依存症ビジネスからの離脱(その4)

これまで3回に亘って、教育分野および医療分野における依存症ビジネスとその離脱についてお話をしてきました。
『依存症ビジネスからの離脱(その1)(ブログへリンク)』
『依存症ビジネスからの離脱(その2)(ブログへリンク)』
『依存症ビジネスからの離脱(その3)(ブログへリンク)』

今回は、私の依存症からの離脱体験談についてお話しすることで、依存症ビジネスからの離脱のご参考にして頂ければと思っています。

私は、昔、お酒もたばこもかなり飲んで吸うヘビーユーザーでした。糖質まみれの生活も加えて、今考えればいずれもかなりの依存症でしたが、当時は依存症であることなど全く自覚していませんでした。

たばこは、10年以上前に、職場での喫煙スペースが段々厳しくなって、非常に不便になったこともあり、当時は保険適用ではありませんでしたが、禁煙パッチを処方してもらい無事に禁煙できました。
しかし、その後も飲み会があるときに、貰いタバコをしてしまい、またタバコが再開しては禁煙パッチで禁煙することを繰り返していました。

また、糖質制限についても、4年前に会社の健康診断で、メタボ判定をされて指導を受けたことをきっかけに始めました。
『私の食生活について(その1)(ブログへリンク)』

しかし、当時は糖質制限を行うのはとても辛く、ときどき挫折しては、自分はこんなにも意思が弱かったのかといつも反省していました。
いずれも、依存症により離脱に苦しんでいることに、当時は理解できていませんでした。

依存症であることを認識して、正しい依存症からの対処を行なうことができるようになったのは、2年前にアルコール依存症で2ヶ月間入院して治療を行ったことがきっかけでした。

私は昔からかなりお酒を飲んでいまして、自分ではお酒が強いからだと思っていましたが、実は当時から既にアルコール依存症だったのだと思います。
過度の飲酒により、肝機能数値は毎回健康診断のときに指摘されていたこともあり、4年前に一度は禁酒を行い2年ぐらい続けることができました。

糖質制限と禁酒により、健康診断での肝機能や血糖値などの数値も正常になったので、つい嬉しくなり会社帰りに一杯お酒を飲んでしまいました。
久しぶりに飲んだお酒は、びっくりするほど美味しくて、それでも自分は2年間も禁酒ができたので、お酒もコントロールできるようになったんだと思い込んでいました。

しかし、それは大きな間違いで、一旦飲みだしたお酒は、日に日に量が増して行き、半年もすると以前のような酒びたりの生活に戻ってしまいました。
こんなことをしていたら、本当に死んでしまうかもしれないと強い危機感を持ち、会社にも相談し、実家の近くにあるアルコール依存症の専門病院に入院させて貰い、本格的にアルコール依存症治療を行うことにしました。

アルコール依存症の治療入院は、一般には8週間(2ヶ月)必要で、病院にもよりますが、認知行動療法が主な治療内容になります。
具体的には、初めの4週間は外出禁止で、ひたすら自分がアルコール依存症であることを認めることを行ないます。

私は、自分がアルコール依存症であることを認めて、自ら入院したので、依存症の認知についてはあまり問題なかったのですが、たいていの方はなかなか自分がアルコール依存症であることを認めようとはしません。
家族や会社から過度のアルコール飲酒により様々な問題を起こしていることで入院をさせられたことに不満を持っている人も多く、自分はアルコール依存症ではないとか、いつでも止めることやセーブしながら飲むことができるとか、言っている方が多いです。

しかし、その行動パターンはいずれもアルコール依存症なので、それを4週間時間をかけながら、集団ミーティングの中で認めていくことを行ないます。

後半の4週間は、退院後のアルコールとの付き合い方のトレーニングで、ここでは主に、三本柱と言われる①通院、②抗酒剤(飲むとアルコール分解が困難になる薬。ただし一日しか効果がないため、毎日飲む必要がある。)、③自助グループ(断酒会などのグループへの参加)を学び、それらによるバリアでアルコールを再び飲むことがないように、また仮に飲んだとしても速やかに断酒に戻れるように訓練を行ないます。

私は、主治医から、これら以外に、①健康に努めること、②趣味を多く持つことをアドバイスされました。

健康であるために、糖質制限以外にも免疫力向上を図るべく腸内環境の改善にも努め、トータルでの食生活の改善を行なった結果、『私の食生活について(その1)』で書いたように、すっかり健康な身体になることができました。

また、趣味を多く持つことについても、様々な趣味探しを行い、今では20以上の趣味を持つことができるようになりました。
『私の好きなもの(趣味)ランキング(ブログへリンク)』

この趣味を多く持つことは、依存症の治療にはとても重要で、依存症の原因である脳の中の報酬系は、どれだけ長い間依存物質を止めていても、一度でも口にしたら、その美味しさを覚えていますので、依存症が復活してしまうのです。
従って、報酬系が依存物質を欲しがらないように、色々な趣味で報酬系を刺激し、それも一つの趣味に集中してそれが新たな依存症にならないように、色々な趣味で入れ替わりながら報酬系を満足させるようにしています。
『私の中の三兄弟(報酬系、腸内細菌、ミトコンドリア)(ブログへリンク)』

私は、入院中にも依存症についてしっかり勉強をし、退院後も自ら色々な趣味で報酬系をコントロールできるように実践しましたので、入院時に言われた三本柱については、主治医とも相談の上、止めることにしました。

通常だと、これらを止めてしまうと、万が一お酒を飲んでしまったときに速やかに断酒に戻れる仕組みがなくなるため極めて危ないのですが、私の場合は、依存症を正しく認識し、自分でそのガードシステムをしっかり構築しているとの主治医の判断で三柱はなくても構わないことになりました。

結局これらの対応は、アルコール依存症に限らず、糖質依存症やたばこ依存症など全ての依存症対策に有効だと考えています。
最近は、昔好きだったゲームや依存物質が入っていると思われるゼロコーラなどもすっかり欲しくなくなり、あらゆる依存ビジネスから離脱できたような気がしています(^^)


長々とお話してきましたが、依存症は決して意思が弱いのではなく、れっきとした病気です。
それをまず自分で認めることと、これまでお話したような正しい対応を行なうことで、必ず依存症から離脱することができると思っています。
ぜひこれらのお話を参考にして頂いて、依存症から離脱した、身体にも優しく、無駄な出費もなくなった、健康的で幸せな生活を送ることができるようにお祈りしています。

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
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