(個人年金)本当に必要な生命保険その3

本当に必要な生命保険の第3回目です。


前回までの将来生活シミュレーションに続き、今回から、
ライフスタイルの変化に対応した必要な生命保険についてお話ししていきます(^^)

今回は、
個人年金についてです。


将来生活シミュレーションを計算してみて頂くと、まずは、
退職後の年金生活が一つのポイントになってくると思います。

多くの方々は、年金生活に入ると、公的年金等の収入より、生活費等の支出が多くなって、
毎年の収支が赤字となり、それまでに蓄えた
自己資産を毎年取り崩していく結果になっているのではないでしょうか?

その結果、いずれは
自己資産が底をつき、生活が困難になる局面がやってくるのではないかと思います(>_<)


この問題を解消するためには、
①個人年金等の自助努力によって、年金収入を増やしておく
②生活費水準を見直して引き下げておく、という
収入・支出面両方での対応が必要になります。

これらの対応によって、年金生活での毎年の収支の赤字を解消するか、赤字額を大幅に減らすことで、それまで蓄えた
自己資産で長生きしてもやっていけるようにすることが大切ですよね。


「①個人年金等の自助努力」を考えるのに際して、まずは、
年金の種類について理解しておくことが重要になります。

年金については、大きく分けて、
確定年金終身年金に大別されます。

こちらのイメージ図をご覧ください。

確定年金と終身年金


【確定年金】
確定年金は、
年金を受け取れる期間に限度がある年金です。


例えば、
10年確定年金だと、
生死に関わらず10年間は年金を受け取ることができます。

この年金を受け取れる期間は色々なタイプ(5年、10年、15年など)がありますが、当たり前のことですが、いずれもその
期間が終了すれば、年金の受け取りはできなくなってしまいます(>_<)


生命保険会社などの個人年金の多くが確定年金になっていますので、個人年金に入っているからと安心していても、例えば、60歳年金開始、15年確定年金だと、75歳で年金の受け取りは終了し、以降の年金収入がなくなってしまうのです(>_<)

そのような高齢になってしまうと、働くことも難しくなってしまいますので、
生活が困難になってしまうおそれがあるのです(>_<)



【終身年金】

終身年金は、
生きている限り年金を受け取ることができる年金です。

文字通り、終身に亘って年金を受け取れますので、確定年金のように途中で年金が終了し、収入が減ってしまうことはありません(^^)


この終身年金は、
国民年金や厚生年金等の公的年金が対象となっており、さらに後ほどお話しします、国民年金基金や確定拠出年金などの
自助努力の準公的年金も終身年金を選ぶことができます

一方、
生命保険会社などの個人年金は、さきほどもお話ししたように確定年金が主流なのですが、
一部終身年金を取り扱っている会社もあります。



【確定年金と終身年金の活用法】

これらの確定年金と終身年金は、それぞれの特性に応じて、活用法を考えていく必要があります。

■確定年金の活用法

まずは確定年金ですが、これは主に、
退職時から公的年金が受け取れるまでの
つなぎ年金として活用
することをおすすめします。


例えば、60歳に退職して、65歳から公的年金を受け取るケースでは、60歳から65歳の5年間は無収入になってしまうので、
60歳年金開始の5年確定年金に加入しておくことで、
給与生活期間と年金生活期間を繋ぐことができますよね(^^)/


一方、
公的年金の補完として確定年金を活用することは、将来の年金収入が減少してしまうことになりますので
おすすめしません(^^;

すでに確定年金に加入されている方は、生命保険会社によっては、
年金受け取り時に終身年金を選択することができるケースもありますので、お問い合わせになってみてくださいね。


■終身年金の活用法

公的年金だけでは年金収入として不足しますので、
公的年金を終身年金で補完することで、終身に亘っての生活を確かなものにする活用をおすすめします。


前回お話ししましたように、
公的年金は賦課方式ですので、将来年金受給者が増加し、現役世代が減少すると、
受取年金が減っていくリスクがあります(>_<)

しかし、だからと言って、公的年金を止めて、全て生命保険会社などの民間で終身年金を用意することは困難だと思いますので、
公的年金で不足する分を、自助努力の準公的年金や個人年金で補っていくのが望ましいと思っています(^^)


準公的年金や個人年金は、公的年金と異なり積立方式になりますので、生命保険会社の破たんなどがない限りは
約定の年金を受け取ることができます(^^)/


それでは、
準公的年金個人年金について、それぞれ簡単にご説明しますね。


≪国民年金基金≫

国民年金基金とは、自営業者などの
国民年金のみに加入している方向けに、自助努力の準公的年金として作られた年金制度です。

掛金限度額の範囲内で年金タイプを選ぶことができ、
終身年金も選択することができますし、掛金も公的年金と同様に
全額社会保険料控除の対象になります。

詳しくは、こちらをご覧になってみてください。

『国民年金基金』


≪確定拠出年金≫

確定拠出年金とは、
拠出された掛金とその運用成果によって年金給付額が決定される年金制度です。

企業型と個人型があり、
自助努力として加入できるものは個人型になります。

個人型については、自営業者などに加え、専業主婦や会社員などにも拡充されましたので、
全ての方々が社会保険料控除などの税制メリットを受けて活用できることになりました(^^)/


この確定拠出年金も、
生命保険会社が取り扱っているタイプには終身年金がありますので、詳しくは、制度の概要は厚生労働省のHPを、終身年金タイプについては、各生命保険会社のHPをご覧になってください。

『確定拠出年金制度』


≪個人年金≫

生命保険会社や共済などが取り扱っている個人年金の中には、
終身年金も一部あります

しかし、会社によっては
終身年金を取り扱っていなかったり
確定年金で加入して年金開始時に終身年金が選べるタイプしかないこともありますので、各生命保険会社や共済(JA共済、全労災など)にお問い合わせしてみてください。



以上のように、
確定年金や終身年金を活用することで、
退職後の生活における年金収入を自助努力で準備しておくことが可能となります。


ただし、現在のような低金利下においては、運用収益を大きく期待することはできませんから、
現役世代での収入の一部を年金の形で退職後の生活に振り替えているというのが、正しい認識になると思います。

要は、将来生活シミュレーションにおいて、
現時点での自己資産と生涯に亘る収入合計で、生涯に渡る支出合計を賄えていることが大前提になるのです。

もし、それが賄えないようなら、
収入を増やすか(退職後も働く)、支出を抑えるかして、賄えるようにする必要がありますので、不確定な将来の収入増ではなく、まずは
生活水準を見直し、収入の範囲内で生涯に亘ってやっていけるようにすることが、最も重要だと思います。


特に、生活水準の見直しは、
早ければ早いほど効果がありますし、また
一旦生活水準が高くなると、それを引き下げることはなかなか難しくなりますので、まずは
家計での無駄な支出を見直していくことから始めてみてはどうですか?


例えば、
スマホを格安スマホに見直すだけでも、月に1人あたり約5000円節約できるとして、一家4人で年間約24万円、
10年間で約240万円もの節約になりますよ(^^)/

『格安SIMスマホへの乗り換え』


それでは、次回は、
家計を支えるご主人などに万が一のことがあった場合のおすすめの生命保険についてお話しますね(^^)/



『本当に必要な生命保険』

『ブログ「優しく生きたい」【総合目次】』
プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
このブログはFacebookにも投稿していますので、コメントなどはFacebookでお願いします。
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