依存症(その2)

以前、依存症のお話をしてから、色々な方とお話しすると聞かれるのが、自分はアルコール依存症なのかとか、糖質(炭水化物)依存症なのか、という質問です。
私も専門家ではありませんが、もう少し、依存症の定義について調べてみました。

国際的な依存症の診断基準(ICD10 国際疾病分類第10版)では、次の6症状のうち3つ以上に該当すれば依存症と診断されます。
①対象に対する強烈な欲求、強迫感がある
②コントロールできない
③禁断症状がある
④頻度や量が増える
⑤それ以外の娯楽や楽しみを無視する
⑥重大な問題があると分かっていても続けてしまう

具体的に、アルコール依存症と、糖質(炭水化物)依存症のケースで見てみましょう。

【アルコール依存症】
アルコール依存症については、CAGEと言われる代表的なアルコール依存症の質問表があります。
①飲酒量を減らさなければいけないと感じだことがありますか
②他人があなたの飲酒を非難するので気に障ったことがありますか
③自分の飲酒について悪いとか申し訳ないとか感じたことがありますか
④神経を落ち着かせたり、2日酔いを治すために、「迎え酒」をしたことがありますか。
1項目でもあてはまればアルコール問題の可能性があり、2項目以上該当すればアルコール依存症と判定されるとのことです。

どうでしょうか、ICD 10と併せてチェックすると、例えば毎日お酒を飲んでいる方は、結構該当しているケースが多いのではないでしょうか。前にもお話したように、アルコール依存症の方は推定患者は約230万人で、自覚して治療しているケースは少なく、平均寿命は50歳前半と言われていますので、心当たりのある方は、一度専門医にご相談されてみてはいかがでしょうか。そんな大げさなと思われている方、それは自覚していないアルコール依存症の可能性があります。

【糖質(炭水化物)依存症】
炭水化物が大好きで止められない方は、①~④に該当している可能性があります。また、炭水化物を摂ると太ったり、病気の原因になるのが分かっていても食べてしまうのは⑥に該当していると思います。
そう考えると、小さい頃からごはんを主食として当たり前のように食べてきた日本人は、かなりの人が糖質(炭水化物)依存症に該当すると思われます。

糖質依存症は、他の依存症に比べると、まだ病気であると言うコンセンサスは少なく、治療法なども確立していない(そもそも医者にはそういう認識はないと思われる)ので、ご自分で自覚して(自分は依存症なのだ)、コントロールしていくしかないと思います。

特に、⑥の重大な問題は、単に太るということだけではなく、内臓脂肪の蓄積によるあらゆる病気の原因になること(糖尿病、高血圧、不眠・うつ症状、アレルギー、がん、老化など)を考えると、とても怖い問題だと思います。
糖質依存症のことを正しく理解して、自分で自覚して、コントロールできるように頑張ってみてください。必ず、今までの不調がなくなり、とても快適な生活が訪れると思います。

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山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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