「血液検査で分かる栄養不足」~「ダイエット」通信(補足号その117)
こんにちは(^^)/
「ダイエット」通信補足号その117です(^^)/
今回は、
血液検査で分かる栄養不足についてお話しますね(^O^)/
たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの
必要栄養素不足は、
様々な不調や病気の原因になりますし、
特に女性に多い、鉄、たんぱく質、ビタミンB群などの不足はとても深刻な問題ですよね(>_<)
『「病気は全て繋がっている」~「ダイエット」通信(補足号その94)』
これらはフェリチン検査などを行うことで、不足状況が分かるのですが、
フェリチン検査などはすぐにはできないことが多いため、自分の栄養不足の状況について、
不安に思われている方もいらしゃるのではないでしょうか(^^;
今回、
通常の血液検査でも分かる栄養不足の状況を、先日
私が行った血液検査の結果と比べながら、簡単にお話ししますので、ご参考にしてみてくださいね(^O^)/

私は、昨年健康診断を受けて、
高コレステロール(321mg/dl)による脂質代謝異常と指摘され、二次検査を受けるように言われていましたが、
全く問題ないので無視していました(笑)
『「コレステロールや中性脂肪を指摘されたら」~「ダイエット」通信(補足号その58)』
しかし、先日、私の主婦友が、
広島でオフ会などでご一緒している伊藤先生に検査して貰うとのことでしたので、一緒に行って二次検査として受けてきました(^^)
伊藤先生は、
糖質制限も5年くらい自らも行われていて、藤川先生とも懇意にされている、分子栄養学などにもお詳しい信頼できる先生です(^^)/
なお、
オーソモレキュラー療法では、
血液検査の結果から、様々な栄養状況について総合的に判断して、その方の不調や病気の原因を探し出すことが行われています。
今回お話しするのは、
あくまで目安ですので、その結果で栄養不足の疑いがある場合には、
専門医などでフェリチンなどの本格的な検査を受けるようにしてみてくださいね。
血液検査の結果から栄養不足の状況を判断するものとしては、
高橋純一先生の投稿がまとまっていて分かりやすいと思いますので、これを参考とさせて頂いて、一部補足しながらお話ししていきますね(^^)
『血液データから質的栄養障害を診る』
(説明中の単位は、自明なものについては省略しています。)
【鉄不足】
■MCV
MCVは、
赤血球の大きさを表すもので、
90台前半が理想値
と言われていて、
90未満は鉄不足の可能性があります(^^;
私は、
95でしたので、
問題はなさそうです。
■MCH
MCHは、
赤血球中のヘモグロビン量を表すもので、
30台前半が理想値と言われていて、
30未満は鉄不足の可能性があります(^^;
私は、
31でしたので、これも
問題はなさそうです。
■MCHC
MCHCは、
赤血球中のヘモグロビン濃度を表すもので、
30台前半が理想値と言われていて、
30未満は鉄不足の可能性があります(^^;
私は、
32でしたので、これも
問題はなさそうです。
■フェリチン
MCV、MCH、MCHCなどは通常の血液検査の項目となっていることがありますが、
フェリチンは、特別に検査しないと分かりません。
フェリチンは、「ダイエット」通信でもお話ししたように
貯蔵鉄で、
100以上が理想値で、
100未満になってくると鉄不足を表す
最も確かな検査項目です。
『「もしかして隠れ貧血?」~「ダイエット」通信(補足号その71)』
私は、
288と男性の理想値である100~300の範囲内で十分な値でしたので、
鉄不足の問題は全くなかったということですね(^O^)/
なお、鉄不足にもかかわらず、
炎症などがあるとフェリチンが高く出るケースがあります(^^;
炎症反応を調べるCRPの値や、MCV、MCH、MCHCなどの値と比べてみて、問題ないか確認してみてくださいね(^^)
【たんぱく質不足】
■総蛋白(TP)
総蛋白は、
血液中のたんぱく質を表すもので、
理想値は7.5以上と言われていて、
7以下はたんぱく質不足の可能性があります(^^;
私は、
7.7でしたので、
問題はなさそうです。
