家庭での教育について(その2)

家庭での教育の続きです。
『家庭での教育について(その1)(ブログへリンク)』

子どもにとって、親御さんの家庭での教育やしつけはどのようなものが望ましいのでしょうか?

私は、現在、NPOあい・ぽーとステーションで、週1回、0~4歳児の保育を行なっています。
こどもは元気に遊んでいるのですが、ときには、遊んでいるこどものおもちゃを取ってしまうこどもや、他のこどもに向かって物を投げつけるこどもなどもいて、そういうときには注意したりすることもあります。

注意されたこどもは、言うことを聞きますが、しばらくすると、忘れてしまったのか、また同じことを繰り返したりします。

あるとき、ベテランの方が、そういうこどもに対して
「○○ちゃん、今、△△ちゃんのおもちゃを取ったよね。△△ちゃんは、どう思うかな?
もし、○○ちゃんが、自分が使っているおもちゃを取られたらどうかな?いやだよね。
そうしたら、△△ちゃんも同じようにいやだったと思うよね。どうした良いと思う?
そう、おもちゃを返してあげるの?ありがとうね。△△ちゃんも嬉しいと思うよ。」

このベテランの方は、一度もこどもを注意したり、しかることもなく、おもちゃをとってしまったこどもに、自らおもちゃを戻させることをさせたのです。

小さなこどもでも、悪いことをしたときに、ただししかるのではなく、その行為がどうだったのか考えさせるようにすると、その善悪を判断して、正しい行動を自ら取るようになるのです。なるほどな、と思いました。

勉強も同じですよね。教えられる勉強は、その場では理解しますが、また同じような問題が出たときにやはり分からなくて教えてもらうことを繰り返してしまう。そうやっているうちに、教えられることに慣れてしまって、分からなかったら、教えてもらうことを待っているようになってしまう。

一方、自力で頑張る勉強は、問題を解くのに時間がかかったり、回り道だったりするかもしれないけれど、自分で苦労して解けた問題は決して忘れない、次に同じような問題がでたときも、諦めずに解こうと努力して、また自力で解いてしまう、そうしているうちに、勉強の基本である自学自習が身についてくるということだと思っています。

結局、親御さんがこどもに対して必要なのは、何かをさせたり、注意したり、しかったりすることよりも、こどもに自ら考えさせて、時には上手くいかずに失敗したりすることもあるでしょうけど、チャレンジさせて、自ら気がついたり、体験することで、学んでいく、そういう自発的・自立的な教育やしつけが大事なのではないでしょうか。


私は、子どもたちが生きていくために必要なことは
①自ら色々なことに興味を持って、チャレンジしながら、ときには失敗しても、それらを踏まえて、自ら考えて、問題を解決していくことができるようになること
②いつも、他人を思いやる気持ちを忘れずに、人のためになることを一番に考えて常に行動すること
ではないかと考えています。

これらを親御さんがこどもに教えていくのは、親御さん自らが、こどもの模範となって行動することで、こどもはそれを見て育っていくのではないかと思っています。
言われてやることよりも、親の姿を見て、親の鏡と言われるこどもたちは、自ら学んで、育っていくのではないかと思っています。


私の母親は、年を取っても、いつも新しいことに興味津々で、例えば、私たちこどもがメールやラインをしていると、すぐに自分もやってみようとします。
東京に遊びにきたときも、地下鉄の地図を興味津々で見ていて、私がついていなくても、それを見ながら行ったことがないところでも、どんどん一人で行って来たりします。

また、いつも、近所のお年寄りのことを気にかけていて、困った人がいたらすぐに飛んで行って、面倒をみたり世話を焼いたりしています。
それも、特に見返りを求めるわけではなく、自分も年寄りなのに、いつもお年寄りのことを一番に考えています。

私は、こんな人にはなれないなといつも思っていたのですが、数年前に、私がアルコールや糖質依存から離脱して、それまでかかっていたもやがなくなって、とてもすっきりしたら、何故か、色々なことに興味を持って、チャレンジしたり、学んだりすることがとても好きになっていました。

また、頑張っているのに上手くいかずに困っている人を見るとほっとけなくて、その人を助けたいと思うようになりました。
でもそれは、突然そうなったのではなく、自分では気がつかずに、無意識のままそういうことをやってきていたようなのです。
私は、困っている方を助けてあげて自分でできるようになると、安心してすっかり助けたことを忘れてしまっているようなのです。

そういう、色々なことに興味を持ったり、チャレンジしたり、頑張っているのに上手くいかずに困っている人を見るとほっとけなくて、助けてしまうのは、結局、母親とそっくりなんだということに気がつきました。

私は、どちらかと言えば、放任で育てられてきたので、特に、親からしつけられたり、教育されたりした記憶もなく、自分で考えてやってきたと思っていましたので、そういう母親似のところがある自分に、今更ながらびっくりしました。

でも、今思えば、それは、いつもそうやって生きている母親の姿を見て、知らず知らずのうちに学んでいたのだと思います。
そういう母親の下で育てられて、そういう母親のこどもに生まれてきて、本当に幸せだったと思っています。


私は、これから結婚したいと思っています。

まだお相手の方には巡り会ってはいないのですが、その方とご一緒になって、もしこどもができたら、私の母親から学んだ、いつも興味を持ってチャレンジしていく姿と、いつも他人のことを思って困っている人を助ける姿と、お相手の方が親御さんから学んだ素晴らしい生き方を、一緒になって、自分のこどもに見せてあげて、その両親の姿を見ながらこどもに自ら学んで欲しいと思っています。

その結果が分かるのはずっと先の話ではありますが、そうなったときに初めて、このような家庭での教育が正しいことが分かるのではないかと考えています。

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
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