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「胃もたれ・胸やけ(糖質過多症候群)」~栄養療法コラム(その98)

【栄養療法コラム
(その98)
 ~胃もたれ・胸やけ(糖質過多症候群)~


糖質の過剰摂取による糖質過多症候群について、今回は、
「胃もたれ・胸やけ」についてお話しますね(^^)/


≪胃もたれ・胸やけとは≫

胃もたれは、胃が重い、むかつきなどの不快症状があり、
機能性ディスペプシアの一つ
とされています。

この
機能性ディスペプシアとは、検査異常がないのに、
胃の機能低下によって胃の不快症状に悩まされる病気で、
胃もたれの他にも、胃痛や早期満腹感などがあります



また、
胸やけは、みぞおちの上が焼けるように痛くなる不快症状があり、
逆流性食道炎が原因
とされています。

この
逆流性食道炎とは、胃酸が食道に逆流することにより、
食道に炎症を起こす病気で、悪化すると、
胃炎や胃潰瘍などの病気になってしまう
のです(>_<)


≪胃もたれ・胸やけの原因≫

これらの
胃もたれや胸やけの原因は、
糖質過多なのです


糖質は胃で消化されないにも関わらず、
胃に3~4時間以上留まり、
その間、胃酸が出続けます


このように
糖質が胃で長く留まっている理由は、
糖質がすぐに小腸に届いてしまうと、
摂った大量の糖質が、速やかに小腸で消化・吸収されてしまい、
血糖値の大幅な上昇や急激な乱高下が起きてしまうから
なのですね(>_<)

また、
糖質を摂ると、胃の蠕動
(ぜんどう)運動が著しく弱くなってしまう
「糖反射」と言われる現象がありますが、
これも、一時的に胃の働きを弱めることで、糖質を胃で留まらせて、
少しずつ小腸に届けていくようにしている身体の働き
なのです。

従って、
糖質を摂りすぎると、胃もたれや胸やけなどの
様々な胃の不調になってしまう
のですね(>_<)

『糖質過多が胃もたれを起こすのはなぜ?』


≪一般的な治療法とその問題点≫

胃もたれや胸やけになると、通常の医師からは、
食べすぎ防止や、脂質を減らすなどの
食生活の見直しを指導されます


さらに、
症状に応じた薬
(消化管運動の改善、胃酸分泌の抑制など)が処方されます


しかし、
これらの間違った食事療法では、治ることはありませんし、
また、胃薬などの服用により、様々な副作用や、
胃酸不足による多くの問題をまねいてしまう
のですね(>_<)


≪胃もたれ・胸やけの正しい治療法≫

以上のことから、
胃もたれや胸やけの正しい治療法は、以下の通りになります



■糖質制限

糖質制限を行うことが最も効果的で、
胃の働きが改善し、胃酸分泌も正常になるため、
胃もたれや胸やけなどの胃の不調も改善する
のですね(^^)/


■たんぱく質不足の解消

たんぱく質不足を解消することで、
胃粘膜も修復され、胃の働きも改善していきますので、
まずはプロテインから、たんぱく質をしっかり摂っていきましょう
(^^)/

『最優先はプロテインを飲める身体』


■胃酸の適正な分泌促進

胃酸は、過剰分泌になると、胸やけの原因になる一方、
胃酸不足になると、たんぱく質の消化の悪化や、
SIBOなどの腸の病気になってしまいます
(>_<)

糖質過多
胃酸過剰分泌
胃薬服用
胃酸不足

となってしまう方が多いため、
糖質制限と胃薬を止めることと併せ、
胃酸不足のチェックを行ってみましょう
(^^)/

『セルフチェック!重曹胃酸テスト』


以上のように、
胃もたれや胸やけの原因も糖質過多ですので、
糖質を控えることで、胃の様々な不調が改善してきますから、
併せて、たんぱく質などの必須栄養素をしっかり摂っていきましょうね
(^^)/

胃もたれ_胸やけ

次回は、
~SIBO(糖質過多症候群)~についてお話ししますね(^^)/

 ⇒(その99)~SIBO(糖質過多症候群)~



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