「認知症の原因は何なのか?」~広島大学履修生日記(食品栄養学 補講その3)

今週が最後になりますが、
広島大学生物生産学部の講義のこれまでお話しできなかった講義の内容を
補講として話します(^^)/


今回は、
「認知症と栄養」についてお話しします。


認知症は、
脳の中の記憶と情動(感情の動き)の機能が低下する病気で、それを司る
海馬(記憶)と扁桃体(情動)に老人班(しみ)が生じていることが特徴的とのことです。

この
老人班は、
過剰な活性酸素などによる酸化が原因と考えられるため、認知症の危険因子としては、
■酸化ストレス
■炎症
■高血圧・脂質異常・糖尿病
■肥満・運動不足

などが講義では挙げられていました。


さらに、認知症患者の食生活の特徴としては、
■ビタミンB群の摂取不足
■高脂肪・高カロリー
■魚脂の摂取不足
■抗酸化物質の摂取不足

などが挙げられていました。


これらから、講義では、
肉などの動物性脂質を減らして、魚や抗酸化作用のあるポリフェノール・ビタミンが多く含まれる野菜・果物をしっかり摂ることが認知症予防になると、担当教授は説明していましたが、また
この解釈も間違っていますね(>_<)



まず、認知症患者の脳に老人班ができることから分かるように、
認知症は、脳が糖化・酸化・慢性炎症を起こすことによって生じる病気です。

これらは、
糖質の過剰摂取によって、
糖化・酸化・慢性炎症が引き起こされますし、過剰に糖質摂取をしていなくても、
ブドウ糖を脳のエネルギー源としていれば、
年齢とともに糖化などが進行してきます(>_<)

また、
オメガ6の過剰摂取・オメガ3の不足は、
慢性炎症を進行させますので、これも認知症に繋がります。

さらに、
糖質の過剰摂取を行っていると、解糖系における
ビタミンB群などの補酵素不足となり、解糖系からミトコンドリア系でのブドウ糖の完全代謝が行われず、
脳のエネルギー不足が生じてしまいます(>_<)

これは、
鉄不足などによっても、電子伝達系が上手く稼働せずに、
様々なメンタル系疾患が生じることも同様です。


従って、
認知症の原因としては、
糖質の過剰摂取、または
長年に亘る糖質の摂取、さらには
オメガ6の過剰摂取・オメガ3の不足が正しいのです。



担当教授が言う、肉などの
動物性脂質の摂りすぎは、これまでもお話ししたように
全く問題ではなく、酸化LDLをLDLから作り出す
過剰な活性酸素の発生による酸化が問題なのです。

それは、
糖質の過剰摂取によって、
Wの酸化が進行することになります(>_<)

『「本当に悪いコレストロールとは?」~「ダイエット」通信(補足号その97)』


また、魚や野菜を摂ることで、オメガ3や抗酸化物質を取り入れることよりも、そもそもの原因である
オメガ6の過剰摂取や過剰な活性酸素の発生を防ぐ方が重要です。

従って、
認知症の原因は魚や野菜不足ではなく、サラダ油などの
オメガ6の摂りすぎの防止や、糖質の過剰摂取・喫煙・過度な飲酒・睡眠不足・過度なストレス・過度な運動・食品添加物の摂取などによる
過剰な活性酸素の発生の防止
認知症予防には重要なのです(^^)

『「身体に良い油と悪い油について」~「ダイエット」通信(補足号その21)』

『「二つの顔を持つ活性酸素」~「ダイエット」通信(補足号その102)』


さらに、
脳のエネルギー源をブドウ糖ではなくケトン体にすることで、安全で安定的で効率的に頭が働くことになりますので、
認知症予防や認知症治療にも有効です(^O^)/

『「頭が良く回るのはブドウ糖?ケトン体?」~「ダイエット」通信(補足号その56)』

『「ケトン体モードにするには?」~「ダイエット」通信(補足号その105)』


また、たまにファスティングを行うことによって、
オートファジーを活性化させることも、脳内の損傷修復に効果的ですので、
認知症対策になりますね(^O^)/

『「オートファジーを活性化するには」~「ダイエット」通信(補足号その96)』



以上で、食品栄養学の補講は終了となりますが、私はこの講義で、
事実についてはとても勉強になりましたが、
担当教授の解釈については、ほとんど受け入れることはできませんでした

学生たちは担当教授の話を全て鵜呑みにしていたのでしょうが(>_<)
事実と解釈とは切り離して、正しい事実に基づいて自分で解釈していくことが何よりも大切だと思っています。



今回も、医学部のある霞キャンパスに行ってきましたが、ここにも
図書館があるので学生は利用することができます。




蔵書を見てみると、
生化学系の書籍が少ないですね。

医学部で、生化学に基づく栄養学を教えていないことが、これらからもよく分かります(>_<)


少し面白そうな2冊の本を借りておきました(^^)




今回も学食に行ってきましたが、今回は
医学部の女子学生に限定して食事の調査を行ってみました(^^)

学生10人(全員女性)で、
■定食系 5人
■麺類 2人
■丼ぶり 2人
■カレー 1人

で、
デザートをつけている学生は4名(うち定食系3名)もいました(^^;

やはり、
糖質中心の食事が多く、正しい栄養学が分かっていないようですね(>_<)



私のこの日の体に優しい学食メニューは、

■セルフバー(塩サバ、スクランブルエッグ、ブロッコリー、わかめ、ビーンズ)(動物性たんぱく質、動物性脂質、食物繊維)
■チキンレバー生姜煮(動物性たんぱく質、動物性脂質)
■ねばねばサラダ(食物繊維)
■納豆(発酵食品)
■味噌汁(発酵食品)

合計549円の、
糖質控えめで、たんぱく質、脂質、発酵食品、食物繊維が中心の体に優しいメニューになりました(^O^)/




以上で、今年の
広島大学生物生産学部の講義のお話は終わりになります。


今年は、
食品微生物学と食品栄養学を履修しましたが、まだ
面白そうな講義(食品健康科学、免疫生物学があるので、来年も履修しようと思っています(^^)/

それが終わると、再来年は大学院に行って、
栄養生化学や健康栄養科学などの講義も履修しようかと考えているところです(^^)

これで、まだしばらく学生を続けられそうです(笑)



『広島大学履修生日記』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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