早期教育

こどもの教育は、早ければ早いほど効果があると私は講義で習いました。それでは、いわゆる早期教育が効果があるということでしょうか。早期教育はやり方を間違えなければ良いのですが、一般的には逆効果になることが多いようです。

早期教育とは、一般よりも年齢を繰り上げて文字や数、外国語、音楽、スポーツなどの教育を開始することを言いますが、これらは、たいてい親がこどもに良かれと思って始めることが多いです。こどもは、親に言われるまま始めて、こどもによっては年齢にしてはとてもできたりするので、親はとても喜んで、この子は天才ではないかとこどもを褒め、それを見たこどもは親の期待に応えようと更に頑張ります。しかし、その才能は、小さいうちは発揮されていても大きくなるにつれ、段々失われていったり、勉強でも、初めは結構出来ていても、大きくなるにつれ伸び悩んだりすることがあります。このやり方に何か問題があったのでしょうか。

前にもお話しましたが、こどもは生まれながらに、色々なものに興味を持ち、自ら試してみる、失敗したらそれを学習し、またトライすることができるようなDNAを持っています。そのときに、親がこれをやりなさいと何かを与えたら、こどもは親の期待に応えようと頑張りますので、記憶型の学習が中心となってしまいます。これによって、こどもが自ら色々なものに興味を持って学習する自立型の学習が失われてしまうことになり、こどもは考えることが苦手になってしまうのです。小さいときに、色々なことを知っていたり、しゃべるこどもは偉いとみな思いがちですが、記憶中心の学習は、思考的な学習の妨げになり、結局伸び悩んでしまうということです。

テレビで、天才子役と言われるこどもが、台本とかとてもよく覚えているのを天才と大人は言いますが、いつの間にかその子役を見なくなってしまうことが多いです。理由は定かではないですが、この記憶型の学習の弊害ではないかと思っています。

大事なことは、親はこどもの学習を邪魔しないことです。どんなこどもでも、あかちゃんから段々と大きくなっていく過程で、色々なものに自ら興味を持って学習していこうとしますので、親はそれを邪魔せずに、こどもの自立的学習をそっと見守ってやるのです。親が行うのは、こどもに色々な選択肢を提示してあげて、こどもが興味をもつことを強制せずにやらせてあげるということです。しかし、これは結構難しくて、こどもは敏感に親の期待を感じ取りますから、こどもが選んだと言いながら親の期待している選択肢を選ぶことも多いです。それだと自立型学習にはなりません。

習い事は、やはり教えられるということが多いので、自立型学習には向いていないことが多いと思います。むしろ、色々な自然を体験させたり、公園遊びや、絵本を読んだりという昔ながらの学習法が、こどもの自立的な学習としては適していると思います。

こどもの学習教材は、一見考えるこどもを育てているように思えますが、ゲーム的な感覚でこどもの興味をひいて学習させるパターンが多く、これではこどもの考える力は育っていないことが多いです。親は、こどもが興味を持ってやっていると思っていますが、ゲームに夢中になっていることと本質的には変わらないことが多いです。それは、教育産業が、上手に依存するこどもを育てているからなのです。

どんなこどもでも、自ら考えて問題解決できる力を持っているのです。その力を上手に育ててやれば、塾などに行って勉強する必要はなく、自分で考えて勉強するようになります。そういう意味において、親の子育て・教育における正しい情報・知識習得が大切なのです。

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山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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