会社における自分と本当の自分

会社生活を長年過ごしていると、会社における自分と本当の自分が区別がつかなくなってくることがあります。

会社は、一つの社会なのですが、サラリーマンは一日の大半をそこで過ごし、休みを含めても平均して4割前後は会社にいる計算になると思いますので、それだけ大きな存在だと思います。
会社は、特に大会社になればなるほど、会社での部署や役職などで、その人のポジションが決まるので、会社内や会社を通した会社外の人間関係は、割とた易くできてしまう面があります。しかし、それはあくまで、会社という社会を通しての人間関係なので、本当の自分とは別なのだということを心に留めておく必要があると思います。

例えば、ある方がある部署のライン部長だったとしますと、当然、その部署の人々は部下ですから、その人の言うことを聞きます。また、他部署の人々も、その部署のライン部長として接してきますし、他社の人々も当該会社のライン部長として対応されますので、その方は、それほど努力しなくても、その方のポジションだけで人間関係ができることになります。
しかし、ここで勘違いが生じるのですが、それはあくまで会社における自分のポジションによる人間関係であって、本当の自分の人間関係なのかどうかは分からないということです。

分かりやすく言いますと、仮に、その方が、当該会社のライン部長ではなくなったとき、会社を退職して一人の自分になったとき、その人間関係はどうなるかということです。また、その人が、会社という立場がなくなったとき、一人の自分として、どういう力やスキルがあって、新しい社会との繋がりや社会に対する貢献について何ができるかということです。

結構、長い間会社にいると、会社内での自分の立場やポジションが自分なんだと思ってしまうことがありますが、本当の自分は実はそうではなくて、例えば、会社を辞めてしまえば、特段スキルも持っていない単なるおっさんであることに愕然とすることがあると思います。それは、何となくそうなのかなと思いながらも、認めたくない気持ちもあって、ますます会社での仕事や自分のポジションに注力してしまっているのかもしれません。

しかし、誰でも、いつかは会社を退職することになるので、そうなったときに、自分には何ができるのか、会社関係を離れた本当の自分の魅力による人間関係は築けるのか、などの本当の自分について常日頃から考えて、自分に足りないところがあるなら努力しておくことが大切ではないかと思います。

私は、まだ会社に属してはいますが、実質的に会社から離れ、全く新しい方々と接していますと、自分と言う存在を認めてもらって新しい人間関係や活動を行っていく必要がありますので、これまでの会社生活というのは、正直言って楽だったなと思っています。でも、その分、新しい生活は、自分の知らない色々なことが経験でき、色々なお話もしながら自分の領域を広げていって、新たなる貢献もしていくという、とてもやりがいのある世界だと思います。
私は、幸いアクチュアリーという専門職だったので、会社にいるときも、いつも自分のスキルや自分の市場価値をチェックしていましたので、割と客観的に自分のことを見ていたのではないかと思います。
それでも、これまでと全く違う世界になると、全てのことが一からの経験ですので、地道に新しい自分を創っていきたいと思っています。

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山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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