家庭での教育について(その1)

あおぞら塾などで、こどもを教えていて、親御さんとお話しする機会がありますが、あおぞら塾などで教えていても、高々週1回数時間で、ほとんどの時間は、学校と家庭になるので、家庭での勉強というか、教育が大事になると思っています。

しかし、親御さんのお話を聞くと、家でなかなか勉強しないんですよ、という声が多いです。
実際、我々が教えているときは、きちんとしているこどもでも、家に帰ると言う事をきかないというパターンは良くあることで、それはこどもも、外での顔と家での顔は使い分けているから不思議ではないです。

特に、親子の関係で勉強を教えるとなると、親は自分のこどもに対して客観的になれずに、ついつい感情が入ってしまったり、こどもも親に対する甘えや反発などの感情で、上手くいかないことが多いと思います。

親御さんに、絶対言ってはダメとお話しているのが、「勉強しなさい」という言葉です。
「勉強しなさい」と言われて、勉強したくなるこどもはいません。やっても、いやいや勉強するので、能率はあがりません。

「でも、勉強しなさいと言わないと本当に勉強しないから」と仰る親御さんも多いですが、こどももバカじゃないので、本当にまずいと思ったら勉強します。
宿題をしなくて学校でしかられたとか、テストの結果が悪かったとか、自分自身で、自分の失敗を受け止めて、やっぱり勉強しないとだめだな、と自覚して自ら勉強するのが一番望ましいと思っています。


全ての勉強は、自学自習が基本だと私は思っています。

それも、自分で色々なことに興味を持って、その新しいことにチャレンジしてみて、失敗もしながら経験して行って、それで学んでいくこと、それが自学自習による勉強だと思っています。

これは、学校の勉強に限った話ではありません。
家のお手伝いをすること、買い物に行くこと、一人で遠くに出かけてみること、近所のこどもと遊ぶこと、小さな子どもの面倒を見てあげること、色々な日常における体験が勉強だと思っています。

しかし、最近のこどもは見ているととても忙しいです。
あるこどもは、サッカー、英語、ピアノ、塾、水泳などで毎日予定が一杯で、とても忙しいというこどももいました。

そのこどもに、
「全部好きなの?」と聞くと、
「ピアノは好きじゃない」と言うので、
「それなら辞めたら」というと、
「お母さんが勧めるから辞められない」と少し複雑な顔をしています。

そのこどものお母さんと話す機会があって、
「習い事が多すぎませんか」と言うと、
「こどもには勉強以外も色々な機会を与えてあげたくて」と仰るので、
「でもお子さんはピアノは好きじゃないと言ってますよ」と言うと
「せっかくここまでやったんだから、キリのいいところまではやらせたい」という会話になりました。

こどもが興味を持つように、色々な選択肢を与えてあげるのはとても良いことだと思います。
しかし、その中から、こどもが自ら好きなことを選んでやっていくのが重要で、親の思いをこどもに託してしまうと逆効果です。

特に、小さい子どもは、自分が好きか嫌いか良く分からないので、親の言うとおりにやっていて、やっているうちにあまり好きでないと思っても、親が言うからやらなくちゃと、いつの間にか、親の期待に応えるためにやっていたりします。

そうなると、自分の好きなことをやっているのではなく、言われてやることになり、自分で考えたり、自分で興味を持つことが段々苦手になって、受身の勉強になってしまいます。

これは、自学自習とは真反対の与えられる勉強です。
この与えられる勉強だと、極めれば、一流大学にも入れますし、一流企業にも入れます。

私もそういう人をたくさん見てきましたが、そういう人は、言われた仕事はできても、自分で考えてやる仕事ができません。
答えのある問題や、解法パターンのある問題しかやってきていない人は、答えのない問題ややり方の分からない問題ははできません。

しかし、仕事は答えがなくて、やり方も分からないものがほとんどです。
だからそういう人は、いくら一流大学を出ていようが、使いものになりません。

それに耐えられずに、入社早々に辞めていく方もいます。
いい大学を出て、いい会社に入ったのに、もったいなと思われるかもしれませんが、自分で考えて解決できる力がないと、生きていけないのです。

果たして、親御さんは、どのようにお子さんを教育していけば良いのでしょうか。

お話が長くなったので、今日はここまでにします。
私も正解を持っているわけではないですが、みなさんも、一度考えてみてください。

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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