自分で考えて解決できるこどもの育成について その2

前回このテーマで書いてから早いもので約一ヶ月経ってしまいました。
「自分で考えて解決できるこどもの育成について その1」

具体的な育成方法については、まだ試行錯誤中ですが、現段階で考えている方法についてお話します。

小学生のうちに「自分で考えて解決できる」ために身につけておくべき力は、読解力、想像力、論理的思考力、表現力だと思っています。
これらの力は、算数の応用問題と読書をしっかりやることで養われると思っています。それは、私自身の経験と、そういう力を持っている方々の過去の経験をヒアリングした結果、共通している勉強法だからです。
算数の応用問題は、読解力、論理的思考力、表現力(特に証明問題)が身につきますし、読書は、読解力、想像力、表現力が身につきます。
他の科目は、ほとんどが暗記中心ですので、極端な話、この二つをしっかりやっておけば、他はそこそこでも十分中学生以降で対応可能です。逆に、この二つをおろそかにしていると、記憶中心のパターン学習でそれなりに対応できていても、いずれつまづく可能性が高いです。つまづかなくても、数学が苦手になり、文系を選択せざるを得ない人も、実はこの算数の応用問題がしっかりできていなかったことが多いのです。

【算数の応用問題】
まずは、こどものレベルを確認する必要があります。例えば、小学校4年生の分数について、基本的な考え方や計算方法などは理解させた上で、簡単な応用問題から高度な応用問題まで、5段階ぐらいに分類した問題を自力で解かせます。
こどもの習得度合いや能力に応じて、そのこどもの現時点でのレベルが分かりますので、現在のレベルの一つ上の応用問題を解く練習をさせるのです。
大事なのは、自分の現在のレベルより少し難しいレベルの問題を自力で解かせることです。難しすぎたらできませんし、簡単すぎたら勉強になりません。このこどものレベルを見極めて、頑張ればできそうだという問題を自力で解かせることが大事なのです。

こどもは、そういう問題であれば、どんなこどもでも一生懸命考えます。考えるに際しては、いきなり計算式などを書くのではなく、問題文の意味を考えさえ、それを絵や図に書かせて、それを見ながら考える練習をさせてください。
計算問題やパターン学習中心にやってきたこどもは、すぐに問題の中の数字を組み合わせて計算式を書こうとしますが、それでは考える力は身につきませんので、問題文の意味をビジュアル化して考えて、どういう計算をしたら良いのかを考えさせるのです。

これは、どれだけ時間がかかっても構いません。むしろ、あまり考えない問題を大量に解いても考える力は身につきませんので、1時間かけても一つの問題を自分で考えて解かせることが大事なのです。
こどもが考えている間は、基本的に口を出さないようにしてください。こどもが詰まったら、すぐにアドバイスする人が多いですが、それではせっかく自力で考えてきたプロセスが台無しになってしまいます。アドバイスする場合も、極力ヒントは言わずに、疑問系(これはどういうこと?なぜこうなるのかな?等々)で自分で気がつくようにさせます。
普段集中力のないこどもでも、このやり方でしたら、平気で一時間ぐらい集中して考えます。その間は、ひたすら口を出さずに我慢してください。教えないことが重要なのです。

問題が解けたら、自分で、問題文の意味と、自分で書いた絵や図と、計算式と答えについて説明させます。説明させることで表現力も向上します。
たまたま、計算式が合っていたこどもは(簡単な問題なら、数字を組み合わせて掛けるか割るかなどすれば正しい計算式になることがありますので)、考え方が説明できませんので、もう一度考えさせます。
重要なのは、答えを出すことではなく、自分で考えるプロセスなのです。

長くなりましたので、この続き(読書についてと、これらを自立的学習法で一人で多人数を教える方法)については、明日お話します。

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プロフィール

山本越郎

Author:山本越郎
30年間勤務した生命保険会社を早期退職して、世の中の頑張っているけど上手くいかずに困っている方々を助けるために、教育問題と医療問題に取り組んでいます。
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