビタミンと違って、脂質でできている
細胞壁を簡単に通過することができ、核内にも入ることができます

ビタミンDは、核内に入った後、
ビタミンD受容体と呼ばれる核内受容体に結合し、
DNAのスイッチをオンにして、
様々な働きが行われることになるのです(^^)


このように、ビタミンDはビタミンでありながら、身体の中で分泌されて、核内受容体と結合し、様々な働きを行うことから、同じ脂溶性ビタミンの
ビタミンAとともに、脂溶性ホルモンの一種と位置付けられています。

脂溶性ホルモンは、他にも、性ホルモンや、ステロイドホルモンや甲状腺ホルモンがあります。


ビタミンDは、食事で摂ることもできますが、その
ほとんどは、皮膚などにあるコレステロールから、紫外線を浴びることで作られますので、
毎日、太陽光を浴びることがとても大切になります。

日焼けを気にして過度な紫外線対策を行っている日本人女性の多くが、
ビタミンD不足となっており、後ほどお話しする、
骨粗しょう症や、うつ症状や、がんなどの原因になってしまいますので、要注意ですね(>_<)

『紫外線対策によるビタミンD不足!』


ビタミンDは、
コレステロールから紫外線を浴びることでビタミンD3となり、その後肝臓や腎臓に運ばれて
活性型ビタミンDになります。

この
活性型ビタミンDになることで、
ビタミンD受容体に結合することができるようになり、
様々な働きを行うことができるのです(^^)/


ビタミンDの働きの一つに、
骨の強化がありますが、ビタミンDは、骨の構成成分の一つである
カルシウムの吸収を助ける働きと、
骨の新陳代謝を行う
骨芽細胞(骨を作る細胞)と破骨細胞(骨を壊す細胞)を活性化する働きがあります。


カルシウムは、食事などで摂取すると、
腸から、上皮細胞を通って、血液に入ることで身体に吸収されるのすが、この
上皮細胞は身体に不要なものや有害なものが入ってこないようにガードする役割があります。

カルシウムも、上皮細胞に入って、そのまま血液に入ることができるのですが、
上皮細胞中のカルシウムが一定濃度になると、それ以上入らないようにガードされてしまいます。

このときに、ビタミンDが
活性型ビタミンDとなり、上皮細胞のビタミンD受容体に結合すると、カルシウムと特定のたんぱく質との結合が促進され、その結果
カルシウム濃度が低下し、さらにカルシウムを取り込むことが可能となり、
カルシウム吸収が促進されることになるのです(^^)/


同様に、
活性型ビタミンDが骨芽細胞や破骨細胞内のビタミンD受容体と結合
すると、それぞれの細胞の働きが促進され、
骨の新陳代謝が活性化することになるのです(^^)


講義では説明が省略されましたが、
ビタミンDは免疫細胞内のビタミンD受容体に結合することで、免疫細胞の働きを活性化し、
免疫力を向上する働きもあります(^^)/

さらに、吉冨さんのお話では、
乳腺などの細胞内のビタミンD受容体と結合することで、
がん細胞の転移を抑制する働きがあり、
がん死亡原因の約9割を占める転移性がんを抑制する効果があるとのことなのです(^O^)/

『転移性乳がんとビタミンD欠乏』


女性に多い転移性乳がんは、
過度な紫外線対策によってビタミンD不足となり、
骨粗しょう症などの原因になるとともに、
転移性乳がんの原因にもなってしまうのですね(>_<)

やはり、
太陽光を浴びることは、特に女性にとって、とても大切なことなのですね(^O^)/

『「太陽光を浴びると健康になり不足すると病気になる理由」~「ダイエット」通信(補足号その135)』


講義が終わって、この日は午後に担当教授の研究室にお伺いする予定でしたので、久しぶりに学食に行くことにしました。


私のこの日の体に優しい学食メニューは、

■セルフバー(鶏のから揚げ、スクランブルエッグ)(動物性たんぱく質、動物性脂質)
■セルフバー(ブロッコリー、わかめ、オクラ、紫玉ねぎ、ツナ)(動物性たんぱく質、動物性脂質、食物繊維)
■巣ごもりたまご(動物性たんぱく質、動物性脂質、食物繊維)
■納豆(発酵食品)

■味噌汁(発酵食品)


合計449円の、
糖質控えめで、たんぱく質、脂質、発酵食品が中心の体に優しいメニューになりました(^O^)/




午後に
担当教授の研究室をお伺いし、様々な研究の様子や内容を紹介して頂きました。

内容については、現在研究中のものも多いので割愛させて頂きますが、研究テーマとしては
機能性食品による病気などの改善効果で、研究内容によっては、
製薬会社などとも連携しているとのことでした。


私は、機能性食品や薬などで病気を改善していくこともさることながら、
病気にならないための、正しい食事や栄養摂取が何よりも大切だと思っているのですが、やはりここでもそれが置き去りにされている(もしくは間違った食事や栄養摂取が前提になっている)ことが、残念に思えて仕方がありませんでした。

