「糖質と脂質でエネルギー優先するのは?」~広島大学履修生日記(食品微生物学 第7回)

今週も、第7回目の
広島大学生物生産学部の講義に行ってきました(^^)/


この日は、オバマ大統領の広島訪問の歴史的な日で、市内は午後から厳戒警備体制になっていました。

広島大学のある東広島方面は、いつもより若干渋滞していましたが、キャンパス内はいつもと変わらずにのんびりとしていました(^^;

8時には大学に着きましたが、さすがに、まだ誰も来ていませんね。





この日の講義も、
「クイズ」と称した
「小テスト」から始まりました(^^;

前回の結果も返ってきて、
グルコースから酸化的リン酸化によって合成される理論的なATP分子数を間違えてしまい(正解は34)(^^;
6問中5問正解2.5点、おまけで、
3点の満点扱いにまたなりました(笑)


私が、第4回の講義で質問した回答も返ってきました。

【私の質問】 乳酸菌などの善玉菌は食品として摂ると、胃酸で死んでしまい、生きたまま腸に届かないと言われていますが、VNC状態にすることで、腸に届いて、腸管と接することで活性化することができるのでしょうか?

→ VNC状態の細菌は芽胞と異なり、厚い殻や膜で覆われているわけではありません。
そのため胃酸などに対して抵抗力を示すとは考えられません。



第4回の講義でお話しした
「VNC」(Viable but Nonculturable~生きているが培養できない)という状態を利用して、
善玉菌を生きたまま腸に届けられないかという質問だったのですが、やはり難しいようですね。

『「7500年も生き続ける細菌」~広島大学履修生日記(第4回)(ブログへリンク)』


しかし、吉冨さんの勉強会でのお話では、
自然免疫センサーであるTLRを反応させることで免疫力が向上するのですが、TLRは乳酸菌の菌体成分や生産物質に反応するので、
生きた菌より、菌の総数(生菌+死菌)を増やすことが効果的とのことでした(^^)

つまり、
乳酸菌が胃酸で死んでしまっても問題なく
毎日たくさんの乳酸菌などの発酵食品を摂ることで、TLRが活性化され、
免疫力が向上するのです(^O^)/

「生きたまま腸に届く」食品など買わなくても、問題ないと言うことですね(^^)/


講義は、前回に引き続き、
「遺伝子の構造と機能」です。

前回、20種類のアミノ酸を合成するために、
DNAにある4種類の塩基の3つの組み合わせで、遺伝情報を解読するというお話をしました(^^)

『「クエン酸が身体に良いって本当?」~広島大学履修生日記(第6回)(ブログへリンク)』


しかし、この塩基はDNAに一列で繋がって並んでいるので、「CAG」などの情報は、どの3つずつを取り出すかで変わってきますよね。

例えば、
「CAGUCAAU・・・」と並んでいれば、初めから3つずつ取り出すと、
「CAG」「UCA」・・・ですが、一つずらすと、
「AGU」「CAA」・・・となり、もう一つずらずと、
「GUC」「AAU」・・・
3つのパターンができますよね。

DNAは、二つがらせん状に繋がっていますので、3×2=
6通りのパターンがあることになります。

このままでは、アミノ酸を合成する情報が特定できないことになりそうなのですが、例えば、パターンの中で「AAU」が出てくると、それは
「STOP」という情報になり、そこで
遺伝子情報が途切れてしまうことになるのです。

6つのパターンのうち、「STOP」情報が出てこなくて、
遺伝子情報が繋がっていくものは一つしかなく、それが、
アミノ酸を作る正しい情報になるのです(^O^)/

お分かりになりましたか?


また、講義の後半は、
遺伝子情報を元にアミノ酸を合成する際の制御機能の話になりました。

これも、仕組みはかなり難しいのですが、簡単に言うと、アミノ酸を合成するにはエネルギーを使うため、無駄なエネルギーを使わないように、
必要なものだけを作る制御機能が備わっているというものです。

例えば、
糖質や脂質などの色々なエネルギー源があるときに、
身体にとって必要だったり、重要だったりするエネルギー源を優先的に代謝するように、そのための
必要な酵素(アミノ酸で合成)を制御するようになっているのです。


糖質と、脂質が両方あるときには、エネルギー源としては、
優先的に糖質が代謝されます。

これは、糖質は解糖系でエネルギーを作られ、脂質はミトコンドリア系でエネルギーを作られますが、
解糖系の方が、素早くエネルギーを生産できるため、糖質の代謝が優先され、そのための必要酵素が制御されるのです。

そして、
糖質がなくなってくると、次に、脂質を代謝するように、必要酵素が切り替わってくるのです。


この仕組みにより、
糖質をたくさん摂っていると、糖質の代謝が優先され、脂質の代謝は滞ってくることになります(^^;

つまり、解糖系が優先的に稼働するので、エネルギー効率が悪く、かつ乳酸と一緒に疲労物質も作られますので、
疲れやすく、こりやすい身体になり、一方、体脂肪の燃焼も進まないので、
ダイエットも停滞することになりますよね(>_<)

方や、
糖質の摂取を控えて、脂質中心の食事にすると、糖質の代謝がすぐに終わり、脂質の代謝のためのミトコンドリア系が稼働しますので、食事で摂った脂質とともに、体脂肪も代謝され、
スタミナのある疲れにくい身体になり、
余分な体脂肪も減少していくことになりますよね(^O^)/



講義内容は、2年生までの基礎知識のない私には、かなり頭を使うものなので、
いつも以上に脳のエネルギー消費も激しく(笑)
お腹も空いてきましたので、早々と食堂に行きました(^^)




この日は、メイン料理は、
セルフバーから選んでみました。

セルフバーには、肉・魚系(鶏のから揚げ、ミニチキンステーキ、鯖の塩焼き)の他にも、フライドポテト、焼売、サラダなどありましたが、当然、
肉・魚系のみを選びました(^^)

今回の体に優しい学食メニューは、

■セルフバー(鶏のから揚げ、ミニチキンステーキ、鯖の塩焼き)(動物性たんぱく質、動物性脂質)
■納豆(発酵食品)
■高野豆腐(植物性たんぱく質、植物性脂質、食物繊維)
■夏野菜と昆布の和え物(食物繊維)
■スタミナスープ(動物性たんぱく質、動物性脂質、食物繊維)

合計449円の、
糖質控えめで、たんぱく質、脂質、食物繊維、発酵食品が中心の体に優しいメニューになりました(^O^)/




勉強していて面白いと思うのは、知識が増えていくことそのものより、その
仕組みや理屈が分かってきて、それにより
これまでの疑問が解決され、
色々な話が全て繋がってくることですね(^^)/

自分が学生の頃だと、人生経験もまだ少なく、世の中にある様々な疑問に対する問題意識も少なかったのですが、今は、色々な経験をしてきたので、それらによって生まれた
多くの疑問などが解決されていき、これまで、
別々だと思っていたことが、繋がっていることが分かってくると、
とても面白いし、楽しくなりますよね(^O^)/


勉強とは、色々なことに対する疑問や好奇心を解決していくことなんだなと、改めて考えさえられた今日この頃です(^^)


『広島大学履修生日記(ブログへリンク)』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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