あおぞら塾および石神井学園での活動の終了

私は、
ボランティア団体のあおぞら塾と養護施設の石神井学園での学習支援の活動を毎週行なってきましたが、先日、それらの活動が終了しました。

あおぞら塾は、
教育格差の解消を目指す無料塾で、原則マンツーマンでボランティアの方々がこどもに勉強を教えているボランティア団体です。

私は、こどもたちが最も勉強につまずく、
小学校高学年での算数の文章題を集中的に教えてきました

色々試行錯誤した結果、こどもたちのレベルをチェックし、自分より少し難しいレベルの問題を、自習スタイルで時間をかけて解かせる
自立型学習支援教材を作成し、それをもとに、じっくり時間をかけて問題を解かせることをやってきました。

『自立型学習支援教材(小学校4~6年生用)(ブログへリンク)』

これにより、かなりのこどもは、算数の文章問題を自力で解けるようになったのですが、あおぞら塾では、毎週担当するこどもが替わり、かつ原則マンツーマンのため、別途、石神井学園で、
複数のこどもに自立型学習支援を行い、最終的に自学自習ができるようになるか、試みてみることにしました。

『石神井学園での学習支援(その1)(ブログへリンク)』
『石神井学園での学習支援(その2)(ブログへリンク)』
『石神井学園での学習支援(その3)(ブログへリンク)』


小学5~6年生の算数が苦手なこども3人に、6月から10月まで約4ヶ月に亘り、毎週1時間半(夏休みは週二回)、自立型学習支援を行なってきたのですが、はじめは、
算数が苦手で嫌いだと言っていたこどもたちが、最後には、
算数が好きでこどもによっては得意だと言うようにまでなりました(^O^)/

私が、最も良かったと思ったのは、
全てのこどもが自学自習による自立型学習ができるようになったことです(^^)

最後の1ヶ月は、こどもたちに算数の問題集を与えて、
自分たちで、勉強時間や休憩用の遊びの時間も自主的に決めさせ、
自分で問題を解いて、
自分で答え合わせをして、
自分の決めたところまでを勉強する、

まさに、自学自習ができるようになりました(^O^)/

先日、石神井学園での学習支援活動の最終日だったので、こどもたちを担当する職員の方々にも入ってもらい、これまでの振り返りを行なったのですが、
あれほど勉強が苦手で嫌いだったこどもたちが、勉強が好きになり、自分で勉強ができるようになったことに対して、
職員の方々はとてもびっくりされていました。

私に、どのような教え方をしたのか、と職員の方から質問があったのですが、私からは、
「私はほとんど勉強を教えていません。
こどもたちが、自力で勉強をしているのをそっとサポートしていただけです。
こどもが、勉強に詰まっても、決して教えずに、問題文を一緒に考えることで、こどもに気付きを与え、こどもがまた頑張って、何とか問題を解く、それをひたすら繰り返してきただけです。」

とお話しました。

大事なのは、
教えないことです。
こどもが問題に詰まっても、
じっと我慢し、こどもが自力で問題が解けるように、
そっとサポートをすることです。

こどもたちが、苦しみながらも、試行錯誤しながら、時間をかけて問題が解けると、それはこどもにとって、
大きな達成感になりますし、それだけ
苦労した問題は決して忘れません

そういう問題を苦しみながらも
解く楽しみが分かってきて、また、
次の問題にチャレンジする気持ちに繋がってきます。

そういうことを、毎週毎週わずか1時間半、休憩を除くと1時間程度ですが、繰り返していった結果、
勉強をする楽しみと、
勉強の基本である自学自習ができるようになったのです(^^)

当然、こどもによって、能力差はあります。
しかし、その子の持つ能力に応じて、もっとも力が発揮できるレベルまで、一人一人のこどもたちは成長し、
自分の得手不得手を十分理解した自立型学習ができるようになったのです(^^)

これは、塾などの
教えられる学習スタイルでは習得は難しいと思っています。

大手の塾の中では、公文が自習スタイルの学習法で近いところがあるのですが、公文は計算問題が主体のため、文章題による自分で考えて問題解決ができる力を育むことは、難しいと思っています。

石神井学園の職員を交えた振り返りは、40分程度で終わったのですが、その後、こどもたちは、いつものように勉強をしたいと言うので、こどもたちに任せ、私もいつものように見守っていました。

こどもたちは、大人の話に疲れたのか、すぐにいつものように遊び始め、20分ぐらい一緒に遊んだら、
誰が言うこともなく勉強を始めました

そして、一人ずつ、自分の決めた勉強範囲が終わり、勉強が終了すると、
こどもたちと過ごした4ヶ月間も終了することになりました。

最後に、こどもたちが、一人一人書いてくれた手紙を渡してくれたのですが、私はその場で見ると子どもたちに格好悪い姿を見せてしまいそうなので、「帰ってから見るよ」と言って、石神井学園を後にしました。

いつもは、見送ってくれるこどもたちが、この日は、バイクで帰る私を走って追いかけてきて、門のところで最後のお別れをして、
私の石神井学園での活動は終了しました。


こどもたちと過ごした4ヶ月は、
こどもたちにとっても私にとっても忘れられない貴重な時間になったと思います。

私にとっては、自分の考えた
自立型学習支援による自学自習スタイルの成功モデルになりましたし、こどもたちにとっても、養護施設をいずれ出るときには、他のこどもより自立が求められることになるので、今回、自学自習や自分で考えて問題解決できるようになったことは、
将来自分の力で生きていくためにも強い力になったのではないかと思っています。

しかし、それ以上に、
こどもたちと過ごした日々のことは、今でも忘れることができません

彼ら彼女たちが、このまま、健やかに育っていけるように、これからもずっと応援していきたいと思っています。

子ども勉強

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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