小学生の夏休みの宿題について

こどもに勉強を教えているときに、夏休みの宿題を持ってくるこどももいるのですが、見てみるととんでもない宿題も結構見かけます。

わりと多いパターンは、やたら、
計算問題や書取り問題を数多く場合によっては数百問も出してくる宿題です。

計算問題は、確かに一定程度の計算力は必要ですが、ある程度できるようになったこどもがそれ以上やっても単なる時間の無駄です。

計算問題は、勉強した気になりますが、
頭はほとんど使っておらず、単に反射神経を鍛えているに過ぎません

今時、スポーツでも、単に体で覚える千本ノックやシュート練習はナンセンスで、数は少なくても一つずつ考えながら行なう練習や、イメージトレーニングの方が効果があることが実証されています。

特に、監督やコーチからこれをやれと、強制的に指導される練習より、自分達で考えて相談しながら行なう自主的練習の方が効果があって、想定していない事態が起きたときの対応力に優れているとされています。


勉強も全く同じで、例えば、計算問題は、こどもによって一定程度の計算力がつけばそれ以上やる必要はなく、それからの時間は
こどもが自分で考える勉強を行なうことが大事なのです。


親御さんにはそういう話をよくしているのですが、夏休みもあとわずかなので、もし大量の計算問題などが残っていれば、親御さんが代わりにやってあげてください。

そして余った時間は、こどもが自分で考える問題、例えば、私が作成している自立的学習支援教材などをやらせてみてください。
『自立型学習支援教材(小学校4~6年生用)』


お盆休みに帰省したときに、小学3年生のめいっこの夏休みの宿題を見たのですが、
「自学ノート」という非常に感心した宿題がありました。

これは、毎日、自分が勉強した内容をノートに書いたり、貼ったりしていくもので、普通の算数や国語などの問題でも良いですし、自分で考えた物語や生活の中での発見や気付きや体験などでも良くて、まさにこどもが自学自習した内容を記録していく宿題です。

もっとも、毎日やっていると、段々ネタ切れになってきて、親子で何をやろうかと悩むことも多いらしいですが(^^; 
日常の中での勉強を意識しながら生活していくことはとても大事だと思っています。

例えば、めいっこと一緒にスーパーに買い物に行ったのですが、母親が買ってきて欲しいものをリストアップしていたのでめいっこに見せたら、自分一人で買い物をすると言い出し、広いスーパーの中で一人でリストアップされた商品を探して、それも単に買うのではなく、
賞味期限をチェックしたり、値段や内容を見たりして選んで、それらはリストから消していくことをやっていました。

いくつかの商品はどこにあるか分からなかったのですが、そのときは
店員さんに自分で聞いて探してきました

精算はカードで行なったので私が支払いましたが、その前に、
「だいたい、いくらぐらいだと思う?」と聞いて、めいっこの答えと私の答えと近い方を正解にするクイズを行なったのですが、めいっこは、初め直感で3500円と言い、ちょっと考えてもう少し高いかなと言って4500円と言いなおしました。

私は、3750円と刻んだのですが(笑)、正解は約3600円で、
初めにめいっこが直感で言っていた金額が最も近かったのです(^^)

買ってから、スーパーの袋に入れることも自分でやってもらいましたが、二つある袋に初めは適当に入れていったのですが、バランスが悪く安定しなかったので、
自分で入れ直して、固いものや重いものを先に入れて、その後で柔らかいものや軽いものを入れていくと、バランスが良くなって安定することができました


この話をお聞きになって、お気づきになったと思いますが、
スーパーの買い物の中にでも色々な勉強がビルトインされています

それも自分でやることで、初めはうまくできなくても、やっているうちに学習していって、できるようになってくるという、
自学自習を自然に行なっているのです。


勉強は、単なる知識や机上の学問で終わっては全く意味がありません。

その知識などが日常生活や社会活動に役に立つことで初めて意味をなしてくるのです。


こどもは、昔から、外での遊びやお手伝いの中で、
自然と日常生活に役立つ生きた勉強をしてきていたのです。

それを意味のない千本ノックのような計算問題や書取りなどの宿題や、小さい頃からの塾や習い事などでこどもをとても忙しくさせて、こどもが自分で考えて勉強する貴重な機会を奪ってしまっているのはいったい誰なのでしょうか。


夏休みもあとわずかになりましたので、残された貴重な時間を無意味な夏休みの宿題に費やすことなく、日常生活の中での自学自習をぜひ体験させてあげてください。


買い物でも、こどもによって対応レベルが違いますので、例えば以下のようなレベルアップ自学自習学習も考えられますね。
【レベル1】
 カレーを作るので、1000円で、100g○○円のカレー用豚肉を200gと、○○円のじゃがいも2個と、○○円のたまねぎ1個と、○○円のにんじん1本を買ってきて。

【レベル2】
 カレーを作るので、1000円で、カレー用豚肉200gと、じゃがいも2個と、たまねぎ1個と、にんじん1本を買ってきて。

【レベル3】
 カレーを作るので、1000円で、肉と野菜を買ってきて。

【レベル4】
 カレーを作るので、1000円で、食材を買ってきて。

【チャレンジ】
 晩ごはんを作るので、1000円で、何か美味しそうな食材を買ってきて。

いかがでしょうか(^^)
買い物以外でも、こどもたちで、
電車に乗って目的地まで行ってみる(保護者は付き添うけど口を出さない)
とか、
2グループに分けて、どちらが早くて安く目的にたどり着くか競争させるとか、色々考えられますよね。

おやつをこどもたちに分けたり、おこづかいを兄弟で差をつけてあげるときなども、大人がやるのではなく、
こどもたちが自分でやるようにしてあげれば、難しい「バーモデル問題」も自然とできるようになりますね
『日本の小学校の算数について(ブログへリンク)』
『学力調査で連続上位、アメリカも導入「シンガポール式算数」の威力(HPへリンク)』



夏休みが終わっても、いつでも日常生活の中での自学自習学習はできますので、良い体験があったら教えてくださいね。
また、ブログでご紹介したいと思います(^^)

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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