パターン学習の弊害について

最近のこどもたちは、とても忙しいです。小さいときから、塾に行き、習い事もし、サッカーなどのスポーツもして、休むまもなく、食事も慌しく、寝る間も惜しんで生活しています。でも、なぜこんなに忙しいのでしょうか。

こどもたちが、全て自分が興味を持ってやっていることならまだ良いと思いますが、大半は、親が良かれと思ってやらせているからではないでしょうか。その中のかなりの部分を占めるであろう塾通いは、本当にこどものためになっているのでしょうか。

小さいうちから、塾に行っていると、自然と教わることに慣れてしまい、自分で考えて学習する習慣は段々となくなってきてしまいます。自分が、何が分かっていて、何が苦手なのかとかあまり考えようとせずに、教えられることを従順にやっていくという受身の学習スタイルになってしまい、基本的には指示まちの行動パターンになっていきます。
また、その学習方法もパターン学習です。これは、塾のみならず、学校の教育の仕方もパターン学習が多いと思われ、パターン学習では、パターン化された問題を解くことはできても、新たな問題や想定外の問題が出てくるとお手上げになります。

それでも、パターン学習を極めていくと、一流大学でも合格することは可能です。実際、私もそういう方々を仕事を通して見てきました。それで言えることは、パターン学習で勉強してきた人は、基本的に考える力や自分で問題解決できる力が弱いので、仕事も言われたことはできるけど、自ら問題意識を持って、考えて、問題解決していくことが極めて難しいということです。
早い話が、小さい頃から塾に通わして、良い中学校、高校、大学を出たとしても、パターン学習しかしてこなかった人たちは、仕事では使えないということです。これでは、何のために勉強するのか、教育の目的とは何なのかが分かっていないのではないかと思っています。

親御さんは、自分のこどもが将来苦労しないように、良い大学に行って良い就職ができるように、そのために小さい頃から塾や色々な習い事などに通わせて、それがこどものためになると思っていらっしゃると思います。
しかし、その通りになったとしても、肝心なのは、就職したり、仕事をしてからのことです。そこから、本当の人生が始まるにも関わらず、良い就職ができたことで目的が達成したと思われていたら、それは大きな間違いです。それは、こども(そのときはもう大人ですが)本人にも言えることです。

大事なのは、私がこれまでもお話しているような、自分で考えて問題解決できる力です。そのためには、自分で、色々なことに興味を持って、自ら調べたり、勉強していく習慣をつけることです。受動型の勉強方法ではその力は育ちません。自立型の勉強方法になるようにしてあげること、これが何より大事です。
実際、自分で考えて問題解決できる人は、たいてい塾などには通わずに独学で勉強しています。塾に通っていても、自分の不得意なところを補う目的で行っていて、塾に丸投げするような勉強方法は取っていません。
それは、頭が良い人だからと思われるかもしれませんが、そうではなく、その人の育ってきた環境や、親の子育ての仕方によるところが大きいと思っています。

私は、どのようなこどもでも、自ら興味を持って、自分で考えて、自分で勉強していき、その結果として、自ら考えて問題解決できるようになることは可能だと思っています。
そのためには、生まれてからの育児、子育て、勉強のさせ方などの、一貫した対応が何より大事だと思っています。

私が、これまで学んできたり、自ら勉強したり考えてきた理論面に加えて、育児実習やボランティアでの勉強支援などのフィールドワークと、自らの学習方法と社会人として30年間やってきたことを通しての最終的な価値判断を総合して、一貫した子育て・教育について、現在まとめていますので、いつかお話させて頂ければと思っています。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
Facebookユーザーネーム:yart0108

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR