(将来生活シミュレーション続き)本当に必要な生命保険その2

本当に必要な生命保険の第2回目です。

今回は、前回に引き続いて、
将来生活シミュレーションの続きについてです(^^)


前回お話しした
将来生活シミュレーションのイメージはこのようなものでした。

将来SIMイメージ


今回は、
具体的な各項目の説明と注意ポイントなどについてお話しします。

二分割して拡大したものを元に説明していきます。

将来SIMイメージ1


①自己資産

一般的に
自己資産とは、現預金などの金融資産や不動産など、所有している全ての資産が対象になるのですが、ここでは、
将来の生活のために活用可能な資産のみを対象とします。

具体的には、現預金などの金融資産は、現金化することで活用可能ですので対象なのですが、不動産については、
今後も住み続ける予定の住宅などは対象外とします。


この自己資産が、
ライフスタイルの変化があったとき(例えば、住宅用不動産の購入や、こどもの入学費用など)に活用したり、
退職後の生活資金として活用するものになりますので、当然ですが、一時的にマイナス(借金)になっても、
将来的にはプラスとなる必要があります。



②収入項目

【給与等】

サラリーマンであれば、
年間の給与(税金等控除前)になりますし、
自営業者であれば
税金等控除前の収入になります。

これを将来に亘って、現在お勤めの会社や、営んでいらっしゃる事業などを前提にして、入力してください。

当然、将来の給与等は不確定ですが、毎年の給与等の実績が判明していく毎に、将来の数値についても見直していくことになります。



【公的年金】

国民年金や厚生年金などの
公的年金については、
ねんきんネット
将来受け取る年金見込み額をシミュレーションすることができますので、そちらを参考にして入力してください。

『ねんきんネット』


なお、公的年金は、
賦課方式と呼ばれる財政方式になっていて、
年金受給者の支払年金を、そのときの現役世代が支払う保険料で賄う財政方式になっています。

この賦課方式であれば、
将来少子高齢化が進行し、年金受給者が増加し、現役世代が減ってきて、毎年の支払年金の財源である保険料が減ってくれば、
受け取り年金も減少せざるを得なくなります(>_<)

従って、ねんきんネットで試算された年金見込み額も将来受け取るときには減少する可能性があるのですが、一旦は、試算値を入力しておき、
受け取り年金額が減少するケースは、別途、リスクシナリオとして見ていくことになります。



【個人年金】

生命保険で加入する個人年金の受取額を入力します。

個人年金は、公的年金と異なり、
積立方式と呼ばれる財政方式になりますので、
自分が保険料として支払った金額を財源にして年金を受け取ることになります。

従って、この年金額は、保険会社が破たんしない限りは、確実に受け取ることができます。


また、
公的年金を補完するものとして、サラリーマンの場合は、会社が行っている
企業年金がありますし、自営業者の場合は、
国民年金基金という自助努力の年金制度もあります。

さらに、
確定拠出年金と呼ばれる運用成果によって受取年金額が変わる年金制度も、拡充されてきましたので、一定の条件で、サラリーマンや自営業者なども加入することができます。

これらの詳しい説明は、後日、必要な個人年金の説明をする際に、併せてご説明しますので、ここでは、現在加入されているものがあれば、一旦入力しておいてください。



【その他収入】

給与等や年金以外の収入があるときには、こちらに入力してください。

資産運用収益なども対象になりますが、将来の試算値を入力する場合は、運用資産に関わらず
最大でも10年国債などの長期金利程度(現在は0.5%前後)としておいた方が良いと思います。

資産運用の話も、後日しますが、金融商品を設計する場合には、国債などの長期金利が基準になりますので、ハイリスクハイリターンと呼ばれる金融商品であっても、手数料などを控除された
実質の期待リターンは、長期金利以上にはならない(場合によってはそれより低い)ことになります。


また、サラリーマンの場合、
退職金を一時金で受け取る予定の場合は、こちらに入力してください。
(退職金を年金で受け取る予定の場合は、個人年金として入力してください。)


将来SIMイメージ2


③支出項目

【生活費】

現在の生活費を把握して、入力してください。

ここでは、
毎年経常的にかかる生活費を対象とし、一時的や臨時的に支出が見込まれるような費用は、その他支出として別項目で入力してください。


また、結婚、出産、こどもの入学などの
ライフスタイルの変化に伴う生活費の増減も、一定の仮定に基づき入力するようにしてください。

必要に応じて、教育費などの項目を別枠として管理しても構いません。


この
生活費水準が、将来に亘って、
支出の大きなコントロール項目になりますので、家計簿などで別途支出実態をしっかり把握するようにしてください。



【税金等】

現在、給与等から控除されている
税金(所得税、地方税等)や、社会保険料(健康保険料、国民年金保険料など)を入力してください。

給与等の収入変化によっても変動しますが、収入項目が大きく変わらなければ、収入の一定割合として仮置きしても構いません。


サラリーマンの場合、
退職後に税金や社会保険料が大きく変わることになり、給与所得がなくなった場合や給与等が大幅に減少した場合には、重要なポイントになりますので、今のうちに調べてみて、
税金や社会保険料の知識も身につけるようにしておいてください。


会社で勤めているうちは、会社がほとんどやってくれますので、あまり良く知らないことが多いと思いますが、このような将来生活シミュレーションを行う際に、少し勉強しておくと、
退職後の人生設計などを考える際にも、非常に役に立ちますよ(^^)/

例えば、地方税は遅れて支払うことになりますので、
退職後収入がなくなっても、思わぬ地方税負担で困らないようにすることや、一方で
雇用保険によるいわゆる失業手当の収入があるなど、色々とありますよね。



【住宅費】

住宅費も、支出項目の大きな一つです。

賃貸なのか、
一戸建てやマンションなどの持ち家なのか、その場合の住宅ローンや共益費等や固定資産税など、ライフスタイルの変化によっても変わってきますので、どちらが得なのかも良く考えながら、入力してください。


特に、
持ち家を購入する場合には、
その後のライフスタイルの変化に機動的に変更することは難しいですから
(例えば、こどもがいるので一戸建てを購入したが、こどもが独立した後、夫婦二人では広すぎてメンテも大変になってしまった。
しかし、一戸建ての売却が困難なため、アクセスの良い小さめの中古マンションへ買い替えができなかったなど)、

人生の中でもとても大きな支出項目になりますので、良く考えながら対応するようにしてくださいね(^^)



【その他支出】

さきほどお話ししたような、一時的や臨時的な支出など、
将来のライフスタイルの変化に応じて必要となる支出を入力してください。



④調整と⑤収支

前回の説明をご参照ください。



以上、各項目をざっとご説明しましたが、まだ分からない点も多いので、またの機会にしようと思われる方もいらっしゃあるかもしれませんが、まずは、
ざっくりで良いので、主な項目だけでも入力して、将来生活シミュレーションを計算してみてください。

おそらく、
働いているうちは、少しずつでも自己資産が増えていくと思いますが、退職後、給与等の収入がなくなり、
年金生活に入ると、その自己資産を取り崩していって、いつかはなくなってしまうのではないでしょうか(>_<)


例えば、
自己資産が2000万円あったとしても、
公的年金が200万円で、
生活費などが400万円だとすれば、
10年で自己資産はなくなってしまいます(>_<)

この老後の不足額を埋めるためには、
個人年金などの自助努力で必要額を予め用意しておいたり、それでも不足する場合は、
今のうちから生活水準を引き下げておくなどの
将来を見通した対応が必要になるのです。

その対応は早ければ早いほど効果がありますので、後回しにしていると、
気がついたときには手遅れになってしまうおそれもあります(>_<)


また、働いているうちでも、
家計を支えるご主人に万が一のことがあったときに、その後のご家族の生活がどうなるのか、住宅ローンはセットで加入している保険で返済できても、
必要な生命保険に加入していなければ、生活が困難になることもあるのではないでしょうか?


このように
将来的なライフスタイルが変化したときにも、生活が困らないしておくことがとても重要になりますので、そのためには、お話しした
将来生活シミュレーションをご自分で計算してみて、現在の生活に問題がないのか、将来的な生活が困らないようにするには、
どのように生活を見直して、またどのような生命保険に加入する必要があるのかを考えておく必要がありますよね。


また、この将来生活シミュレーションも一度計算するだけでなく、
毎年、実績の判明や、ライフスタイルの変化に応じて再計算してみることが大切です。

それも
ご夫婦で一緒に行うことで、
より理解が深まりますし、どのような対応をすべきなのかも、
お互いに相談しながら考えることができます(^^)

特に、
奥さまは、
将来的な生活に不安を抱えながらも、ご自分だけでは全ての項目を把握できなかったり
ご主人は、
何とかなると思って、奥さまに言われても調べようとしなかったり
お互いに1人ではできないケースも多いのではないかと思います(>_<)

この
将来生活シミュレーションをご夫婦で一緒に行うことで、
実態把握とその対応を考えることができると思いますので、他人任せにせずに、ぜひ一度行ってみてくださいね(^^)


それでは次回から、この
ライフスタイルの変化に対応した必要な生命保険についてお話ししていきますので、またご覧になってみてくださいね(^^)/



『本当に必要な生命保険』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
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