考えてみると、
正しい食事や栄養については、なかなか商売に繋がらないし、また、
日本人は、すぐに、ダイエット食品や、健康食品や、薬などに飛びつく傾向があるので、
正しい食事や栄養の普及には、まだまだ大きな山があると感じました。


『広島大学履修生日記』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

「エネルギー不足が長寿を促進する?」~広島大学履修生日記(食品健康科学 第5回)

今週も第5回目の
広島大学生物生産学部「食品健康科学」の講義に行って来ました(^^)/


この日は、午後から小雨予報でしたが、バイクで行っている途中から早くも小雨がぱらつき始めました。

昨日までずっと晴れていたのに、どうも講義のある日は天気が崩れることが多いです(^^;


大学に着いて、構内を見てると、木々も小雨で色鮮やかに見えてきれいですね(^^)




この日の講義のテーマは、
「食と長寿」の続きです。


前々回の講義で、
低インスリンがサーチュイン遺伝子を活性化し長寿をもたらすとの説明がありました。

『「長寿の秘訣はカロリー制限なのか?」~広島大学履修生日記(食品健康科学 第3回)』


そのときの講義の最後に、
エネルギー不足はマイナス面のみならずプラス面の効果もあるとの話が少しありましたが、今回はその話になります。


ミトコンドリアで
エネルギー(ATP)を作り出すものの中に、
NADHがあります。
(ATPを作り出すものは、NADH以外にもFADH2などがあります。)


簡単に説明すると、
NADHはナイアシン(ビタミンB3)から作られる高エネルギー型の補酵素で、この
NADHが低エネルギー型のNAD+に変換されるときに、
エネルギー(ATP)が生み出されるのです。

つまり、
糖質や脂質などのエネルギー源を元に、高エネルギー型のNADHが一旦作られ、それをミトコンドリアで
低エネルギー型のNAD+に変換することで、
ATPを作り出しているのです。


この
低エネルギー型のNAD+が増えてくることでも、
サーチュイン遺伝子が活性化し長寿をもたらすとの説明がありました。

NAD+が増えるということは、身体の中に低エネルギーの補酵素が増加するということですから、
身体はエネルギー不足の状態になります。

この
エネルギー不足と低インスリンが、サーチュイン遺伝子を活性化することから、カロリー制限が長寿をもたらすとの説明があったのです。


しかし、これも
カロリー制限よりも、十分なケトン食を食事回数を減らして摂る方が効果的なのは明らかです。

つまり、スーパー糖質制限+適度なたんぱく質+十分な脂質である
ケトン食は、カロリー制限より低インスリンですので、より効果的になります。

さらに、
1日での食事回数を減らす(1日3食から1日2食、さらに1日1食)ことで、空腹時間を延ばし、エネルギー不足の状態を作り出す方が、カロリー制限より効果的になりますよね。


また、講義では説明はありませんでしたが、吉冨さんのお話にもあるように、
サーチュイン遺伝子の活性化は、脂質代謝も促進します。

『脂質代謝を上げるには』


■十分なケトン食、
■ファスティング、
■ケトン体モード、
■オートファジー活性化、
■サーチュイン遺伝子の活性化、
■脂質代謝の促進、
■長寿、

これらが全て繋がっていることは、非常に納得感がありますよね。


これらは、
人間の太古での食生活を考えたときに、
獲物を狩ることで、十分な量の肉を中心に食べ
(ケトン食)
、そのまま
場合によっては何日も食べずに
(ファスティング)
、また狩りを行うという繰り返しだったはずですので(現在の野生の肉食動物はまさにそうです)、
そのような食生活が、最も身体に良く長寿をもたらすと考えられますよね。


また講義では、
エネルギー不足の際にも、十分なNAD+やNADHがないと効果が生まれないので、
これらの元になるナイアシンの摂取がより重要だとの説明もありました。

これは、まさに藤川先生が仰っているように、
ナイアシンの唯一の副作用は「寿命延長」との話とも合致しますね(^^)/

『ナイアシンはコーディングとATP合成に関与して寿命を延長する』


少しずつ、藤川先生や吉冨さんが仰っている話が、
肌感覚で理解できるようになってきました(^^)/

新しい話を聞くことで、これまで表面的に理解していた話と繋がり、両方の話がより深く正しく理解できるようになるので、やはり大学などでの講義の機会はとても重要ですね(^O^)/

しかし、何でも人の話を鵜呑みにするのではなく、
正しい情報とそうでない話との取捨選択ができないと、いつまで経っても真理には近づいていきませんから要注意ですね(^^;



講義が終わって、外に出ると、さらに雨が本降りに変わっていました(^^;

今回もケトン体モードのおかげで、特にお腹も空いていませんし、サーチュイン遺伝子の活性化のために、学食には行かずにそのまま帰ることにしました(笑)


来週は、
担当教授から講義の後に研究室に招かれていますので、それもまた楽しみです。

果たして、どのような研究をされて、どのような議論をされているのでしょうか?

この話もまたレポートしますね(^^)/



『広島大学履修生日記』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
Facebookユーザーネーム:yart0108

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR