「正しい長寿の秘訣は?」~広島大学履修生日記(食品栄養学 第7回)

今週も、後期第7回目の
広島大学生物生産学部の講義に行ってきました(^^)/


日に日に秋が深まってきていますが、広島大学界隈は、もうすでに冬が到来していますね(^^;

朝早くの山間の気温はとても低く寒いです(>_<)


今回の講義は、
「老化と栄養」、「認知症と栄養」、「栄養と遺伝子」で、講義としては実質最後になります。

次回は一コマディスカッションが予定されていて、次々週に期末試験になる予定です。


前回お話しできなかった
「がんと栄養」から概要をお話しします。

講義では、がんの要因として、食生活と喫煙が2/3を占めていて、
高脂肪・高カロリー、喫煙、運動不足ががん促進因子になっているとの説明がありました。

喫煙は、過剰な活性酸素を発生させ、酸化ストレスによって、
がんの原因になるのは間違いないですが、
残りの、
高脂肪・高カロリー・運動不足は、これまでもお話ししていますように、
間違った解釈ですね(>_<)

担当教授の説明では、高脂肪・高カロリー・運動不足が、肥満に繋がり、血中レプチンの増加と血中アディポネクチンの減少を引き起こし、がんの増加になるとの説明でした(^^;

肥満ががんの要因の一つであることは確かですが、

肥満の原因は、高脂肪・高カロリー・運動不足ではなく、
糖質の過剰摂取
です。


また、
糖質の過剰摂取は、解糖系において、大量のビタミン・ミネラルを消費しますので、ピルビン酸のミトコンドリアでの代謝ができなくなり、
乳酸の蓄積
→血液のpHの低下
→ミトコンドリアの機能低下・解糖系の活性化
→がん細胞の活性化
になります(>_<)

また、
糖質の過剰摂取により、
糖化および、インスリンの過剰分泌による
酸化によって
慢性炎症が進行し、がんに繋がりますし、

代謝できない過剰なブドウ糖が、
解糖系の異常亢進によって、がん細胞の活性化になっていきますよね(>_<)


他にも、
オメガ6の過剰摂取による炎症促進ががんの大きな要因になっているなど、様々ながんの要因はありますので、こちらもご覧になってください。

『「がんの好きなもの・嫌いなもの」~「ダイエット」通信(補足号その95)(ブログへリンク)』


講義では、がんに効果的なビタミンとして、
ビタミンB6とビタミンDの説明もありました。

ビタミンDは、吉冨さんのお話でも、
がん細胞に対して、アポトーシス誘導作用、増殖抑制、血管新生の抑制、転移抑制などの作用があるとのことで、実際、
米国で紫外線照度の低い地域は、ビタミンD合成が低下し、がんの発症率が高くなっているとのデータも講義でもありましたので、
ビタミンDが、がんに効果的であるのは確かだと思います。

『ビタミンDの抗がん作用(吉冨さんのFacebookにリンク)』


一方、
ビタミンB6については、抗がん作用があると言うより、ビタミンB6のみならず、
ビタミンB群不足によるミトコンドリアでの代謝不全が、がんの原因になっているという方が正しいのではないかと思います。


いずれにしても、
正しい食事(糖質を控えて、たんぱく質や脂質などをしっかり摂る、ミネラルバランスや、オメガ6・3バランスにも気をつける)を行っていることが、
食生活におけるがん予防としては最も効果的ですので、間違った情報に惑わされないようにしたいですね(^^;



次に、
「老化と栄養」ですが、講義の説明でもあったように、
過剰な活性酸素の発生に伴う酸化ストレスが老化を促進します(>_<)


逆に、
カロリー制限を行うことで、
長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子が活性化し、長寿に繋がるとの説明もありました。

ラットでの実験結果では、カロリー制限を行うと、確かに血管障害や腫瘍などの発症が抑えられ、長寿に繋がっていますが、過度のカロリー制限になると、栄養不足により、逆に短命になってしまいます。

これらから、腹八分目が長寿の秘訣と良く言われていると思うのですが、
サーチュイン遺伝子は、カロリー制限のみならず、
糖質制限によっても活性化
します。


さらに、カロリー制限や空腹によって、オートファジーも活性化しますが、
オートファジーは、糖質制限によるインスリン分泌の抑制によっても活性化します。

『「オートファジーを活性化するには」~「ダイエット」通信(補足号その96)(ブログへリンク)』


オートファジーの活性化は、老化した細胞のリサイクル機能の向上に繋がりますので、
長寿の秘訣にもなるのです(^^)/



講義では、
長寿村の食生活の10ヶ条として、以下のような説明がありましたが、
私が考える正しい長寿秘訣を補足説明しておきますね(^^)

■食べすぎは禁物
 →食べすぎが問題になるのは
糖質
  また、
空腹期間を取る(1日1食や2食)ことで、オートファジーも活性化し、長寿に繋がる。

■肉より魚
 →魚はDHAなどのオメガ3が豊富なので、
オメガ6を摂りすぎている人には効果はある

  しかし、オメガ6とオメガ3のバランスが取れていれば、
栄養価が豊富な肉の方が、より効果的なのは確か
  (肉も魚も食べるのがベスト)

■コレステロールの多い食品は控えめに
 →全くのウソ

■甘いものは控えめに
 →甘いものだけでなく、
炭水化物などの糖質の多い食品は全て控えめに。

■食物繊維はたっぷりと
 →食物繊維は、血糖値の急上昇を抑え、腸内環境を改善すると推奨されているが、
  血糖値対策には
糖質を控えることの方が重要で、また腸内環境改善には、食物繊維の中でも腸内細菌のエサになる、
イヌリンなどの水溶性食物繊維だけが効果がある。

 従って、食物繊維をむやみに摂っても効果はなく、
イヌリンなどを含む野菜を適量摂れば十分

■ビタミンを多く
 →ビタミン豊富なのは、
肉やたまごなどの動物性食品で、決して野菜や果物ではない。

  また、動物性食品などで、
ミネラルもしっかり摂る必要がある。

■食事はゆっくりと
 →よく咀嚼することが、消化を助け、効率的な栄養摂取とエネルギー代謝に繋がる。

■アルコールは控えめに
 →適量(1日1合程度)を越えて飲酒すると、健康を害し、短命に繋がる。

■タバコやめよう
 →喫煙は、過剰な活性酸素の発生に伴う酸化ストレスで、
がんなどの病気や老化に繋がる

■適度な運動
 →適度な運動は、
ミトコンドリアを活性化し、長寿に繋がる。

  逆に
過度な運動は、過剰な活性酸素の発生に伴う酸化ストレスで、がんなどの病気や老化に繋がる。


お話が長くなりましたので、残りの「認知症と栄養」と「栄養と遺伝子」は次回お話ししたいと思います。



講義が終わって、キャンパス内を歩いていると、すでに木々の紅葉は、落ち葉が始まっていましたね(^^)




この日は、時間がなかったので、近くの大学会館の学食に行きました(^^)




私のこの日の体に優しい学食メニューは、

■セルフバー(串カツ、塩さば、ツナ、ブロッコリー、わかめ)動物性たんぱく質、動物性脂質、食物繊維)
■鶏肝煮動物性たんぱく質、動物性脂質)
■巣ごもりたまご(動物性たんぱく質、動物性脂質、食物繊維)
■納豆(発酵食品)
■味噌汁(発酵食品)

合計477円の、
糖質控えめで、たんぱく質、脂質、食物繊維、発酵食品が中心の体に優しいメニューになりました(^O^)/




次回のディスカッション用に、一人3つまで質問を提出するようにと担当教授から話があったので、
■糖質の摂りすぎによる問題点、
■ケトン食の健康面での有効性、
■脂質の摂りすぎは肥満にはならないこと

の3点を相互に関連する質問として提出しておきました。

果たして、これらの質問が本質的な質問として、次回取り上げられるのか、その際にどのような回答があるのか、楽しみですね(^^)/



『広島大学履修生日記(ブログへリンク)』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】(ブログへリンク)』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
Facebookユーザーネーム:yart0108

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR