(生命保険の見方など)本当に必要な生命保険その7

本当に必要な生命保険の第7回目です。


今回は、最終回で、
現在加入されている生命保険契約の見方や、
糖質制限などの正しい食生活を行っている方に必要な生命保険
についてお話ししますね。


これまで、
将来生活シミュレーションや、それに備える、
老後生活保障(個人年金等)
遺族生活保障(定期保険等)
病気生活保障(医療保険等)についてお話してきました。


本当に必要な生命保険は、みなさんの
将来生活シミュレーションの状況によって違ってくると思いますので、
すでに生命保険に加入されている方は、その見直しを検討されていかれると宜しいかと思います。

その際に、
現在加入されている生命保険契約の見方や、
糖質制限などの正しい食生活を行っている方に必要な生命保険
について、お話ししていきたいと思います。


【現在加入されている生命保険契約の見方】

生命保険の種類は、色々なものがあるのですが、
生命保険協会のHPには、
主な生命保険の種類についての説明があります。

『主な個人保険商品の種類』


この中で、大手生命保険会社などに加入されている方は、
定期付終身保険(定期保険特約付(更新型)終身保険)に加入されている方が多いのではないでしょうか?

定期付終身保険は、このような仕組みになります。


定期付終身保険


主契約である終身保険
一生涯の死亡保障を行い、それに
特約(オプション)として付加されている定期保険特約が、通常は10年等の
一定期間の死亡保障を行い、それが
自動的に更新していく(更新型)というタイプが多いかと思います。

この定期保険特約は、更新ごとに年齢が上昇するため、仕組図にあるように
保険料は増加していきます

この保険料負担増加を避けるために、更新時に保障の見直し(死亡保障の減額など)を行ったり、別の保険に転換したりするように、保険会社に勧められることも多いかと思います。

さらに、
様々な医療保険特約(疾病入院保険特約、特定疾病保障特約、障害特約など)がオプションであり、それらにも加入されているケースが多いと思います。


このようにパッケージとして、
様々な保障が一つの契約に付加されているケースが多いと思いますが、そのため、
現在払い込んでいる保険料が妥当なものかどうか分からなくなっている方も多いのではないでしょうか(^^;


まずは、
現在加入されている保障内容をご確認頂き、将来生活シミュレーションの状況から、
本当に必要な保障になるように、保障金額や保障種類を見直してみて、その上で、
別の保険契約で必要な保障となるように調べて、保険料比較などを行い、
最適な保障と保険料となるようにご検討されることをお勧めします。


この定期付終身保険の場合は、
遺族生活保障と病気生活保障を行うのが主目的になりますので、比較を行うのであれば、
定期保険+医療保険を各社の保険から選んで比べるのが宜しいかと思います。


なお、主契約である
終身保険は一生涯の遺族保障に貯蓄機能も備わっているというのが一つのPRポイントになりますが、その分
保険料は定期保険に比べると割高になりますので、
将来生活シミュレーションの状況からその必要性も含めてご検討されるのが宜しいかと思います。

この終身保険は、
一生涯の死亡保障に代えて老後は年金として受け取ることもできるタイプもありますが、一般的には保険料の関係から
終身保険の保険金額は少額となってiいることが多いため、年金で受け取っても十分な老後生活保障にはならないと考えられますので、別途、
個人年金などにご加入されることをご検討してはいかがでしょうか?


現在ご加入の生命保険の見直しをご検討される際には、生命保険協会に加入している会社の生命保険商品についての検索コンテンツ
「生命保険かんたんナビ」がありますので、ご参照頂ければと思います。

『生命保険かんたんナビ』



【糖質制限などの正しい食生活を行っている方に必要な生命保険】

糖質制限などの正しい食生活を行っている方の場合は、
より健康になっていきますので、その分、
死亡や病気に罹るリスクは少なくなっていくと思います。


特に、
病気に罹るリスクや、病気になった場合の医療費負担などは、
かなり減る
ことになると思われますので、ご自身の健康状態も見ながら、
医療保険の必要性や必要保障額についてご検討されてはどうかと思っています。

『(医療保険)本当に必要な生命保険その6』


同様に、
病気で死亡するリスクもかなり減ってくると思われますが、ただし、
不慮の事故などでお亡くなりになるケースもありますので、万が一のときのご遺族の生活状況を見ながら、
必要な死亡保障についてご検討されてはどうかと思っています。

『(定期保険)本当に必要な生命保険その5』


このように
健康になってくることで、死亡や病気に罹るリスクは減少してきますが、一方で
長生きリスクは増加してきます。

通常の方が、
一生涯の年金収入が得られるケースは、公的年金のみのことが多いと思われますので、
その金額だけでは不十分だと考えられますし、公的年金だと
将来受け取る年金額が保証されている訳ではありません(^^;

このため、追加で、個人年金や準公的年金で、
終身年金タイプへしっかりと加入することをご検討されてはどうかと思います。

『(個人年金)本当に必要な生命保険その3』

『(個人年金続き)本当に必要な生命保険その4』



いかがでしたでしょうか?

ご家庭の状況や健康状態などによって、必要な生活保障は異なってきますし、それに応じて必要な生命保険も変わってきます。

これらを考える際に、
一番重要なのは、
将来生活シミュレーションを行うこと
で、将来の生活の状況をご自分でご確認頂くことになります。

『(将来生活シミュレーション)本当に必要な生命保険その1』

『(将来生活シミュレーション続き)本当に必要な生命保険その2』


ご夫婦で定期的(毎年)に
将来生活シミュレーションを行う
ことで、
現在の生活の状況や将来予想についてご夫婦で共有化することができますし、お子さんの状況など
ライフスタイルの変化にも対応していくことができます(^^)

もっとも、必要な生命保険が分かっても、
保険料負担との関係で加入できる限度があると思いますので、その場合は、生活費などの
生活水準の見直しも早めに考えていく必要がありますよね。


ぜひ、これらの将来生活シミュレーションとその状況に応じた本当に必要な生命保険について、ご夫婦でご検討頂き、みなさんが、これからも安心した生活が送っていかれることを願っています(^^)/



『本当に必要な生命保険』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

(医療保険)本当に必要な生命保険その6

本当に必要な生命保険の第6回目です。


今回は、
病気やケガなどに備える医療保険についてお話しますね(^^)


最近の生命保険会社では、
病気やケガなどに備える医療保険が色々と発売されています。

この民間の医療保険の必要性を考える前に、
日本の公的医療制度についてお話しします。


ご存知のように、日本は、
国民皆保険制度として、国民全員が公的医療保険で保障されています(^^)

医療費負担も、年齢等によって異なりますが、1~3割負担で、
多くの国民は3割負担となっています。


この医療費負担においても、
高額療養費制度があり、医療費負担が過重なものにならないように、
月ごとの医療費負担の上限が設けられています(^^)/

所得等によって異なりますが、70歳未満であれば、
低所得者で2万5千円程度
高所得者でも14万円程度と、所得に応じて一定の医療費負担の上限が設けられています(^^)

『高額療養費制度』


そこで、第1回と第2回でお話しした
将来生活シミュレーションにおいて、どのような事態になれば、生活を行っていくことが困難になるのか、もう一度考えてみましょう。


これまでお話ししたリスクは、
退職後に収入がなくなったときの老後の生活に備えるリスクと、
家計を支えるご主人などに万が一のことがあった場合の遺族の生活に備えるリスクでした。

もし、家計を支えるご主人も含めてご家族が病気やケガなどになった際に、将来生活シミュレーションにはどのような影響を与えるのでしょうか?

病気やケガの場合の医療費負担は、先ほどお話ししたように、毎月の負担上限が定められており、所得に応じて家計に過重なものにならないように制度化されています。

従って、
病気やケガなどの状況が一時的なものであれば、
将来生活シミュレーションに与える影響は限定的であると考えられます。


問題になってくるのは、病気やケガになる頻度が多かったり、重篤な病気やケガなどに罹患し長期に亘って影響がある場合になります。


【病気やケガになる頻度が多い場合】

これは、ご家族の健康状態によって変わってきます。

健康状態が悪く、病気がちなご家族がいらっしゃる場合は、医療費負担が繰り返されることによって、
家計支出にかなりの負担が生じることもあり得るでしょう。

そのような場合には、
生命保険会社の医療保険などに加入することで、医療費負担の軽減を図ることも考えられるでしょう。


民間の医療保険については、現在様々なタイプが発売されており、もっとも多く一般的なものは、
病気やケガに伴う入院や手術に対して保障を行うタイプのものです。

他にも、
がんや重度の生活習慣病などに罹患した場合などに保障するタイプ
にものなど様々な医療保険が発売されています。


これらの医療保険の保険料は、生命保険会社や、その保険種類や年齢などによっても異なりますので、例えば、一般的な入院・手術に備えるタイプのものについて、生命保険会社のHPなどで保険料を計算してみてください。

その
保険料の払込総額と、仮に病気やケガになった場合の
医療保険の給付総額を比較してみて、どうなのかがポイントになります。


健康な方であれば、病気やケガになり入院・手術を行うケースというのは
かなり限定的と考えられますし、その場合の医療費負担も、高額療養費制度によって、所得に応じて限度があります。

従って、医療保険に加入していなくても、その
保険料相当額を貯蓄していれば、それで十分に賄えることになるでしょう。


一方、
健康状態が悪く病気がちな方であれば、入院・手術のおそれも高くなり、それらに伴う
医療費負担に対する備えの必要性も出てくるかもしれません。

しかし、
持病をお持ちの方であれば、保険料が高くなったり、加入に際しての条件が付いたりすることもありますので、結局、
保険料の払込総額と、医療保険の給付総額の比較については、
ケースバイケースで変わってくることになりますね(^^;


一番大切なことは、
病気などに罹患しないように、健康な身体作りを行っておくことです。


病気の原因は、ほとんどが
間違った食生活による質的栄養不足ですので、
正しい食生活に改めることにより、
病気に罹患するリスクを激減させることを何よりもおすすめします。

『「病気は全て繋がっている」~「ダイエット」通信(補足号その94)』



【重篤な病気やケガなどに罹患し長期に亘って影響がある場合】

病気やケガが一時的なものであれば、特に家計を支えるご主人などの仕事に与える影響は限定的と考えられますが、
重篤な病気やケガなどにより長期に亘って影響がある場合には、仕事にも支障が生じ、
所得への影響がある場合も考えられます(>_<)


この場合、
仕事に支障が生じるような、重篤な病気やケガなどによる障害状態のある方は、
公的年金における障害年金(障害基礎年金、障害厚生年金)が支給される可能性があります。


例えば、
がんになった場合でも、
再発したり、仕事に支障があるなど、一定の条件付きで障害年金が支給されることがあるのです。

『障害年金』

『がん患者さんにぜひ利用して欲しい「障害年金」』


一方、
民間の医療保険においても、
長期に亘る給付には支払限度などが儲けられていますので、
どこまで補完可能なのか、よく見極めて加入を検討されてはどうでしょうか?



まとめますと、
日本の公的医療制度はかなり充実しており、医療費負担についても、家計に過重な負担がかからないように
高額療養費制度など設けられている。

■さらに、
就労が困難になるような重篤な病気やケガなどにより障害状態になった場合には、
公的年金における障害年金が支給されることもある。

■これらを補完するために、
生命保険会社の医療保険があるが、現在様々なタイプのものがあり、個々の健康状態によっても、ニーズも異なるし、保険料や加入条件も異なってくるため、
保険料の払込総額と、保険の給付総額を比較しながら、ケースバイケースで判断していく必要がある。

一番大切なことは、病気などに罹患するリスクを抑えることで、そのための
正しい食生活による健康な身体作りが何よりも重要


ということになりますね(^^)



それでは、次回は最終回として、
現在、加入されている生命保険契約の見方や、糖質制限などの正しい食生活を行っている方に必要な生命保険についてお話ししますので、またご覧になってみてくださいね(^^)/


入院


『本当に必要な生命保険』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

(定期保険)本当に必要な生命保険その5

本当に必要な生命保険の第5回目です。


今回は、
家計を支えるご主人などに万が一のことがあった場合のおすすめの生命保険についてお話しますね(^^)


第1回と第2回で
将来生活シミュレーションについてお話ししましたが、この将来生活シミュレーションを見て頂ければ分かるように、老後の生活対応と併せて重要になるのが、
家計を支えるご主人などに万が一のことがあった場合の対応になります。

ご主人に万が一があった場合の将来生活シミュレーションの影響は、
生活費が多少減るのに対して、給与等の収入が大幅に減ることになりますので、これまで老後に備えて
毎年の収支が黒字だったものが、逆に赤字となってしまいます(>_<)


ただし、公的年金において一定の条件を満たすときには
遺族年金を受け取ることができます。


【遺族基礎年金】

まず、ご主人が
国民年金に加入されている場合は、
お子さんがいらっしゃってお子さんが18歳までは、
遺族基礎年金を受け取ることができます。

この遺族基礎年金は、
お子さんがいらっしゃらないケースでは支払われませんのでご注意ください。
(ただし、この場合は
寡婦年金が支払われるケースもありますので、別途ご確認ください。)

また、遺族基礎年金を受け取るためには、
保険料納付済期間が加入期間の3分の2以上あることが条件となっていますが、特例として
当面の間は1年間の保険料滞納がなければ支給されることになっています。


【遺族厚生年金】

また、
厚生年金等の場合は、
遺族基礎年金に加えて
遺族厚生年金等を受け取ることができます。

遺族厚生年金は、
奥様のみの場合でも受け取ることができ、遺族基礎年金と同様に、
保険料納付済期間が加入期間の3分の2以上あることが条件で、特例として
当面の間は1年間の保険料滞納がなければ支給されることになっています。


遺族年金は、このように加入している公的年金の種類や、お子さんの有無や、加入条件などによっても、受取ができるかどうかや、受取金額も変わってきますので、
日本年金機構HPで確認頂いたり、お問い合わせしください

『遺族年金(受給要件・支給開始時期・計算方法)』


これらの遺族年金を受け取れる場合でも、残った遺族の生活を支えるためには、定期保険などの
死亡保障を行う生命保険が重要になります。

特に、
お子さんが独立して生活するまでは、お子さんの生活費や教育費が必要になりますので、それに備えた必要額を死亡保険で用意しておくことが大切です。


この
必要額は、お子さんの独立までの期間に応じて変わってきますので、お子さんが小さいときほど大きくなり、成長とともに減少していって、お子さんが独立すれば、奥さんが自分一人で生活できることを前提として不要になります。


この死亡保障のための生命保険が、
定期保険になります。

定期保険は、
ご主人などが死亡した場合に、遺族に保険金が支払われるシンプルな生命保険です。

この定期保険に加入する場合は、先ほどお話ししたように、
お子さんの成長とともに、必要額は減少していきます

具体的には、このようなイメージになります。

逓減定期保険


このような生命保険に加入するためには、いくつかのプランがあります。


【定期保険】

まず、
シンプルな定期保険に加入することが考えられます。


定期保険は、ほとんどの生命保険会社で取り扱っていますが、非常にシンプルな仕組みのため、
生命保険会社によって保険料の違いが良く分かると思います。

ただし、定期保険の場合は、
10年からの場合が多いですので、
必要額の見直し(保険金額の引き下げ)は10年間はできない(その分必要額より死亡保障が多くなる)ことにご留意ください。


【団体定期保険】

会社にお勤めの場合には、
会社で団体定期保険という会社で加入する保険が実施されている場合があります。

グループ保険とも呼ばれていて、
保険料負担は個人になりますが、会社でまとめて加入するため、保険料がかなり安くなります

会社での保険金の支払いが少ない場合には、
配当金が支払われることになりますので、
実質の保険料はさらに安くなります


また、団体定期保険は、
毎年更新で必要額を見直すことができますので、家族構成の変化や、お子さんの成長に合わせて、柔軟に対応ができるため、
最もおすすめです(^^)/


【逓減定期保険】

保険会社によっては、逓減定期保険といって、
毎年の死亡保障額が段々減っていく(逓減)タイプの定期保険を取り扱っている会社もあります。

この逓減定期保険であれば、お子さんの成長に合わせて必要額が減少していきますので、
保障の見直しも不要となり、また余分な保険料の支払いもなくなりますので、団体定期保険などに加入できない場合にはおすすめです。


なお、
収入保障保険という名前で、
死亡保険金が一時金ではなく、年金として支払われる保険もありますが、一時金か年金かの違いだけで、基本的な仕組みは逓減定期保険と同じですので、併せてご検討ください。


これらの逓減定期保険は、
大手生命保険会社では、定期保険としてではなく、
終身保険などに付加される特約として取り扱っていることが多いです。

その分、
終身保険やその他の保障などのための保険料負担が生じますので、将来生活シミュレーションの状況などを見ながら、必要性に応じてご検討ください。



以上は、主に、
ご主人が仕事をしている間で、お子さんが独立するまでに、ご主人などに万が一のことがあった場合の対応についての話になります。


お子さんが独立した後の対応や、退職後にご夫婦で生活していたときに、ご主人が先に亡くなられたときの対応につきましては、まずは、
残された奥様が、遺族年金が貰えるのかどうか、その場合の金額はどうなのかをしっかりとご確認ください。

そのような場合には、
奥さま自身も働いたり、ご自分の公的年金などもあるとは思いますが、これらだけでは、
将来生活シミュレーションとして不十分なケースが多いと思いますので、第3回および第4回でお話ししたように、
奥様の個人年金についてもご検討しておいてください。



いかがでしたか?

これまで
生命保険の老後保障(個人年金
万が一のときの保障(定期保険等
についてお話してきましたが、次回は、
病気やケガなどに備える医療保険についてお話しますので、またご覧になってみてくださいね(^^)/



『本当に必要な生命保険』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

(個人年金続き)本当に必要な生命保険その4

本当に必要な生命保険の第4回目です。


前回
個人年金についてお話ししましたが、今回は、もう少し
個人年金についての補足説明を行いますね(^^)


まずは、
個人年金の基本的な仕組みについてのお話です。

個人年金については、
年金を支払う原資となる年金原資を摘み立てる保険料払込期間と、
年金を受け取る年金受取期間に分かれます。

次のイメージ図をご覧になってください。

個人年金


■保険料払込期間

この期間は、
払い込んだ保険料を元に年金原資を積み立てていく段階になりますので、
貯蓄が中心になります。

他の生命保険(養老保険など)に比べても、
貯蓄機能は高いですから、
長期間に亘って貯蓄をしていく金融商品としてはおすすめになります(^^)


■年金受取期間

この期間は、
積み立てた年金原資を元に年金を受け取っていくことになります。


生命保険会社などによっては、年金原資は、
一時金として受け取ることもできますし、
年金の種類(確定年金、終身年金など)を変えて受け取ることもできます。


実際の計算は、利率や死亡率などを元に計算されるのですが、イメージで言えば、例えば
年金原資が1000万円の場合の年金種類ごとの年金額はこのような感じになります。

・5年確定年金
 1000万円÷5=約200万円
・10年確定年金
 1000万円÷10=約100万円
・終身年金
 65歳年金開始で平均余命が85歳だとすれば、平均で20年間年金を受け取ることになるので
 1000万円÷20=約50万円

実際の計算はもっと複雑ですが、受取額のイメージはこのような感じになります。

従って、
年金を受け取る期間が長くなるほど、1回あたりの年金額は少なくなることになります。
(受け取り総額は、どれもほぼ変わらないようになっていますので、これは当たり前ですね。)



それでは、実際の個人年金などがどのようなものになっているのかを見てみましょう。


【生命保険会社などの個人年金】

生命保険会社などの個人年金は、現在は確定年金が中心で、
契約時から終身年金を選べる保険会社はほぼありません

大手の生命保険会社では、
年金開始時に、積み立てた年金原資を元に年金を選べる会社も多く、その際に
終身年金も選べることもできますので、保険会社にお問い合わせしてみてください。


このタイプだと、終身年金で受け取ろうと思っても、
年金を受け取る段階にならないと年金額が決まらないのが欠点になります(^^;

日本人の平均余命は伸びていっていますので、
将来的に平均余命が長くなると、その分、終身年金の場合の年金額は、先ほどの計算のように少なくなってしまうことになるのです(>_<)



【国民年金基金】

国民年金基金は、前回お話ししたように、自営業者などの
国民年金のみに加入している方向けに、自助努力の準公的年金として作られた年金制度です。

『国民年金基金』

仕組みは、
生命保険会社などの個人年金と同様になります。


国民年金基金の場合、
加入時から終身年金も選べますので、受取年金額も確定し、将来生活設計のためには良いですよね(^^)

掛金も公的年金と同様に
全額社会保険料控除の対象になりますので、
現在、終身年金に加入しようとする場合には、
最もおすすめの商品になりますね(^^)/



【確定拠出年金】

確定拠出年金は、前回お話ししたように、
拠出された掛金とその運用成果によって年金給付額が決定される準公的年金制度です。

『確定拠出年金制度』

仕組みは、保険料払込期間中、生命保険会社などの個人年金が、保険会社が運用を行い加入者の選択の余地がないのに対し、
確定拠出年金は、加入者が自分で運用方法を選んで組み合わせることになります。

