考える力について(後編~小学生編)

子どもの考える力を育むにはどうしたら良いのか、小学生編です(^^)
『考える力について(前編)(ブログへリンク)』
『考える力について(後編~乳児期・幼児期)(ブログへリンク)』



これまでお話してきたように、就学前の子どもをせっかく上手に育てていても、いざ小学校に入るとなると、
親御さんが急に勉強モード
になり、
お子さんの考える力を押さえつけてしまうことが良くあります(>_<)

小学校の低学年のうちは、足し算・引き算・九九や漢字の書き取りなど、計算や暗記ものが多く、実際、学校の宿題や家庭での勉強も、やたら計算や暗記ばかりさせていることが多いです(^^;

確かに、計算や暗記は、勉強の基礎となることもあるので、ある程度は必要なのですが、これをやりすぎると、
単なる機械的な勉強になって、実は頭も使わないので、興味も失われてきて、
子どもは勉強が嫌いになってきます

そのような勉強を嫌がるお子さんに対して、親御さんが
「勉強をしなさい」と言うことで、ますます勉強が嫌いになっていくことはないでしょうか(>_<)

大事なのは、知識があったり計算ができることではありません。
それらを元にして
考えることです。

計算ドリルや書取ドリルを山のようにやっても、単なる千本ノックをやっているのと同じで、
頭はほとんど使っていません(>_<)

今どきのスポーツでもそのようなバカな練習はせずに、一本一本考えながら練習したり、イメージトレーニングを重要視します。

勉強も同じです。
現実感のない計算や暗記をいくらやっても、全く意味はなく、それらが、
子どもが日常的に接している事柄に繋がって初めて意味をなすので、子どもの理解度が進み、考える力を育むことになるのです(^^)/


例えば、漢字の書き取りについても、
読書をしっかりする子どもは、読んでいるときに知らない漢字が出てきても、文脈から想像することで自然と理解して行って、学校で初めて覚えたときも、現実感のある漢字としてすんなり覚えていきます。

また、計算についても、
お手伝いや兄弟の面倒を良くみる子どもは、例えば買い物や、おやつなどの取り分けの中で、自然と計算ができるようになっているので、現実感のある計算ができるようになります。


これは、塾や習い事などでは決して身につきません。

昔ながらの、
読書やお手伝いをしっかりやっていれば自然と身につくものなのです。

しかし、最近の子どもは、小学生のうちから、親御さんが、塾や習い事などに通わせて忙しく、読書をしたり、お手伝いをする時間もなく、貴重な現実感のある日常の中での勉強ができていないことが多いです(>_<)

例えば、
買い物は極めて重要な総合学習です。

「カレーを作るから、1000円で、肉と野菜を買ってきて」、と言われて、それだけでお買い物ができる子どもは、
計算だけでなく、
カレーを作るには何が必要なのかとか、
どの食材が安くて良い品なのかとか、
どこで売っているか分らなかったらお店の人に聞くとか、
色々な能力が育まれるとても優秀な子どもですよね(^^)

それも、いきなりできるわけではなく、何度もお使いに行っているうちにレベルが上がっていくのです(^O^)/
『小学生の夏休みの宿題について(ブログへリンク)』


また、友達と一緒に遊ぶこともとても大事な社会勉強です。

ただし、最近の子どもに多い、
友達と一緒にゲームをするのは全く社会勉強になっていません

単に、みんなで集って、それぞれがゲームをしているだけなら、しかもゲームは考える力を育みませんから、一緒に遊ぶことの学習効果はありません(>_<)


昔ながらの、近所の子どもが一緒になって、自分たちで創意工夫しながら遊ぶこと、これが一番の社会勉強であり、生きた勉強になります。

大きい子どもや小さい子どもや、強い子どもや弱い子どもなど、様々な子どもがいる中で、小さい子どもの面倒をみたり、ときには喧嘩もしたり、また仲良くなったり、
小さな子ども社会の中でコミュニケーション能力などの社会勉強を行っているのです。

また、遊びも、自分たちで考えたり、ルールを作ったり、特に、自然の中で様々な遊びを創意工夫していくことは、
考える力を非常に育むことができます(^^)/


結局、このような、
昔ながらの遊びやお手伝いなどをしっかりやっている子どもは、小学生高学年になってほとんどの子どもが直面する、いわゆる
10歳の壁につまづくこともなく、自学自習による自分で考える勉強を行っていくことができます。

逆に、
塾や習い事などで暗記・計算・パターン学習などの教えられる勉強をやってきた子どもは、小学校4年生ぐらいから、算数が苦手になり、
勉強が苦手になってくることが多いです(>_<)

計算問題が中心だった低学年から、小数や分数などの新たな概念や、文章題が出てくると、これまで考える勉強をしてこなかった子どもはお手上げ状態になってしまうのです(>_<)

それでも、私が作成した
「自立型学習支援教材」による文章題のトレーニングを行えば、かなりの子どもは苦手な文章題を克服し、自分で考えて勉強する自学自習ができるようになります(^^)/
『自立型学習支援教材の使用方法について(前編)(ブログへリンク)』
『自立型学習支援教材の使用方法について(後編)(ブログへリンク)』


しかし、この場合でも、
買い物などのお手伝いや読書をやってこなかった子どもは、文章を理解したり、現実的に捕らえることがなかなかできずに苦しみます(>_<)


結局、子どもの考える力を育むには、小学生になったからと言って、世間で言われているような勉強スタイルに変える必要はなく、
乳児期から幼児期に育んできた、
自分で興味を持って色々なことを調べたり、学んだりすることを、
友達との遊びや、お手伝いの中で、実践的な学習を高めていったり
読み聞かせから続く、読書好きになること、それもときには親御さんが読みきかせをしながら、
新しい興味のある分野を紹介してあげること
などの
昔ながらのスタイルを行うことが最も効果的なのです(^O^)/


学校の教科で言えば、最も大事なのは、
国語(読書)と算数(文章題)です。

他の科目は、暗記が中心で、中学校になってからでも十分間に合いますから、この二教科をしっかりやることで、
読解力、想像力、論理的思考力、表現力などの基礎的な力
を小学生のうちに育むようにしてあげてくださいね(^O^)/

子ども勉強

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
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