自分で考えて学ぶこどもの育成について(その3)

算数の文章問題について、こどものレベルに応じてトレーニングしていく自立型学習支援教材の使用方法について二回に亘ってお話しました。
「自分で考えて学ぶこどもの育成について(その1)」
「自分で考えて学ぶこどもの育成について(その2)」

その後、整数と小数の文章問題に加えて、分数と問題の考え方についての文章問題を作成しましたので、下記ブログでPDFファイルとしてダウンロードできるようにしました。ご自由にご活用ください。
「自立型学習支援教材(小学校4~6年生用)」

追加で何点か補足説明をします。

【答えを出すことに重きを置かないこと】
とかく、答えが正しいかどうかとかに重きを置いてしまいがちですが、前にもお話しましたように、答えを出すことより、そこに至るプロセスをしっかりやっていくことが何より重要です。

問題文をきちんと図や絵にできているか、図や絵をもとにきちんと式が作れているか、答えには単位などきちんと書けているか、自分で考え方や式や答えがきちんと説明できるか、など。

特に、図や絵にきちんとできるかどうかは、問題文を理解して問題を解くためにはとても重要ですので、時間をかけてやるようにしてください。

【こどものレベルをきちんと把握しているか】
レベル2までは、2つの数字をもとにした問題なので、わりとすんなり解けると思いますが、上記の図や絵にして問題文をきちんと理解できた上で式を作れているか、しっかり確認してください。

少しでも理解不十分だなと感じたら、演習問題をしっかりやることで、こどものレベルに応じたトレーニングをするようにしてください。

【問題の数をやることに重きを置かないこと】
小学校の算数の授業やテストでは、問題をたくさん早くやることが求められますが、ご用意している問題は、逆に少ない良質の問題を時間をかけてやることで考える力が育まれます。

大量に早くやることは、パターン学習による反射神経を鍛えているだけですから、考える力はほとんど育ちません。
小学生のうちは、何故か問題を大量に早くやることが求められますが、中学・高校と上がっていけば、問題をじっくり考えて解くことが求められますので、お子さんが早くできないからと言って決して焦る必要はありません。
時間をかけてじっくりやるようにしてください。

【一日の時間は長くやらないこと】
これらの文章問題は、こどものレベルに応じて、そのこどもが現在できる問題を一生懸命考えて解きますから、とても頭を使います。
今までこどもにやらせてみたところでは、休憩を挟んで、1時間半から2時間ぐらいが限界だと思います。
それ以上やっても、こどもの集中力は維持できませんので、お子さんの状況に応じて、効率的にやるようにしてください。

【極力口を出さないこと】
前にもお話ししましたが、こどもがつまっているからと言って口を出してしまうと、そこでこどもの思考はストップしてしまいます。
教えてもらうと問題は解けるようになりますが、自分で考えていないので、せっかく考えていたことが台無しになってしまい、後日同じ問題をやってもまたできないことになります。
仮にできても、やり方を覚えただけで(パターン学習)、自分で考える力は育ちません。

くれぐれも、教えないこと、こどもが自力で解けるように上手にアドバイスすることを心がけてください。

【親子の関係で勉強を教えるのはなかなか難しいこと】
現在、私達があおぞら塾などで子どもを教えていて、素直に言うことを聞いて勉強しているこどもでも、家に帰って親御さんに勉強を教わるとやらないという話を保護者の方から良く聞きます。

親子の関係は、こどもも親に対する甘えや反発があり、また親もこどもに対して可愛かったり、ついつい言ってしまったりすることがあるので、第三者から勉強を教わるのとは同じようにはいかず難しいことが多いです。

特に、親から勉強をしなさいと言われたり、強制されたりすると、反発してやる気が起きないこどもが多いですので、難しいですが、極力こどもの自主性を尊重したり、また日頃勉強のことにあまり関わらない、お父さんや他の方などに関わってもらうなどの工夫をしてみてください。

目指すのは、教えることではなく、自分で考えて学習するようになることです。
親の言うことを聞いて勉強するスタイルから、自分で考えて勉強するスタイルに、小学校高学年から中学校にかけて段々とシフトしていけるように、心がけてください。


文章問題は、4~6年生用の追加単元の問題を順次作成していくのと、1~3年生用の問題も作成していこうと思っています。
また、中学生で文章問題が苦手なお子さんも4~6年生の問題をやることで、効果的なトレーニングになりますので、レベル3以上を中心にやってみてください。文章問題が苦手な中学生用の問題も作成していこうと思っています。

ご質問やご要望などあれば、Facebookのメッセージか、ブログのコメント欄(管理人限定)などで、メールアドレスを記載の上、お気軽にご連絡ください。

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
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