どのような運用を行うかは自己責任になりますので、
運用成果の巧拙によって、年金原資も変わってくることになります。


この積み立てた年金原資を元に、年金種類を選ぶことになりますが、
終身年金については生命保険会社が取り扱っているタイプのみになりますので、ご注意くださいね。

この確定拠出年金も
社会保険料控除などの税制メリットがありますので、上手に活用されることをおすすめします(^^)



以上のように、個人年金については、民間の生命保険会社などのものや、準公的年金である国民年金基金や確定拠出年金など、色々とありますので、
ご自分が加入できるものの中から良く選んでご検討ください。


特に、ご夫婦で検討される場合には、ご主人の個人年金だけでなく、
奥様の個人年金もご一緒にご検討ください。


次回、詳しくはお話ししますが、例えばご主人が亡くなった際に、
公的年金から遺族年金が受け取れるケースがあります。

しかし、その受け取れるケースや金額は、資格要件や国民年金・厚生年金などによっても異なりますので、
奥様もご自分の個人年金に加入しておいて、年金収入を確保しておくことをおすすめします。

終身年金に加入していても、
男性より女性の方が、平均余命は長いため、
奥様の終身年金での年金収入の確保は、
老後の生活設計のためにも重要なポイントになりますよね(^^)



それでは、次回は、この遺族年金の話も含めて、
家計を支えるご主人などに万が一のことがあった場合のおすすめの生命保険についてお話しますね(^^)/



『本当に必要な生命保険』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

(個人年金)本当に必要な生命保険その3

本当に必要な生命保険の第3回目です。


前回までの将来生活シミュレーションに続き、今回から、
ライフスタイルの変化に対応した必要な生命保険についてお話ししていきます(^^)

今回は、
個人年金についてです。


将来生活シミュレーションを計算してみて頂くと、まずは、
退職後の年金生活が一つのポイントになってくると思います。

多くの方々は、年金生活に入ると、公的年金等の収入より、生活費等の支出が多くなって、
毎年の収支が赤字となり、それまでに蓄えた
自己資産を毎年取り崩していく結果になっているのではないでしょうか?

その結果、いずれは
自己資産が底をつき、生活が困難になる局面がやってくるのではないかと思います(>_<)


この問題を解消するためには、
①個人年金等の自助努力によって、年金収入を増やしておく
②生活費水準を見直して引き下げておく、という
収入・支出面両方での対応が必要になります。

これらの対応によって、年金生活での毎年の収支の赤字を解消するか、赤字額を大幅に減らすことで、それまで蓄えた
自己資産で長生きしてもやっていけるようにすることが大切ですよね。


「①個人年金等の自助努力」を考えるのに際して、まずは、
年金の種類について理解しておくことが重要になります。

年金については、大きく分けて、
確定年金終身年金に大別されます。

こちらのイメージ図をご覧ください。

確定年金と終身年金


【確定年金】
確定年金は、
年金を受け取れる期間に限度がある年金です。


例えば、
10年確定年金だと、
生死に関わらず10年間は年金を受け取ることができます。

この年金を受け取れる期間は色々なタイプ(5年、10年、15年など)がありますが、当たり前のことですが、いずれもその
期間が終了すれば、年金の受け取りはできなくなってしまいます(>_<)


生命保険会社などの個人年金の多くが確定年金になっていますので、個人年金に入っているからと安心していても、例えば、60歳年金開始、15年確定年金だと、75歳で年金の受け取りは終了し、以降の年金収入がなくなってしまうのです(>_<)

そのような高齢になってしまうと、働くことも難しくなってしまいますので、
生活が困難になってしまうおそれがあるのです(>_<)



【終身年金】

終身年金は、
生きている限り年金を受け取ることができる年金です。

文字通り、終身に亘って年金を受け取れますので、確定年金のように途中で年金が終了し、収入が減ってしまうことはありません(^^)


この終身年金は、
国民年金や厚生年金等の公的年金が対象となっており、さらに後ほどお話しします、国民年金基金や確定拠出年金などの
自助努力の準公的年金も終身年金を選ぶことができます

一方、
生命保険会社などの個人年金は、さきほどもお話ししたように確定年金が主流なのですが、
一部終身年金を取り扱っている会社もあります。



【確定年金と終身年金の活用法】

これらの確定年金と終身年金は、それぞれの特性に応じて、活用法を考えていく必要があります。

■確定年金の活用法

まずは確定年金ですが、これは主に、
退職時から公的年金が受け取れるまでの
つなぎ年金として活用
することをおすすめします。


例えば、60歳に退職して、65歳から公的年金を受け取るケースでは、60歳から65歳の5年間は無収入になってしまうので、
60歳年金開始の5年確定年金に加入しておくことで、
給与生活期間と年金生活期間を繋ぐことができますよね(^^)/


一方、
公的年金の補完として確定年金を活用することは、将来の年金収入が減少してしまうことになりますので
おすすめしません(^^;

すでに確定年金に加入されている方は、生命保険会社によっては、
年金受け取り時に終身年金を選択することができるケースもありますので、お問い合わせになってみてくださいね。


■終身年金の活用法

公的年金だけでは年金収入として不足しますので、
公的年金を終身年金で補完することで、終身に亘っての生活を確かなものにする活用をおすすめします。


前回お話ししましたように、
公的年金は賦課方式ですので、将来年金受給者が増加し、現役世代が減少すると、
受取年金が減っていくリスクがあります(>_<)

しかし、だからと言って、公的年金を止めて、全て生命保険会社などの民間で終身年金を用意することは困難だと思いますので、
公的年金で不足する分を、自助努力の準公的年金や個人年金で補っていくのが望ましいと思っています(^^)


準公的年金や個人年金は、公的年金と異なり積立方式になりますので、生命保険会社の破たんなどがない限りは
約定の年金を受け取ることができます(^^)/


それでは、
準公的年金個人年金について、それぞれ簡単にご説明しますね。


≪国民年金基金≫

国民年金基金とは、自営業者などの
国民年金のみに加入している方向けに、自助努力の準公的年金として作られた年金制度です。

掛金限度額の範囲内で年金タイプを選ぶことができ、
終身年金も選択することができますし、掛金も公的年金と同様に
全額社会保険料控除の対象になります。

詳しくは、こちらをご覧になってみてください。

『国民年金基金』


≪確定拠出年金≫

確定拠出年金とは、
拠出された掛金とその運用成果によって年金給付額が決定される年金制度です。

企業型と個人型があり、
自助努力として加入できるものは個人型になります。

個人型については、自営業者などに加え、専業主婦や会社員などにも拡充されましたので、
全ての方々が社会保険料控除などの税制メリットを受けて活用できることになりました(^^)/


この確定拠出年金も、
生命保険会社が取り扱っているタイプには終身年金がありますので、詳しくは、制度の概要は厚生労働省のHPを、終身年金タイプについては、各生命保険会社のHPをご覧になってください。

『確定拠出年金制度』


≪個人年金≫

生命保険会社や共済などが取り扱っている個人年金の中には、
終身年金も一部あります

しかし、会社によっては
終身年金を取り扱っていなかったり
確定年金で加入して年金開始時に終身年金が選べるタイプしかないこともありますので、各生命保険会社や共済(JA共済、全労災など)にお問い合わせしてみてください。



以上のように、
確定年金や終身年金を活用することで、
退職後の生活における年金収入を自助努力で準備しておくことが可能となります。


ただし、現在のような低金利下においては、運用収益を大きく期待することはできませんから、
現役世代での収入の一部を年金の形で退職後の生活に振り替えているというのが、正しい認識になると思います。

要は、将来生活シミュレーションにおいて、
現時点での自己資産と生涯に亘る収入合計で、生涯に渡る支出合計を賄えていることが大前提になるのです。

もし、それが賄えないようなら、
収入を増やすか(退職後も働く)、支出を抑えるかして、賄えるようにする必要がありますので、不確定な将来の収入増ではなく、まずは
生活水準を見直し、収入の範囲内で生涯に亘ってやっていけるようにすることが、最も重要だと思います。


特に、生活水準の見直しは、
早ければ早いほど効果がありますし、また
一旦生活水準が高くなると、それを引き下げることはなかなか難しくなりますので、まずは
家計での無駄な支出を見直していくことから始めてみてはどうですか?


例えば、
スマホを格安スマホに見直すだけでも、月に1人あたり約5000円節約できるとして、一家4人で年間約24万円、
10年間で約240万円もの節約になりますよ(^^)/

『格安SIMスマホへの乗り換え』


それでは、次回は、
家計を支えるご主人などに万が一のことがあった場合のおすすめの生命保険についてお話しますね(^^)/



『本当に必要な生命保険』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』
プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
Facebookユーザーネーム:yart0108

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR