「生きたまま菌が腸に届かないとダメなのか?」~広島大学履修生日記(食品微生物学 第14回)

今週も、第14回目の
広島大学生物生産学部の講義に行ってきました(^^)/

この日は、梅雨明けして夏になったのに、なぜか朝うちはひんやりとして、バイクに乗っていると多少肌寒く感じる天候でした(^^;


大学に到着し、講義前に行ってみたのは、
大学院の国際協力研究科です。

聞きなれない研究科ですが、
開発途上国の問題解決に資する研究者・高度専門職業人の育成を行う研究室とのことです(^^)




この日の講義も、
「クイズ」と称した
「小テスト」から始まりました(^^;

前回の結果が返ってきましたが、3点満点中
3点でした(^^)/

おまけでない
3点満点は久しぶりですね(^^)

発酵食品などの身近なテーマになってくると、事前に勉強してなくても、何とかなりますね(笑)


前回の質問の中から、私の質問の回答がありました。

発酵食品などに含まれる乳酸菌などの微生物は、胃酸で死滅してしまい、生きて腸に届くことはほとんどないと思われますが、なぜ腸内環境の改善に効果があるのでしょうか?

→ 通常の乳酸菌は、熱や酸などに弱く、確かに胃酸でほとんどの乳酸菌は死滅してしまいます。

しかし、現在ヨーグルトなどに用いられている乳酸菌は、各メーカーが開発した酸に強いタイプの乳酸菌を使っているので、胃酸で死滅することが少なくなり、生きたまま腸に届くことになります。

ただし、その場合も、食前などの空腹時に摂ることは避けて、食後に胃酸が薄くなったときに、摂るのが効果的です。



この話は、講義の中でも出てきますので、また後ほどお話ししますね(^^)



この日の講義は、前回からの続きで、
プロバイオティクスです。

「プロバイオティクス」とは、前回もお話ししたように
「腸内フローラのバランスを改善させる、人などに有益な生きた微生物」のことです(^^)

プロバイオティクスのもたらす
有益な効果としては、
■腸内フローラのバランス改善
■免疫系の刺激、感染症に対する抵抗力向上
■便秘・下痢の防止
■ビタミン合成
■消化促進

など、様々な効果があります(^^)/


一方、
「プレバイオティクス」と呼ばれるものもあり、これは、
「消化されずに腸に届き、プロバイオティクスの増殖を促進する物質」で、
言うなれば、
腸内細菌のエサですね(^^)

オリゴ糖や食物繊維の一部である
イヌリンなどがプレバイオティクスに含まれています。


また、
腸内フローラは、
身体に有益な働きを行う
ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌と、

有害な働きを働きを行う
大腸菌やウェルッシュ菌などの悪玉菌と、

有益な働きも有害な働きも行う
ことがある、
バクテロイデスや連鎖球菌などの日和見菌がいて、
これらの
バランスが大切とされています。

(一般的には、
善玉菌:悪玉菌:日和見菌2:1:7
と言われています。)


善玉菌を活性化することで、悪玉菌の働きを抑え、日和見菌を味方につけることができるので、
乳酸菌などを生きたまま腸に届けてそのエサになる、オリゴ糖やイヌリンなどの水溶性食物繊維を積極的に摂りましょう、というのが、一般的な
腸内環境の改善の話ですし、講義でもそのような話がありました。


しかし、冒頭でもあったように、
乳酸菌などは生きたまま腸に届かないとダメかどうかは疑問だと思っています。

乳酸菌には色々な種類がありますが、ヨーグルトなどに含まれる
本来の乳酸菌は、酸に弱いので、ほとんどが胃酸で死滅し、
腸に届くことはほぼないと言われています(^^;

しかしながら、プロバイオティクスの起源は、
ブルガリアの長寿村で村人がヨーグルトをいつも食べていたことの発見でした。

その頃のヨーグルトに含まれていた乳酸菌は酸に弱いタイプで、
生きたまま腸には届いていたとは考えられないのですが、それでも長寿であったのはどういうことなのでしょうか?


実際、現在の研究では、
乳酸菌などが生きているか死んでいるかは関係なく、それが腸に届くことで、それらが
善玉菌のエサになることと、それらが
直接免疫機能を活性化させることが身体に良い効果があると言われています(^^)

仮に、
新たなタイプの乳酸菌などが生きたまま腸に届いたとしても、それらが人体にとって有益か有害かは分からないので、
腸内の免疫細胞によって死滅させられ、生き残ったとしても、
それらが腸内で増殖していける保証はないのです(>_<)


腸内フローラは、
乳児の頃に取り込んだ細菌によってほぼ決まってしまうと言われています。

細菌は、必要な栄養などの生育可能な条件があれば増殖していきますので、全滅しない限り、
新たな細菌を投入する必要はなく
腸内細菌のエサとなる、
オリゴ糖やイヌリンなどの水溶性食物繊維や、生死にかかわらず
乳酸菌などや、特別篇でお話ししたように、
米麹などが効果的に働きます(^O^)/

『「米こうじは善玉菌のエサ!」~広島大学履修生日記(特別編)(ブログへリンク)』


結局、ヨーグルトにしても、現在、各メーカーが色々な機能性のあるタイプの乳酸菌やビフィズス菌を開発して、
付加価値をつけて売り出していますが、私は、
これらの効果は前から疑問視しています(^^;

お話ししたように、それらが生きたまま腸に届いたとしても、それらが
腸内で生き残って増殖していく保証はなく、そもそも、
人の腸内フローラを変えることはそんなにたやすいことではないので、このような
高いだけで効果が期待できないヨーグルトを購入するつもりは全くありません(>_<)


腸内環境を改善する効果があるのは、
腸内細菌のエサになり、また
直接免疫機能を向上させる効果のある
発酵食品を、
毎日、色々な種類を、たくさん摂ることです(^^)/

機能性ヨーグルトのような少量のものを摂っても、その
効果はほとんど期待できませんよね(^^;


効果的に発酵食品を摂るためには、この講義で学んだことを生かし、
発酵食品の原材料作る工程などを吟味して摂るように、心掛けていきたいと思っています(^O^)/



講義が終わり、いつものように学食に行きました。

この日の体に優しい学食メニューは、

■セルフバー(鶏のから揚げ、チキンフライ、塩サバ、イカフライ)(動物性たんぱく質、動物性脂質)
■セルフバー(ブロッコリー、オクラ、わかめ、キムチ、たくわん)食物繊維、発酵食品)
■納豆(発酵食品)
■巣ごもりたまご(食物繊維、動物性たんぱく質、動物性脂質)
■味噌汁(発酵食品)

合計486円の、
糖質控えめで、たんぱく質、脂質、食物繊維、発酵食品が中心の体に優しいメニューになりました(^O^)/




講義も期末試験まで、あと
次回の1回のみになりました。

予定からはかなり遅れているので、次回は
3回分くらいを駆け足で説明があるのでしょうね(^^;

次回の講義で、期末試験の話も出るようですので、次回の講義が終わったら、本格的な試験勉強を始めようかと思っています(笑)


『広島大学履修生日記(ブログへリンク)』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】(ブログへリンク)』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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