石神井学園での学習支援(その3)

一昨日、石神井学園での第3回目の学習支援に行ってきました。
「石神井学園での学習支援(その1)」
「石神井学園での学習支援(その2)」

何回か学習支援を行なっていくと、色々と課題も明らかになってきました。

まずは、こどもたちの学習レベルの差です。現在は、男女3人の小学校高学年のこどもの学習支援を行なっているのですが、学年も近いこともあり、同じレベルチェック問題およびレベルごとの演習問題をやらせています(現在は整数のかけ算わり算)。
はじめは、問題も簡単なのでみなスムーズに解くことができ、ほど良い競争意識も手伝って、みな意欲的に取り組んでいましたが、問題レベルが4(教科書の発展問題レベル)になってくると、スムーズに解けるこどもと、なかなか進まないこどもに分かれてきて、学習している問題の進捗状況も差が出てきました。

私が現在行なっている学習法は、こどもごとの学習レベルに応じて、演習問題を変えて、そのレベルの問題ができるようになれば次のレベルに進むというものなので、一人一人の学習レベルや、そのこどもの学習ペースなどによって、進捗状況などには差が生じてきます。
こどもたちが、学年も異なり、開始時期もばらばらであれば、その進捗状況は比較のしようがありませんので、こどもたちも自分の理解度に応じて自分のペースで学習することができると思うのですが、今回は学年も近く、スタート時期も同じで、全く同じ内容なので、進捗状況に差が出てくると、特に遅れているこどもは学習意欲が低下していく懸念があります。

特に、児童養護施設のこどもたちは、一人一人のこれまでの学習機会に差がありますので、能力面だけではなく、学習機会が少なかったこどもは、基礎的なことも含めて時間をかけながら進めていかないといけませんので、一人一人の状況に応じて対応を変えてやる必要もあると思っています。

また、問題のレベルも1から5まで用意したのですが、1から3は教科書の標準的レベルを想定していて、少なくともこれらはできるようになって欲しいと思っていますし、レベル4は教科書の発展問題レベルを想定していますので、このあたりまでできるようになれば望ましいと思っています。
更にレベル5は、できるこどもや問題によっては中学入試レベルを想定しているので、必ずしも全てのこどもがやることを想定しているわけではなく、またできなくても問題はないと思っています。

しかし、レベル1からレベル5と位置づけたので、当然レベル5まで終わってクリアすると思ってしまうのですが、こどもの学習レベルによっては、レベル4までで十分というケースもあり、レベル5で苦しむより、違う単元の問題を行なう方が良いケースもあります。
そのあたりの対応も考えると、レベルの位置づけも、例えば、レベル1からレベル4を基本として、レベル5はチャレンジステージのように位置づけて、これは中学入試レベルなのでできなくても構わないし、やりたいこどもはチャレンジしてみると言った対応も必要かと思っています。

また、この石神井学園では、進捗状況の差が開かないように、こどもの学習レベルによって、やらせる問題の量と内容も調整して、特に遅れているこどもが勉強意欲をなくすことがないように工夫する必要もあると実感しました。

これらの対応は、自分の頭で考えて問題を作っただけでは分からないものです。実際に、こどもたちの学習支援を行ないながら、生じてくる課題に応じて対応策を考えていくというフィールドワークを通したノウハウ作りは非常に大事だと改めて実感しました。
そういう観点でみたときに、現在の教科書や学習支援教材などは、果たしてどこまで現場での問題点や課題を反映して改善されるというPDCAが回っているのか、かなり疑問だと思いますし、それが現在の教育における大きな課題の一つであろうと思っています。

引き続き、この石神井学園やあおぞら塾での体験を通して、より良い学習支援のあり方について考えていきたいと思っています。

昨日は、こどもたちが、私がバイクに乗っているのを知り、いつもの125ccスクーターではなく、250ccスポーツバイクで来て欲しいとのリクエストがあったので、フルフェイスにライダーファッション装備のスポーツバイクで行きました。
教えているこども以外も、日頃見ないスポーツバイクは興味があったのでしょう、みんなとても喜んでくれたと思います。
これで、少しはかっこいい先生になれたかな(笑)

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山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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