凸凹の心を持つこどもたち(後編)

前回の「凸凹の心を持つこどもたち(前編)」の続きです(^^)

『凸凹の心を持つこどもたち(前編)』


「発達障害」という言葉について、私は、以前受講した子育て・まちづくり支援プロデューサーの講義の中で、

「発達障害という言葉を使うのはどうなのか?
発達障害と個性の境界線はあいまいであり、
強い個性を持ったこどもという理解もできるのではないか?
人より優れた面もある一方、難しい面もあって、それらは確かに支援する必要はあるけど、それに対して
「障害」という言葉でこどもを傷つけるのは問題ではないか」
という質問を講師の方にしました。

しかし、その方(大学教授)は、
個性とは違うのできちんと言葉を使い分けなければならない
と仰るので、

「それは分かるけどなぜ障害という用語を使うのか?
こどもたちはとてもナーバスで、自分が障害児だと言われると、自分は駄目な人間だと思ってしまい、
こどもの自尊心を傷つけてしまうのではないか?」
とまた反論したのですが、時間もなくなってしまいそのまま終わってしまいました(>_<)


昨年あたりから、国際的にも、
「障害」という言葉に代えて、
「スペクトラム(変動するものの連続体)」という呼び方に変わったとのことで、これは、こどもたちにとっても非常に喜ばしいことだと思っています。


人には、どんな方でも、
得手・不得手があります。

発達障害と呼ばれているこどもたちは、確かに、コミュニケーションや対人関係をつくるのが苦手なところもありますが、一方で、
優れた能力を持っているこどもも多いです(^^)

天才と呼ばれている人のかなりの方々は、特定の能力に天才的に秀でていますが、一方で、
それ以外の能力においてはかなり不得手な方も多いようです(^^;

エジソン、モーツァルト、アインシュタイン、スティーブン・スピルバーグ、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、トム・クルーズ、黒柳徹子など、様々な分野で活躍する方々も、
実は発達障害であったと、ご自身が告白したり、当時の関係者の証言から明らかになっています。


このような天才と言われるような方でなくても、発達障害と呼ばれるこどもたちは、
普通のこどもたちより凸凹が激しいのだと、私は考えています。

その苦手な部分が激しくなりすぎると、普通のこどもと同じような行動を取ることが難しくなるので、サポートしてあげる必要が出てくると思うのですが、
その苦手なところだけを捉えて、
「障害」だとか「病気」だとか決めつけるのは、いかがかと思っています


そのこどもたちにも、得意なことや、人より秀でているところもあるので、
得手・不得手も含めて認めてあげることが何よりも大切だと思っています。

確かに、学校や社会生活を送っていくためには、苦手な部分を克服していかなければいけませんが、その点ばかりをフォーカスして、しつけたり、指導していくのは、こどもたちが、
「自分は劣っているのではないか」と、
こどもたちの自尊心を傷つけてしまうのではないかと危惧しています。

こどもたちにとっても大切なことは、
「自分には、確かに苦手なところもあるけど、一方で得意なところもある。
その良いところも、悪いところも含めて、それが自分なんだ。」

自ら認めること、認知することが、何よりも重要だと思っています。


私は、ボランティアで、こどもに勉強を教えているときに、こどもたちには、
科目の中でも得手・不得手がありますし、
勉強は苦手だけどスポーツや絵を描いたり漫画を描くのが得意なこどもとか、色々なこどもに接してきました。

こどもたちには、
得意なところは、たくさんほめてあげて、その能力をどんどん伸ばしてあげる一方で、
苦手なところは、そこそこできれば良いと言ってあげています(^^)

自分の得意なことや好きなことには、こどもたちは、
ほっておいても頑張りますし、それが自信にもつながります(^^)

それは、こどもの
自尊心を高めていくことに繋がり、また、
チャレンジ精神も養われますので、
苦手なことも、そこそこで良いならと、そのこどもなりに頑張ります

そうやって頑張っていくうちに、いつの間にか、
苦手がなくなって、好きになったり、得意になったこどもたちも結構います(^^)


発達障害の中の学習障害(LD)と呼ばれるこどもも何人か見てきました。

初めは、本当に簡単なことであっても、そのこどもにはとてもハードルが高く、でもそのこどもが努力すればできるレベルの問題をやらせてみると、それを
苦労しながらも自力で解けると、とても嬉しそうな顔をします(^^)

苦しみながらも自力でできると、また次のステップの問題にチャレンジしようとして、そうやっているうちに、
普通のこどものレベルの問題なら、ほとんどできるようになってしまいました

しかも、それらは、何も教えずに、
自学自習でできるようになったのです(^^)


凸凹が激しいこどもたち、特に、
親御さんはとても大変だと思います。

こどもによっては、
流れていく時間がとてもゆっくりで、他のこどものように、ちゃっちゃとこなしていくことが難しいかもしれませんが、どんなことでも、
そのこどもが頑張ればできそうなレベルを探してあげて、チャレンジさせてあげてください

どんな小さなことでも、
その成功体験はこどもたちの自信になりますし、また
チャレンジしようという気持ちにつながります


大事なのは、
こどもたちが自分でやることです。

それが最終的な目的である
「自立」につながります



何よりも、そうやって、
親御さんと長く一緒の時間を過ごしたこどもたちは、
とても優しいこどもが多いです(^^)

自分にも優しいですし、
人に対しても優しいです。

親御さんといつも接していることで、オキシトシンもしっかり分泌されて、
幸せで、優しいこどもになるのでしょうね(^^)/


親御さんも、きっと、
お子さんと長く一緒に過ごした時間は、
大変だったけど、幸せな時間になるのではないでしょうか(^^)


そうやって育ったこどもは、大きくなって社会に出ても大丈夫です(^^)

それほど上手に色々なことができなくても、
他人に優しい人は、他人もその人に対しては優しくなるので、苦手なところはみなさんがサポートしてくれます(^^)

それが、社会的生物である人間なんだと思っています。


凸凹の心を持つこどもたちの親御さんは、本当に大変だと思いますが、

お子さんの得意なところも、苦手なところも、一緒に認めてあげて、
得意なところはどんどん伸ばしてあげて、
苦手なところはできるところからゆっくりで良いのでチャレンジさせてあげて、
お子さんとの一緒にいる時間を何よりも大切にしてあげて、

優しく生きていく人に育ててあげてくださいね(^O^)/


娘を抱っこ


『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
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