■アルブミン(ALB)
アルブミンは、
肝臓で作られるたんぱく質で、
理想値は4.5以上と言われていて、
4以下はたんぱく質不足の可能性があります(^^;
私は、
4.6でしたので、これも
問題なさそうです。
なお、
総蛋白=免疫グロブリン+アルブミンで、
免疫グロブリンは、炎症などによって増加することのあるたんぱく質ですので、総蛋白より、
アルブミンの方が、より適切なたんぱく質の指標ということになります(^^)
■尿素窒素(BUN)
尿素窒素は、
たんぱく質代謝に伴う物質で、
理想値は15~20以上と言われていて、
10以下はたんぱく質不足の可能性があります(^^;
私は、
15でしたので、これも
問題なさそうです。
■その他
たんぱく質は、
γ-GTPや尿酸など、不足すると様々な数値が低下しますので、総合的に見てみると、たんぱく質不足の状況が分かると思います。
私は、前回の検査結果とも併せて、
たんぱく質不足の問題は全くなさそうです(^O^)/
なお、特別な検査で、
FT3、FT4、TSHという
甲状腺ホルモンの検査項目がありますが、FT4とTSHが正常値で
FT3が低値の場合はたんぱく質不足の可能性が高いですから、たんぱく質不足が疑われる方は、検査してみてくださいね。
【ビタミンB群】
■GOT(AST)、GPT(ALT)
GOTとGPTは、
肝臓などの臓器破壊によって血液に出てくる酵素で、
理想値は20台前半と言われていて、これらが
10台以下の場合は、ビタミンB群不足の可能性があるとのことです(^^;
特に、
GOTに比べてGPTが少ない場合は、ビタミンB6不足の可能性があるとのことです(^^;
私は、
GOTが22、
GPTが24でしたので、
問題はなさそうです。
■LDH(LD)
LDHは、
乳酸脱水素酵素で、
理想値は200以上と言われていて、
140未満はナイアシン不足の可能性があるとのことです(^^;
私は
134でしたので、
ナイアシン不足の可能性がありますね(>_<)
【ビタミンD不足】
今回特別な検査で、
ビタミンD検査(25-OH-ビタミンD)を行って貰いました。
これは、従来は保険適用外だったとのことですが、日焼けを気にする女性にビタミンD不足が多く、骨粗しょう症の他にも様々な病気の原因になることが判明してきたことから、
保険適用になったとのことです(
保険適用後も1000円程度かかりますが)。
『(糖質制限OKのコッテリ食事、1日1食とたんぱく質、ビタミンD)公開紹介記事』
日本の基準値は20以上なのですが、
国際的には30未満では不十分で、
20未満は欠乏症、
10未満は重度欠乏症とも言われています(^^;
私は、
28でしたので、
国際基準からは少し不足ですが、冬場の日照不足が多少影響しているのかもしれません(^^;
【ケトン体】
今回は、伊藤先生が簡易ケトン体検査でケトン体を測って頂けるとのことでしたので、測ってもらいました。
私のケトン体は、
1600(μmol/L)で、私と同じくらい糖質制限を行っている伊藤先生も同じくらいとのことでした。
江部先生のお話では、
スーパー糖質制限を行った当初は、
3000~4000くらいまで上昇することもあるとのことですが、
長期に継続していくうちに、落ち着いてくるとのことでした。
がん治療の目安は1000以上とされていますので、
常時1000を超えていれば、ケトン体モードになっていて問題ないものと思われます(^O^)/
結局、私の場合は
ナイアシン不足を除けば、栄養不足の問題はなさそうでしたが、ナイアシンは、代謝全般に関わる身体の中で最も使用される箇所が多いビタミンと言われていますので、不足すると、疲れやすくなったり、メンタル面の影響などが生じてきます(>_<)
しかし、私にはそのような自覚症状はないのですが、
睡眠に関して、寝つきは良いのですが、夜中に目が覚めることが多く
(それから起きてブログやFBをやっていますが(笑)、それは
ナイアシン不足による、セロトニン不足の可能性もありますので、ナイアシンサプリを飲んで人体実験してみようと思っています(^^)/
『「幸せ・ダイエット・睡眠ホルモン セロトニンについて」~「ダイエット」通信(補足号その23)』
いかがでしたか?
その他の項目もありましたが、特に女性に多い、
鉄・たんぱく質・ビタミンB群・ビタミンD不足についてお話させて頂きました。
ただし、初めにお話ししましたように、これらは
あくまで目安ですので、それぞれの栄養不足が疑われる方は、
正しい食事・栄養治療を行う病院などで検査されることをおすすめします(^^)
『「正しい食事・栄養治療を行う病院」~「ダイエット」通信(補足号その84)』
なお、病院によっては、症状や検査項目によって、保険適用とならない検査もあり得ますので、良く相談されて行うようにしてみてくださいね(^^;
ちなみに、私が検査して貰った
伊藤内科医院は、
症状に応じてフェリチン検査も含めて必要な検査をして頂けますので、
広島や近郊にいらっしゃる方には、いつもご紹介しています(^^)/
(同じ広島の
藤川先生の病院は、
患者さんが殺到(中国地方在住の方限定)していて、なかなか予約が取れない状況とお聞きしていますので、予約できなかった方にもご紹介しています。)
『伊藤内科医院』
Facebookグループ「美しく健康的なダイエット」グループにご参加くださいね(^O^)/
『「美しく健康的なダイエット」グループ』
『「ダイエット」通信 【目次】』
「ダイエット」通信補足号その117です(^^)/
今回は、
血液検査で分かる栄養不足についてお話しますね(^O^)/
たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの
必要栄養素不足は、
様々な不調や病気の原因になりますし、
特に女性に多い、鉄、たんぱく質、ビタミンB群などの不足はとても深刻な問題ですよね(>_<)
『「病気は全て繋がっている」~「ダイエット」通信(補足号その94)』
これらはフェリチン検査などを行うことで、不足状況が分かるのですが、
フェリチン検査などはすぐにはできないことが多いため、自分の栄養不足の状況について、
不安に思われている方もいらしゃるのではないでしょうか(^^;
今回、
通常の血液検査でも分かる栄養不足の状況を、先日
私が行った血液検査の結果と比べながら、簡単にお話ししますので、ご参考にしてみてくださいね(^O^)/

私は、昨年健康診断を受けて、
高コレステロール(321mg/dl)による脂質代謝異常と指摘され、二次検査を受けるように言われていましたが、
全く問題ないので無視していました(笑)
『「コレステロールや中性脂肪を指摘されたら」~「ダイエット」通信(補足号その58)』
しかし、先日、私の主婦友が、
広島でオフ会などでご一緒している伊藤先生に検査して貰うとのことでしたので、一緒に行って二次検査として受けてきました(^^)
伊藤先生は、
糖質制限も5年くらい自らも行われていて、藤川先生とも懇意にされている、分子栄養学などにもお詳しい信頼できる先生です(^^)/
なお、
オーソモレキュラー療法では、
血液検査の結果から、様々な栄養状況について総合的に判断して、その方の不調や病気の原因を探し出すことが行われています。
今回お話しするのは、
あくまで目安ですので、その結果で栄養不足の疑いがある場合には、
専門医などでフェリチンなどの本格的な検査を受けるようにしてみてくださいね。
血液検査の結果から栄養不足の状況を判断するものとしては、
高橋純一先生の投稿がまとまっていて分かりやすいと思いますので、これを参考とさせて頂いて、一部補足しながらお話ししていきますね(^^)
『血液データから質的栄養障害を診る』
(説明中の単位は、自明なものについては省略しています。)
【鉄不足】
■MCV
MCVは、
赤血球の大きさを表すもので、
90台前半が理想値
と言われていて、
90未満は鉄不足の可能性があります(^^;
私は、
95でしたので、
問題はなさそうです。
■MCH
MCHは、
赤血球中のヘモグロビン量を表すもので、
30台前半が理想値と言われていて、
30未満は鉄不足の可能性があります(^^;
私は、
31でしたので、これも
問題はなさそうです。
■MCHC
MCHCは、
赤血球中のヘモグロビン濃度を表すもので、
30台前半が理想値と言われていて、
30未満は鉄不足の可能性があります(^^;
私は、
32でしたので、これも
問題はなさそうです。
■フェリチン
MCV、MCH、MCHCなどは通常の血液検査の項目となっていることがありますが、
フェリチンは、特別に検査しないと分かりません。
フェリチンは、「ダイエット」通信でもお話ししたように
貯蔵鉄で、
100以上が理想値で、
100未満になってくると鉄不足を表す
最も確かな検査項目です。
『「もしかして隠れ貧血?」~「ダイエット」通信(補足号その71)』
私は、
288と男性の理想値である100~300の範囲内で十分な値でしたので、
鉄不足の問題は全くなかったということですね(^O^)/
なお、鉄不足にもかかわらず、
炎症などがあるとフェリチンが高く出るケースがあります(^^;
炎症反応を調べるCRPの値や、MCV、MCH、MCHCなどの値と比べてみて、問題ないか確認してみてくださいね(^^)
【たんぱく質不足】
■総蛋白(TP)
総蛋白は、
血液中のたんぱく質を表すもので、
理想値は7.5以上と言われていて、
7以下はたんぱく質不足の可能性があります(^^;
私は、
7.7でしたので、
問題はなさそうです。
■アルブミン(ALB)
アルブミンは、
肝臓で作られるたんぱく質で、
理想値は4.5以上と言われていて、
4以下はたんぱく質不足の可能性があります(^^;
私は、
4.6でしたので、これも
問題なさそうです。
なお、
総蛋白=免疫グロブリン+アルブミンで、
免疫グロブリンは、炎症などによって増加することのあるたんぱく質ですので、総蛋白より、
アルブミンの方が、より適切なたんぱく質の指標ということになります(^^)
■尿素窒素(BUN)
尿素窒素は、
たんぱく質代謝に伴う物質で、
理想値は15~20以上と言われていて、
10以下はたんぱく質不足の可能性があります(^^;
私は、
15でしたので、これも
問題なさそうです。
■その他
たんぱく質は、
γ-GTPや尿酸など、不足すると様々な数値が低下しますので、総合的に見てみると、たんぱく質不足の状況が分かると思います。
私は、前回の検査結果とも併せて、
たんぱく質不足の問題は全くなさそうです(^O^)/
なお、特別な検査で、
FT3、FT4、TSHという
甲状腺ホルモンの検査項目がありますが、FT4とTSHが正常値で
FT3が低値の場合はたんぱく質不足の可能性が高いですから、たんぱく質不足が疑われる方は、検査してみてくださいね。
【ビタミンB群】
■GOT(AST)、GPT(ALT)
GOTとGPTは、
肝臓などの臓器破壊によって血液に出てくる酵素で、
理想値は20台前半と言われていて、これらが
10台以下の場合は、ビタミンB群不足の可能性があるとのことです(^^;
特に、
GOTに比べてGPTが少ない場合は、ビタミンB6不足の可能性があるとのことです(^^;
私は、
GOTが22、
GPTが24でしたので、
問題はなさそうです。
■LDH(LD)
LDHは、
乳酸脱水素酵素で、
理想値は200以上と言われていて、
140未満はナイアシン不足の可能性があるとのことです(^^;
私は
134でしたので、
ナイアシン不足の可能性がありますね(>_<)
【ビタミンD不足】
今回特別な検査で、
ビタミンD検査(25-OH-ビタミンD)を行って貰いました。
これは、従来は保険適用外だったとのことですが、日焼けを気にする女性にビタミンD不足が多く、骨粗しょう症の他にも様々な病気の原因になることが判明してきたことから、
保険適用になったとのことです(
保険適用後も1000円程度かかりますが)。
『(糖質制限OKのコッテリ食事、1日1食とたんぱく質、ビタミンD)公開紹介記事』
日本の基準値は20以上なのですが、
国際的には30未満では不十分で、
20未満は欠乏症、
10未満は重度欠乏症とも言われています(^^;
私は、
28でしたので、
国際基準からは少し不足ですが、冬場の日照不足が多少影響しているのかもしれません(^^;
【ケトン体】
今回は、伊藤先生が簡易ケトン体検査でケトン体を測って頂けるとのことでしたので、測ってもらいました。
私のケトン体は、
1600(μmol/L)で、私と同じくらい糖質制限を行っている伊藤先生も同じくらいとのことでした。
江部先生のお話では、
スーパー糖質制限を行った当初は、
3000~4000くらいまで上昇することもあるとのことですが、
長期に継続していくうちに、落ち着いてくるとのことでした。
がん治療の目安は1000以上とされていますので、
常時1000を超えていれば、ケトン体モードになっていて問題ないものと思われます(^O^)/
結局、私の場合は
ナイアシン不足を除けば、栄養不足の問題はなさそうでしたが、ナイアシンは、代謝全般に関わる身体の中で最も使用される箇所が多いビタミンと言われていますので、不足すると、疲れやすくなったり、メンタル面の影響などが生じてきます(>_<)
しかし、私にはそのような自覚症状はないのですが、
睡眠に関して、寝つきは良いのですが、夜中に目が覚めることが多く
(それから起きてブログやFBをやっていますが(笑)、それは
ナイアシン不足による、セロトニン不足の可能性もありますので、ナイアシンサプリを飲んで人体実験してみようと思っています(^^)/
『「幸せ・ダイエット・睡眠ホルモン セロトニンについて」~「ダイエット」通信(補足号その23)』
いかがでしたか?
その他の項目もありましたが、特に女性に多い、
鉄・たんぱく質・ビタミンB群・ビタミンD不足についてお話させて頂きました。
ただし、初めにお話ししましたように、これらは
あくまで目安ですので、それぞれの栄養不足が疑われる方は、
正しい食事・栄養治療を行う病院などで検査されることをおすすめします(^^)
『「正しい食事・栄養治療を行う病院」~「ダイエット」通信(補足号その84)』
なお、病院によっては、症状や検査項目によって、保険適用とならない検査もあり得ますので、良く相談されて行うようにしてみてくださいね(^^;
ちなみに、私が検査して貰った
伊藤内科医院は、
症状に応じてフェリチン検査も含めて必要な検査をして頂けますので、
広島や近郊にいらっしゃる方には、いつもご紹介しています(^^)/
(同じ広島の
藤川先生の病院は、
患者さんが殺到(中国地方在住の方限定)していて、なかなか予約が取れない状況とお聞きしていますので、予約できなかった方にもご紹介しています。)
『伊藤内科医院』
Facebookグループ「美しく健康的なダイエット」グループにご参加くださいね(^O^)/
『「美しく健康的なダイエット」グループ』
『「ダイエット」通信 【目次】』
テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット