湿潤療法について

湿潤療法というケガやヤケドの最新の治療法についてご存知ですか。
これは、糖質制限の中でもご紹介した夏井睦先生が広められた治療法で、現在大分普及し、キズパワーパッドのような従来の絆創膏とは異なる湿潤療法による新しい絆創膏も出てますので、湿潤療法という名前は知らなくてもご存知の方も多いかと思います。

従来のケガやヤケドの治療法は、消毒した傷口をガーゼで覆いかぶせて乾燥させる治療法でした。乾燥してかさぶたになり、かさぶたが剥がれたら治療終了で、傷痕が残るのも当たり前でした。また、ガーゼを交換するときに、乾燥して張り付いていますので剥がすととても痛く、特にお子さんにはとても辛い治療法でした。
また、ヤケドについても、状態によっては、皮膚移植手術が必要になるなど、患者さんにとってはとても辛い治療法でした。

従来の治療法は、①消毒しないと化膿する、②かさぶたを作るために乾燥させる、③かさぶたができるのは治りかけた証拠である、という考え方に基づくものでした。しかし、この考え方は間違っていることが分かり、それに代わる新しい治療法が湿潤療法なのです。

湿潤療法は、①患部を水道水でよく洗い流し、②消毒はせずに、③患部を閉塞してうるおい状態(湿潤状態)を作り出し、かさぶたを作らずに早く治す治療法なのです。湿潤療法はとてもシンプルな治療法であり、体が本来持っている「自己治癒能力」を生かした最善の治療法です。
ケガをすると、傷口がジクジクになることがあり、これまではそれを化膿したと言っていましたが、実はそのジクジクが傷を治すために必要不可欠な修復機能のある浸出液だと分かりました。
湿潤療法とは、そういった細胞の働きを活発にさせ、しっかりと傷口を潤すことで本来の自然治癒力を最大限に生かすという治療法で、 従来よりも早い時間で、傷の痕も自然な状態に治るのです。

従来の治療法における消毒は、治癒に必要な細胞までも破壊してしまいます。 細胞が破壊され続けますと、傷口はどんどん深いところまで傷ついてしまいます。 傷口は水道水でよく洗う、これだけで十分なのです。
また、乾燥したガーゼを傷口に貼ってしまうと、患部から出る浸水液がガーゼに染込み張り付くので、はがす時に痛みます。
痛みだけでなく、新しくできはじめた表皮細胞も一緒にはがれてしまうため、なかなか患部の修復は進みません。
また、かさぶたは、ケガを治そうとする細胞などが乾燥のために働けず、死んで固まってしまったもので、治っているわけではないのです。
【湿潤療法についての説明】

薬局やネットで買える湿潤療法のための治療剤について、夏井先生のサイトからご紹介します。
患部の状態や値段などからお選びください。私は、「ズイコウ ハイドロコロイド包帯」が患部に応じて切って使えて便利なので買い置きしています。幸い使用したことはほとんどないのですが、小さいお子さんがいらっしゃる家などには重宝すると思います。
【湿潤療法のための治療剤】

また、家庭では治療できない重度なケガやヤケドは湿潤療法を行っている病院に行かれることをお勧めします。
【ケガの湿潤療法を行う病院】
【ヤケドの湿潤療法を行う病院】

ちなみに、夏井睦先生がいらっしゃるのは、練馬光が丘病院 傷の治療センターで、毎日、ネットで調べて来た患者さんや、従来の治療法に不安を覚えて転院して来られた患者さんで一杯とのことです。

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
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