「肥満の原因はなぜ誤解されるのか?」~広島大学履修生日記(食品栄養学 第1回)

長い夏休みがようやく終わり、今週から
広島大学の後期講義が始まりました(^^)

前期は、
「食品微生物学」を履修しましたが、後期からは
「食品栄養学」になります。

『広島大学履修生日記(ブログへリンク)』


最近台風などの影響で天候不順が続いていましたが、この日は、秋らしい爽やかな天気になりました(^^)/

バイクで久しぶりに広島大学に着くと、広島大学名物の煙突も、青空に映えて、とても綺麗ですね(^^)




「食品栄養学」の講義は、毎週2コマずつ行いますので、12月上旬には終了する予定です。

冬になると、バイク通学もかなり辛くなりますので、私にとってはちょうど良かったです(^^)


「食品栄養学」のシラバスを見ると、
各栄養素(糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど)の代謝を含めた説明と、
病気や老化などとの関係について、
講義とディスカッションを中心に行われるようです。

『食品栄養学シラバス(広島大学HPへリンク)』


この日の講義は、担当教授が初回から海外出張が入ったため、
DVDで録画された講義を見ることになりました(^^;


講義は、主に2年生が対象のため、前期の食品微生物学が3年生対象だったのに比べると、初級レベルで、分かりやすくなるように工夫されているようですね。

私は、いつものように前の席に座って見ていましたが、担当教授が不在で代わりに院生が運営していたこともあり、学生たちは、後ろの方に座っていました(^^;


講義内容は、イントロということもあり
「日本人の食生活の問題」
「肥満と病気」の2テーマです。

スライドと同じ内容が資料で配られますので、事前にざっと目を通してみると、今回のキーポイントは、
食生活と肥満と病気の関係のようです。

特に、気になったのは、肥満の原因が、よくある誤解された説明で、
「過食」と「運動不足」で摂取エネルギーが消費エネルギーを越えてしまうから肥満になると説明されていたことです(>_<)

詳しい説明は、次回以降の各論を聞かないとまだ分からないと思いますが、
なぜこのような説明になってしまうのか、
特に、この講義は各栄養素の代謝(解糖系、ミトコンドリア)についても正しく説明されていくのに、なぜこのような誤解がされてしまうのでしょうか?


前期の食品微生物学の際にも感じていたのですが、どうも、各教授は、
エネルギー生産の基本は、グルコース(ブドウ糖)代謝であると思われている節があります(^^;

実際、代謝栄養学のテキストを見ても、まずは
グルコース(ブドウ糖)の代謝の説明があり、
解糖系→ミトコンドリアでの代謝、ATP38個生産が基本となっています。

脂肪酸(脂質)などの代謝の説明(ミトコンドリアでの代謝、ATP129生産)も行われていますが、
補助的な説明の感は否めません(>_<)


この
糖質がエネルギー生産の基本だという教科書的な理解を前提にすると、
摂取エネルギー源は糖質が中心という理解になり、糖質を摂ると血糖値が上昇してしまうので、血糖値を下げるためには、運動などでエネルギー消費をしないと、脂肪として蓄えられてしまって、肥満になってしまうと理解してしまうのでしょうね(^^;


つまり、
過食(糖質の過剰摂取)と運動不足が肥満の原因だという理解になってしまうのですが、
この理解の一番の間違いは、
「過食=糖質の過剰摂取」ではないことです(>_<)

肥満や病気の一番の原因である血糖値の上昇防止には、糖質の過剰摂取防止が最も大切で、たんぱく質や脂質を摂っても血糖値は上昇しないので、肥満や病気の原因にはならず、むしろ、
たんぱく質などを摂ることで必須栄養素が摂取でき、適正な体型と健康になっていくのだという理解が不足しているように思えます(>_<)


今回の講義は、初めての方にも分かりやすく、興味を持って貰うことを意識して行われたと思いますので、次回以降の各論での詳細の説明や、担当教授との議論などを通して、より正しい理解になるように、進めていきたいと思っています(^^)


なお、講義の中で、いくつか興味深い話もあり、例えば、
肥満がもたらす様々な病気の原因として、
レプチンやアディポネクチンなどのアディポサイトカインと呼ばれるホルモン分泌が影響しているとの話もありましたので、次回以降の講義の中で、正しく理解していきたいと思っています(^^)/



今回は、DVDによる講義のみで、ディスカウントの時間がなかったため、予定(12時終了)より早く終わりました。

講義が終わっていつものように学食に行くと、すでに12時近くになっていたので、学生の数も多いですね。


学生たちの食事の様子はどうだろうと見てみると、若いこともあり、
昼からガッツリ食べているようです(^^;

そこで、
彼らの食事の状況を調査してみることにしました(笑)

学生たちは食後、不要レシートを回収BOXに入れていますので、そこからサンプルでいくつか取り出してチェックしてみました。


10件のサンプルデータの
平均単価は約780円と、
学食にしてはかなり食べていますね

うち4人は、900~1000円台と、おそらく男子学生でしょうが、昼からガッツリ食べています(^^;


問題はその内容なのですが、
炭水化物は全員が摂っていて、ライスが8人(L:1人、M:5人、S:2人)、麺類が3人(うち1人はライスとの重ね食い)、
デザート類は5人が食べているので、
糖質摂取はそこそこ多いですね(^^;


また、
たんぱく質については、主に「赤」で点数表示されますので、平均値は約3で、
肉で換算すると200g程度になりますから、結構摂っているようですね(^O^)/

全般的に、若いこともあり、
糖質もたんぱく質も含めて栄養素はかなり摂っているようなので、今回のサンプルでは
栄養不足になる学生は少なかったようです。

ただし、
今のままの食事だと、今後基礎代謝が低下してきて、糖質のエネルギー消費が進まなくなり、
肥満になってしまう恐れがありますので、要注意ですね(^^;

次回以降も、サンプル調査を続けてみようと思います(笑)


ちなみに、私のこの日の体に優しい学食メニューは、

■セルフバー(チーズメンチカツ、エビカツ、オムレツ、サバの塩焼き)動物性たんぱく質、動物性脂質、発酵食品)
■セルフバー(ブロッコリー、カリフラワー、オクラ、わかめ、ツナ(動物性たんぱく質、動物性脂質、食物繊維)
■納豆(発酵食品)
■味噌汁(発酵食品)

合計447円の、
糖質控えめで、たんぱく質、脂質、食物繊維、発酵食品が中心の体に優しいメニューになりました(^O^)/




久しぶりの大学は楽しかったですね(^^)/

講義も、次回以降、もっと掘り下げた話になっていくでしょうから、楽しみです(^^)

前期の食品微生物学は、小テストや、質問などはペーパーベースが多かったですが、今回はディスカッションもあるとのことなので、今後、バンバン質疑応答をしていきたいと思っています(笑)


『広島大学履修生日記(ブログへリンク)』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】(ブログへリンク)』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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