疑うこと

これまでブログに書いてきた話をすると、びっくりされる方が多いです。ちょっと考えればおかしいなと思うことでも、今まで全く考えなかったと仰る方が多いです。例えば、カロリーで太るのではなく糖質で太る、脂肪を食べても太らない、コラーゲンを食べても肌はプリプリにはならない、などなど。
結構、しっかり考えることができる方でも、ご存知なかったという方が多く、その理由を説明してあげると納得されるのですが、なぜ、そのような方が多いのでしょうか。

その理由として、日本人の気質の問題があると思います。日本人は、自分がこどもの頃から教えられてきたことや、大多数の人間が言っていることが正しいと思う気質があり、一方で、たとえ理屈が正しくても少数の意見であればなかなか採用しない面があると思います。だから、例えば、こどもの頃から言われてきたカロリーで太るということに対して疑わずに信じているという状態になると考えられます。それでは、なぜこのような気質になっているのでしょうか。

その理由としては、家庭教育の問題があると思います。日本の家庭では、自己主張はせずに自己抑制して他人に合わせなさいとしつけられます。これは、アメリカが、自己主張をして自己抑制はしないようにとしつけられることと対照的です。
このしつけは、決しておかしいのではなく、和を尊ぶ精神のような日本人の文化的価値観は、このしつけから生まれていると思っています。

しかし、この家庭のしつけだけでは、自己主張する側面が育まれないため、それらをしつけ以外で補ってやる必要が生じてきます。これが、教育による働きかけなのです。

最近でこそ、教育における自己主張の必要性ということで、話し合い学習やディベートなどを重視した教育が行われ始めていますが、実際の教育現場ではまだまだ自己主張を育む教育にはほど遠く、それらが、日本人の、他人の言うことを受け入れ「疑う」ということをあまりしない気質を形成しているのではないかと思っています。

疑うということは、悪いことのように思う方もいらっしゃると思いますが、疑うことができないと問題点を発見することはできません。問題点が発見できなければ、仮に間違っていてもそれを信じてしまうので、心身によって良くないことでも繰り返してしまうという事態になってしまいます。私が、これまで色々書いてきたことは、様々な情報の中から、これは本当に正しいのかと疑って、一つずつ論理的に検証して理屈が正しいと思われることを整理しただけなのです。

どんなことでも疑ってみるという習慣をつけることはさほど難しいことではありません。例えば、私が書いていることでも、まずは疑ってみて、自分で調べて検証してみて、正しいと納得できたら初めて受け入れるという習慣が重要です。疑う習慣ができれば、明らかな誤りや非論理的な話は受け入れなくなり、賢い消費者による選択ができるようになり、その結果おかしなビジネスなどは崩壊してしまうことでしょう。

従って、疑うことを教える教育はとても大事だと思っており、それは私の目指す「自分で考えて解決できるこどもの育成」の観点からもとても重要な教育の一つだと考えています。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
Facebookユーザーネーム:yart0108

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR