「ケトン体エネルギーと脂肪酸エネルギーの違いは?」~「ダイエット」通信(補足号その134)

こんにちは(^^)/

「ダイエット」通信補足号その134です(^^)/

今回は、
ケトン体エネルギーと脂肪酸エネルギーの違いは?についてお話しますね(^O^)/


糖質制限を行うと、これまでの
糖質エネルギーが脂質エネルギーに切り替わり
疲れにくくスタミナのある身体になりますよね(^^)/

しかし、この脂質エネルギーには、
脂肪酸エネルギーケトン体エネルギーがあるのですが、
この二つの違いが良く分からない方もいらっしゃるかと思います(^^;


確かにこの二つのエネルギーは非常に良く似ているのですが、
両者には決定的な違いがあるのです!

脳エネルギー


まず、脂肪酸エネルギーとケトン体エネルギーについて、それぞれ簡単にお話しますね(^^)

■脂肪酸エネルギー

脂肪酸エネルギーは、
脂質から作られる脂肪酸をエネルギー源とするものです。

脂肪酸は、
β酸化と呼ばれる変換で、
アセチルCoAという中間物質に変換され、それが
ミトコンドリアでエネルギーとなるのです(^^)/

ただし、脂肪酸エネルギーは、
糖質エネルギーが利用されているときは稼働しませんので、
糖質制限を行うことで利用可能となります(^^)


■ケトン体エネルギー

一方、ケトン体エネルギーは、
同じく脂質から作られる脂肪酸が原料になるのですが、それから
ケトン体に変換されます。

つまり、脂質→脂肪酸→β酸化によるアセチルCoAまでは同じなのですが、このときに、
アセチルCoAをミトコンドリアで代謝するためには、
オキサロ酢酸という物質が必要になります。

オキサロ酢酸は、
糖質からのエネルギー代謝(ブドウ糖→解糖系→ピルビン酸→ミトコンドリア)で作られるため、
スーパー糖質制限を行って、オキサロ酢酸が不足してくると、アセチルCoAは、ミトコンドリアでの代謝ができなくなり、
肝臓でケトン体の合成に回されることになるのです。

このケトン体も脂肪酸と同じく
ミトコンドリアでエネルギーになります(^^)


なお、どちらも糖質制限によって稼働するのですが、常時ケトン体を作り出す
ケトン体モードにするためには、スーパー糖質制限が必要で、
少しでも糖質を摂ってしまうと、そこで
ケトン体合成がストップしてしまうのです(>_<)

『「ケトン体モードにするには?」~「ダイエット」通信(補足号その105)』



それでは、この二つのエネルギーを比較してみることにしましょう。


【エネルギー効率】

■脂肪酸エネルギー

脂肪酸エネルギーは、ミトコンドリアで
129個のATPが作られますので、糖質エネルギーの
38個のATP(解糖系のみだと2個のATP)に比べると、
非常に効率の良いスタミナのあるエネルギーなのです(^^)/


■ケトン体エネルギー

ケトン体エネルギーも、ミトコンドリアで再びアセチルCoAに変換されてからエネルギーとなりますので、
作られるATPは129個と脂肪酸エネルギーと同じです(^^)/



【エネルギー利用箇所】

■脂肪酸エネルギー

脂肪酸エネルギーはミトコンドリアで作られますので、解糖系のみの
赤血球以外の身体の全てで利用することができます

ただし、脂肪酸は血液脳関門を通過できないので、
脳は脂肪酸をエネルギー源として利用できず
糖質制限を行っていても、脳は糖質エネルギーを利用することになります(^^;


■ケトン体エネルギー

ケトン体は、
脂肪酸と違って水溶性ですので、血液脳関門を通過することができて、
脳はケトン体をエネルギー源として利用することができます(^O^)/

この
ケトン体利用によって、
効率良く、安全で、頭が良く回ることになるのです(^O^)/

『「頭が良く回るのはブドウ糖?ケトン体?」~「ダイエット」通信(補足号その56)』


なお、ケトン体が利用できないのは、脂肪酸と同じく赤血球の他にも、
ケトン体を作り出す肝臓も対象外になります。

肝臓が自分でケトン体を利用してしまうと、脳を初めとした身体の他の組織にケトン体を回すことができなくなるからでしょうね。



【エネルギー利用速度】

■脂肪酸エネルギー

脂肪酸は脂溶性で血液に溶けませんので、
リポタンパクというたんぱく質に包まれることにより、血液を通して身体の各組織に運ばれ、エネルギーとして利用されます。

脂肪酸は、言わば、
たんぱく質の船にのって、ふわふわと血液中を漂って、身体の各組織に届けられることになりますので、例えば、水溶性の糖質エネルギー(ブドウ糖)に比べると、
各組織に届いてエネルギーとして利用できるのには時間がかかることになります(^^;



■ケトン体エネルギー

ケトン体は、
脂肪酸と異なり水溶性ですので、ブドウ糖と同じく、
血液に溶けて、身体の各組織に素早く運ばれることになります(^^)/

この結果、脂肪酸エネルギーよりケトン体エネルギーの方が、
エネルギー利用速度は速くなり、また身体の隅々までしっかり届けられて利用することができます(^O^)/



【安全性・病気予防効果】

■脂肪酸エネルギー

脂肪酸は、ブドウ糖と異なり、
糖化リスクもなく、追加インスリン分泌もありませんので、
酸化リスクもなく
極めて安全なエネルギー源になります(^O^)/


ただし、
病気予防効果などは特に確認されていないようですので、
病気予防や治療効果においてはニュートラルになると思われます。


■ケトン体エネルギー

ケトン体も脂肪酸と同じく、
極めて安全なエネルギー源になります。

ケトン体が危険というのは間違った情報で、
インスリンの働きが正常である限りケトン体は極めて安全なエネルギー源なのです(^^)/

詳しくは、宗田先生の
「ケトン体が人類を救う」などをご覧になってください(^^)

『「美しく健康的なダイエットのための参考書籍」~「ダイエット」通信(補足号その1)』


さらに病気予防効果については、ケトン食が、てんかん治療法として保険適用になったり、ケトン体が、がん細胞の増殖を阻害する効果があるなど、
様々な病気予防や治療効果がありますので、ケトン体は、
安全で健康をもたらすエネルギー源なのです(^O^)/



いかがでしたか?

ケトン体エネルギーと脂肪酸エネルギーの違いがお分かり頂けたでしょうか?


まとめると、
ケトン体エネルギーは脂肪酸エネルギーに比べて

■多くのエネルギーを必要とする脳の、効率的で、安全で、頭が良く回るエネルギーになり、
■より早く身体の隅々までエネルギー源として届いて利用することができ、
■脳関係疾患やがんを初めとした様々な病気予防・治療効果のある

極めて優れたエネルギーなのです(^O^)/


この両者を比べると、
脂肪酸エネルギーは、
身体の約2割の消費エネルギーを必要とすると言われている脳には利用できませんので、
糖質エネルギーと併用する、言わば、
ハイブリッドエネルギーです(^^)

一方、
ケトン体エネルギーは、
脳も含めて身体のほとんどの組織(肝臓と赤血球以外)で利用できる、言わば、
新世代エネルギーなのです(^O^)/


糖質との関係で言えば、

■糖質摂取
糖質エネルギー
(旧世代エネルギー)

■緩やかな糖質制限
脂肪酸エネルギー+糖質エネルギー
(ハイブリッドエネルギー)

■スーパー糖質制限
ケトン体エネルギー
(新世代エネルギー)

と言うことになりますね(^O^)/


糖質制限を行っていても、
緩やかな糖質制限のままだと、ケトン体エネルギーに切り替えることができませんので(^^;
ぜひ、
スーパー糖質制限まで段階的に進めていって、
美しく健康的な身体を手に入れていきましょうね(^O^)/

『「緩やかな糖質制限が上手くいかない理由」~「ダイエット」通信(補足号その106)』



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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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