依存症ビジネスからの離脱(その2)

前回、依存症ビジネスとその離脱について、教育および医療分野における「教育産業における教え続けるビジネス」、「たばこやアルコール販売ビジネス」および「化粧品販売ビジネス」のお話をしました。

『依存症ビジネスからの離脱(その1)(ブログへリンク)』

今回は、「対症療法薬の継続使用ビジネス」のお話をします。

【対症療法薬の継続使用ビジネス】

一般的に、薬は、根本療法薬と対症療法薬と予防療法薬に大別されます。
根本療法薬は、病気の原因を根本から治療する薬で、これを継続使用することで病気は完治していくことになります。
(例えば、細菌感染症に対する抗生物質製剤など)

また、対症療法薬は、病気の表面的な諸症状を緩和したり取り除く薬ですが、これを継続使用しても病気が完治することはありません。
(例えば、風邪薬、血圧降下剤、血中コレステロール低下剤など)

さらに、予防療法薬は、病気に罹患することを未然に防ぐ薬で、これを使用することで病気予防する効果があるとされています。
(インフルエンザや肝炎などのワクチンなど)

現在の薬のほとんどは対症療法薬で、市販薬に至ってはほぼ対症療法薬になります。
対症療法薬は、あくまで病気の諸症状を緩和したり取り除くことが目的ですから、それらを使用しながら症状の悪化を抑えつつ、併せて病気の根本原因を解明し、治療していくことが必要になります。
従って、対症療法薬の使用は基本的には一時的なものであるべきであり、それらを継続使用しても病気の根本原因を治療しない限り、病気は治らないことになります。

しかしながら、現在、病気の治療においては、対症療法薬を使用することが多く、かつそれらが継続使用されているケースが多いです。
例えば、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病を健康診断などで指摘され、病院に行くと対症療法薬を処方され、併せて食生活などのライフスタイルの見直しを指導されますが、たいていの方は、対症療法薬を飲むことで諸数値が改善することに安心して、対症療法薬を飲み続けているのが実態だと思います。

「自分は、健康には問題ない、血圧や尿酸値が高いが薬を飲んでいるので大丈夫だ」などとおっしゃる方が男性で結構いますが、これは全然大丈夫ではなくて、それらの病気の根本原因となっている特に食事を見直さない限り、病気は治ることはなく、むしろそのような食生活を続けていけば、他の生活習慣病も含めてどんどん悪化していくことになります。

これらの生活習慣病は、かなりの原因が過剰な内臓脂肪の蓄積によるものが多いです。
例えば、高血圧症は、塩分の摂りすぎが原因なので減塩指導をされますが、実際、高血圧の原因はほとんどが原因不明で、明確に塩分過多が原因のものは数パーセントに過ぎないというデータもあります。

『高血圧と減塩について(ブログへリンク)』

私も、今より15kgも太って、内臓脂肪も過剰に蓄積されていた頃には、高血圧や高血糖や高尿酸値などのメタボ数値を毎回健康診断の度に指摘されていましたが、糖質制限を初めとする正しい食事の見直しにより、内臓脂肪は標準値以下になり、これらの諸数値も全て正常値になりました(^^)

結局、薬で病気を根本から治療したり、予防したりできるケースは極めて少なく、病気の原因を解明し、それらを根本から治療することが最も重要なのです。

しかしながら、生活習慣病の中で最も怖い糖尿病においても、血糖降下剤やインシュリン注射などほとんどの治療薬が対症療法薬ですから、そのような治療だけでは糖尿病の改善は難しいでしょう。

特に、一般的な糖尿病改善の生活改善指導は、カロリーコントロールと運動ですから、いくら厳しいカロリーコントロールを行なっても、現在の食事バランスの指導(炭水化物は約6割)では、糖質摂取による血糖値上昇→インシュリン機能への負担増加が引き続き生じますので、糖尿病が治らないどころか悪化していくリスクが高いと思っています。

『日本人の食事バランスの嘘(ブログへリンク)』

『糖尿病について(ブログへリンク)』

がんについても、日本における三大療法、手術によるがんの除去、抗がん剤の投与、放射線治療はいずれも対症療法です。
従って、これらの対症療法だけではだめで、がんになる根本的な原因を解明し見直しをしない限り、また再発するリスクが高いと思います。

がんの原因も色々ありますが、がんも糖質過剰摂取が原因になっていることが多いと思われます。
いわゆるがんのエサは、ブドウ糖のみで、正常細胞がブドウ糖以外の脂肪をエサ(エネルギー源)として活動できるのに対して、がんは、ブドウ糖がなければ生きていけなくて、かつその使用量は正常細胞の数倍から悪化すれば数十倍にもなります。

PET検査というがん検査は、身体の中のブドウ糖が集中している箇所を探す検査なのですが、そこにはがんが発生している可能性が高いからなのです。
従って、がんの治療や予防には、糖質制限が有効だということがお分かりいただけるでしょうか。

心ある医者は、対症療法薬を使用されても、それはあくまで一時的に症状を抑えるために使用されて、その病気の根本原因をしっかり解明して治療されていらっしゃいます。
糖尿病治療における糖質制限などは、その最たるものだと思っています。
しかし、残念ながらこのような方が少ないのも事実だと思います。

病院や製薬会社もビジネスである以上、薬を開発・販売・処方しなければならないのも理解できます。
特に、医薬品市場はその定義によっても違いますが、10兆円という巨大マーケットで、日本はアメリカに次ぐ世界第2位のマーケットになっています。
従って、対症療法薬の継続使用ビジネスは非常にうまみがあり、これらの薬への依存ビジネスを企業側が簡単に見直すとは考えがたいので、我々消費者が自ら変わっていくしかないのです。

自分の身体、自分の健康は、自分で守るしかありません。
いくら、医者の言うとおりに真面目に対症療法薬などを飲み続けていても、病気が治らなかったり、悪化したりして苦しむのは自分自身なのです。

そのためには、かなりの病気の原因になっている食生活の見直し、特に、糖質過剰摂取の見直しを行なわないと、根本的な病気の治療は難しいですし、逆にそれらの見直しを行なうことで、人間本来の健康を取り戻すことができるのです。

お話が長くなってしまいましたので、予定していた糖質依存ビジネスについては、次回とさせて頂きます。

<続き>
『依存症ビジネスからの離脱(その3)』

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
Facebookユーザーネーム:yart0108

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR